かつて福村出版さんから上下2冊本で刊行され、長らく復刊がまたれていた「大地のノモス」 新田邦夫 30年ぶりの改訳で復刊。 シュミットの「具体的秩序思想」「陸地取得史観」の全体像。 巻末に「訳者...

道徳、法と統治、経済の三つの世界に立脚するスミスの市民社会体系を生産力の体系と捉え、その理論構造を明らかにし、「市民社会」という概念が社会科学における最も基本的なカテゴリーであることを論証する。

近代日本の経済、産業発展に不可欠な鉄道の導入と普及に努めた渋沢栄一。反対していた鉄道国有化について、なぜ容認を経て再び反対へと主張を変えたのか。 五代友厚との関わり、東北振興への挑戦や朝鮮半島での鉄道...

ポンジ・スキームやねずみ講などのあらゆる詐欺の手口や、世を騒がせた巨額詐欺事件、投資スキャンダル、架空取引、ホワイトカラー犯罪、金利の不正操作など、金融犯罪事件とその背景を金融のスペシャリストが解説する...

それまでの原子力損害賠償制度は破局的事故に対して無力だった。3・11後、その不備をいかに乗り越え損害賠償スキームが構築されたのか、東京電力はなぜ破綻せず「国有化」されたのか、その経緯を明らかにした。

面白くてためになる、わかりやすい名著『判例百話』を、「法学入門」を含め、新字新仮名で改題完全復刊。 著者はNHKドラマ「虎に翼」の重要人物のモデルとしても脚光を浴びた。

1928年の第一回普通選挙を題材に、普選法の成立過程から、選挙結果、党派別得票数、選挙干渉の統計的分析、欧米を例にした選挙制度の比較考察など、一世紀前の議論にもかかわらず、今日もなお示唆に富む研究。

【状態】B：傷みや汚れあり（カバー、天地、小口に経年の埃汚れ等があります。中面には傷みはありません）

『蜂の寓話』へ与えられた守旧派の非難を解体し、世俗世界における「商業社会としての市民社会」の到来を説く。正編を精緻化するためにマンデヴィルによって書き下ろされた「対話篇」を新訳・続刊。

◆鉄道が歴史の中でどのような発展を遂げ、社会や経済にどのような影響を与えてきたかを学術的に知ることができる読む事典。 ◆日本だけでなく、欧米諸国やアジア・アフリカ・南米などの海外の歴史や鉄道技術の歴史...

経済学の祖アダム・スミスの主著『国富論』を、当時の文脈の中において縦横に読み解き、彼の考え方が実際どのようなものであったかを明らかにする。スミス並びに彼の経済学の現代的意味について改めて考える。

「何」が正義の本当の課題とみなされ、「誰」が正義の本当の主体とみなされるのか。本書は正義の秤＝尺度をめぐる諸難題をえぐり出し、批判理論化のもとで統合する。

国家が国民の移動手段を合法的かつ独占的に掌握するのに決定的な役割を果たしたのがパスポートであった。その国際的なシステムの確立過程と現代的な意味を問う。

戦時下の掠奪が合法とされていた中・近世ヨーロッパ世界をその法観念から浮き彫りにし、さらに掠奪を非合法化する近代世界の誕生を描き出す。

死刑廃止を初めて明確に提唱した近代刑法革命の金字塔を、ベッカリーア自身が手掛けた決定版にもとづき刊行する。充実した解説・訳注・年譜付。