新着レビュー
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筒井康隆全集 全24巻
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たばこの本棚 5つの短篇と19の随想
たばこの本棚所収 煙草と悪魔
無駄を削ぎ落とした彫刻のような表現で、人間の醜い心理を暴く芥川の短編のひとつ。
この作品に登場する悪魔の狡猾さに脱帽します。
数百年前に悪魔から煙草がもたらされて以来、未だに人間は煙草と決別できず紫煙に親しんでいるが、その意志の弱さが人間らしい。
「悪魔の陰謀には抗えない」そんな諦観を抱かせる作品です。 -
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恐るべき旅路 火星探査機「のぞみ」のたどった12年
最高
楽しくておもしろくて最高
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おおきな木
こころがあったまります。
小学生時代に母が読み聞かせてくれたのがこの本との出会いでした。その時、すごく心の温まる話だなーと思いましたが大学生になってから読んでも同じような気持ちになります。とても優しくて後味の素敵な本です。どんな年代の人が読んでも素敵な気持ちになれるのではないかと思います。私自身も、親戚の子に読んであげたいなーと思っております!
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私説昭和文学
文学作品の趣
昭和に生きた小説家(太宰治、永井荷風、 梶井基次郎、坂口安吾)自身が主人公になって物語が綴られていますが、それぞれの人間としての心象風景が垣間みられる様な文学作品の趣があります。
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あかく咲く声 全3巻
静かで優しい
「夏目友人帳」と出会い、緑川先生の作品をもっと読みたいと思い、手に取りました。
作品自体に流れている空気は「夏目友人帳」と同じような、優しいものです。
人とは違う、「声で人を操る」ことができる能力を持った普段はクールであまり人と関わらない少年と、その少年に恋をした女の子の話です。
男の子に近づきたいがために女の子は様々な事件に巻き込まれていく。
男の子も女の子も少しずつ成長していく。
素敵な作品です。
とても優しい物語だと思います。
絵は初期のものなので好き嫌いがあるかと思いますが、素敵なお話なのでお勧めです。 -
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クトゥルフ神話TRPG キーパーコンパニオン 改訂新版
TRPGに絶対必要
ネットで公開されているものもありますが、分量が多いので、プリントアウトが大変。待っていました。本当に助かります。
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解体屋外伝 <いとうせいこうレトロスペクティブ>
暗示の外に出ろ、俺たちには未来がある
いとうせいこう氏は多方面で活躍しています。
今年、『想像ラジオ』という久々の小説作品で、芥川賞にもノミネートされ、その後、野間文芸新人賞を受賞しました。震災と向き合った小説です。この小説の登場により、過去の彼の作品が装丁を新たにして復刊しました。
若い世代のなかには、ミュージシャンとして、TVタレントとして、また、マルチなプロデューサーとしてのいとう氏は知っているが、小説を読んだことがない、という方もおられるかもしれません。
いとうせいこうの小説が未体験、という羨ましい方には、ぜひ本書と『ワールズエンドガーデン』の二冊を読んでみていただきたいです。
言葉に宿る独特のグルーヴ感とアジテーション、スピード感には、肉体的に味わう読書の快感があり、身体としての脳にもダイレクトに触られるかのようです。
この作品は、解体屋という、新興宗教や自己啓発セミナーなどでかけられた暗示・洗脳を解くことを仕事にしている男が主人公で、『ワールズ〜』からのスピンアウト作品です。独立しても楽しめますし、あちらを先に読んでもいいと思います。
作品のテイストとしては、こちらの方が、解体屋というキャラクターの軽みのある魅力的な造型もあって、外伝らしくエンタメ色が強く仕上がっています。
いとうせいこう氏は、震災後の音楽イベントで、解体屋を地でいくパフォーマンスを披露していました。本書を読んだ後に、以下の動画を見ると、ぞくっとくるのではないかと思います。この暗示と洗脳に満ちた作品のなかの世界は、本のなかに閉じこめておける対象的なものではない。今、自分たちが生きている現実と地続き、あるいは、この現実そのものなのだ、と日々を見る目が変わる気がしました。
http://m.youtube.com/watch?v=wWfajsFpHoA&desktop_uri=%2Fwatch%3Fv%3DwWfajsFpHoA -
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ばかと40人の青年
キンさん
いまやテレビでも活躍中のキン・シオタニさんの初期の作品。
井の頭公園で売っていたのが懐かしい! -
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地底の世界ペルシダー・シリーズ 全7巻
地底シリーズも面白い
バローズの中では火星シリーズが一番好きですが、この地底シリーズもめちゃくちゃ面白くて、夢中になって読みました。
自分は古本屋でたまたま見つけて手に入れることができたのでラッキーでしたが、もし復刊されたら新本でそろえて子供に読ませたいシリーズです。 -
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風雲児外外伝 松吉伝
小説の悪役?
松吉さんは戦中・戦前を舞台にした小説では100%悪役の憲兵さんですが、義理も人情もある硬骨漢! 自分が捕えた相手からも慕われる男の中の男の生き様を楽しんでください。
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これはおひさま
小さい頃読んでいました
小さい頃大好きだった絵本でした。
自分に子どもが出来て読んであげたかったので、ちょっと早いけれど購入。
まだ1歳なので、今は絵を見せて、おひさまだね、とかパンだねとか牛さんだねとか言うくらいです。
もう少し大きくなったら、きっと喜んでくれると思います。 -
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クリスタニアRPG
これ1冊でOK!
多くのサプリメントや別冊を買う事が必要になるTRPGが多い中でこのTRPGはこれ1冊で全てが揃います。
特にシナリオは水野先生自らの書き下ろしで、プレイヤーキャラクターはクリスタニアの神獣に関わる大冒険を繰り広げる事となります! -
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パシフィック・リム ビジュアルガイド
必読
映画を観る前はさほど興味は無かったですが見たあとじゃ違います!
事細かく書いてありニヤニヤが止まりません。
運良く自分は購入出来ましたが、まだ購入出来ていない方は安く(定価)で見つけたら購入さえる事をおすすめします。 -
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ホルトハウス房子 私のおもてなし料理
エッセイとしても楽しい
この本はエッセイとしても、料理の本としても楽しめる一石二鳥の本ですね。クリスマスやいろんなイベントに合わせた料理が満載で、写真を見ているだけでもこころが癒されます。
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METHODS ~押井守「パトレイバー2」演出ノート
METHODS ~押井守「パトレイバー2」演出ノート
ずっと欲しかったパトレイバー2の演出ノートがついに復刊ドットコムで再販ということで即購入でした!内容にも大満足!掲載されているレイアウト一つ一つに解説がついており、何を目的としてその構図が入れられているのか、どんな演出効果があるのかがわかりやすく説明されています。演出・レイアウトを勉強しているアニメーターさんは是非購入することをおススメします。素晴らしい一冊です。
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5五の龍
5五の龍はぜひ読みたい
5五の龍は最初の本格的な将棋漫画と言える本です。田中寅彦九段が監修していたマンガで、どうすればプロになれるのか、将棋界とはどういうところなのかが分かる内容です。
実際この漫画が連載されていた時、将棋界に入りたいという少年が増えたということです。
将棋の実力がないのに、プロになりたいという子供が出たくらい影響力のある漫画です。
将棋はもちろん、将棋界の仕組みなども分かるので、将棋に関心のある人はもちろん、将棋に興味のない人でも読める内容です。
この漫画で将棋に、将棋界に興味を持って欲しいと思います。 -
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ホルトハウス房子 私のおもてなし料理
おもてなし精神が伝わります
いま流行語にもなっている「おもてなし」精神いっぱいの料理がたくさん出てきます。特に、写真とアイデア満載で、マネしてみたくなる一冊ですね。
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ブラック・ジャック大全集 全15巻
色褪せぬ名作!
既にブラックジャックは全巻所有しているのですが、秋田書店のを、フルカラーで再編集されて発売されているとあって俄然欲しくなりました。一冊だけ試しに先ずは買って読んでみたところ、まるで映像化されたオリジナルアニメを見ているかのような臨場感溢れる作りに手に汗を握り食い入るように読み耽ってしまいました。今にも画が動きだし、私の頭の中では声優さんの声が聞えたような錯覚さえするほど。何度も読み返しているブラックジャックですが、今回も全く退屈することなく作品を満喫できました。バーチャルリアリティーという言葉に倣い、さしものバーチャルアニメといったところですか。お奨めです!
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生ける屍
分類不能なジャンルミックス小説
いやはやなんとも分類不能なジャンルミックス小説。題名は「会社の言うがまま仕事に没頭する主人公のうつろさ」を恋人が評した言葉。つまり核には純文学的なテーマがあるように見えるのだが、それと裏腹にストーリーは幻想サスペンス、ないしミステリと冒険小説の混合物に仕上がっている。研究所の掃除婦の死という謎への解決は最後にあるからミステリの形式を守ってはいるのだが、正直おまけ程度の扱いで、丸ごと削除しても問題ないぐらい影が薄い。むしろ、特異な独裁体制下の島国での魔術の蔓延と、その中で繰り広げられる過酷な人体実験とそこからの脱出スペクタクル、が話の肝に見える。一切の感情移入を拒否する醒めて乾いた理知的な文体でのリアルな描写の緊張感。ジャンル文法を殆ど無視した展開で、先が全く読めず、そもそもミステリなのか冒険小説なのか不条理幻想小説なのかすら判別困難。「キングとジョーカー」もそうだったけど、ジャンルの鋳型を求めるタイプの読者を排除するとっつきの悪さが、良くも悪くもこの作者の特徴かも知れない。
俗物図鑑最高!
多作の筒井康隆の作品の中でも、私が一番好きなのは
『俗物図鑑』
です。
こんなにバカバカしくて面白い、そして考えさせられる小説はめったにありません。
筒井康隆のパロディー、ドタバタ、ナンセンスのエッセンスが全部詰まっています。また、筒井康隆がこの小説を書くまでに蓄積してきた素養も十分に発揮されています。
何度読んでも抱腹絶倒し、読後の満足感も衰えません。
ぜひ広く読んでいただきたい小説です。