「書物復権2021」 復刊リクエスト一覧 (投票数順)
書物復権2021 ごあいさつ
2021年、第25回目の11社共同復刊、今回も多数のリクエストをいただきありがとうございました。
2月28日までの期間中に、紀伊國屋書店内公式サイト、復刊ドットコムの特設サイトおよびFAXで、受けつけたリクエストは総数約4,200票、最多書籍には126の票が寄せられました。いただいたコメントには、それぞれの書目に対しての皆さまからの熱心な要望が伝わっており、各発行出版社はこの結果を元に、復刊書目の選定をいたしました。今回の共同復刊で実現で
きなかった書目からも、各社独自の方法で復刊を予定している場合もあり、1点でも多くの品切れ書の復刊の実現にむけて努力してまいりますので、今後の各社の復刊情報にご注目くださるようお願いいたします。
今回、各発行出版社の判断により復刊を決定した書目は43点43冊。書籍は5月下旬より全国約200の協力書店店頭にて展示されますので、足をお運び頂けましたら幸いです。
今年も充実した復刊ラインナップができました。来年以降も、読者の皆様のご期待に添えるように活動を継続させて参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
復刊書籍について
【書物復権2021】に多数のリクエストをいただき、誠にありがとうございました。
全43タイトルの書籍の復刊が決定しました。
いずれも5月下旬以降の発売予定で、ただいまご予約を受け付けております。
書物復権2021 参加出版社
復刊リクエスト100件
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自己喪失の体験
投票数:56票
エックハルトの本を読み始めました、あるサイトでバーナデットロバーツの体験と彼エックハルトの体験談が少しだけ載ってました。 自分とは無縁でないような気がしてなりません。あの内容を自分とも関わりあ... (2002/12/25) -
復刊商品あり
聖なるもの
投票数:46票
私は現代日本のあらゆる問題に世間という宗教の崩壊があると思いました。この世間は日本神道とつながりがありそれは天皇制の問題に通じています。宗教には世界宗教と民族宗教に分けられますが、世界で残って... (2003/05/28) -
復刊商品あり
チーズとうじ虫 16世紀の一粉挽屋の世界像
投票数:30票
無名の個人を発掘して歴史化するという、かつて無い試みを追体験出来る素晴らしい本だと思います。大学の授業でも取り上げられており、興味深い内容です。 (2021/02/27) -
復刊商品あり
誤差論
投票数:28票
ガウスの有益で貴重な本である。 (2021/01/05) -
人と超人/ピグマリオン ベスト・オブ・ショー
投票数:18票
1995年に講談社英語文庫でも発行されたが、現在は廃刊。シェークスピア以来の劇作家を称されるバーナード・ショーの代表作が、日本語で全く読めない状態というのは大変に残念なこと。なお、主な作品は、... (2004/07/13) -
シオラン対談集
投票数:17票
シオランの研究をしているので資料として必要だから (2021/01/14) -
復刊商品あり
ワット
投票数:15票
サミュエル・ベケットを読んでみたいから (2021/01/05) -
復刊商品あり
マルク・ブロック 封建社会
投票数:13票
みすず書房からの版が出続けているのだからこちらが絶版でも問題ないだろう…というのは分からなくはないが、これだけの面子が揃っての、それもみすず版の訳語を踏まえて意識的に改善を施して完成した翻訳の... (2021/02/07) -
復刊商品あり
欲望の現象学 ロマンティークの虚偽とロマネスクの真実 新装版
投票数:7票
ドストエフスキーの作品を読み解くうえで必読の参考文献です。 本書をテキストとして読書会を持ちたいのですが品切れで、中古では現在(2020/04/22)1万円以上の価格となっています。 税抜... (2020/04/22) -
復刊商品あり
ラヴェル
投票数:7票
ジャンケレヴィッチの傑作。書評でも高い評価を受けているが、古書で、異常な高値がついている。こういう本が適正な価格で読めないのは、読書界だけでなく、音楽界、哲学界の損失。 (2016/09/15) -
不健康は悪なのか 健康をモラル化する世界
投票数:6票
医療倫理学のなかでも、公衆衛生の倫理において重要な分配の倫理や行動変容の倫理について議論した数少ない日本語の著作であるから。 (2021/02/21) -
復刊商品あり
総力戦体制と「福祉国家」 戦時期日本の「社会改革」構想
投票数:6票
このような現代的意義の高い著作が採算のためだけに絶版になっているのは非常に残念です。是非復刊をよろしくお願いします。 (2021/01/16) -
復刊商品あり
古事記研究
投票数:6票
「史実として受け入れよ」のには当然ながら反対、同時に「支配のためにつくられたもの」として無き物とするのは違うと思っています。古事記からわかることが沢山あるはずで、そのための手がかりとして本書の... (2020/01/06) -
延長された表現型 自然淘汰の単位としての遺伝子
投票数:6票
『利己的な遺伝子』はすばらしい本だったので。続編も是非。 (2021/01/06) -
天皇制国家の支配原理
投票数:6票
藤田省三は確かに難解ではあるが、何度も立ち返るべき古典としての価値を備えている。復刊によって、出版業界にはそのような思考を触発する本を人びとが手に取りやすくなるようにしていただきたい。(本書に... (2021/01/16) -
ダッハウ収容所のゲーテ
投票数:6票
極限状況での文学がどのように消費されたのか、史実として非常に興味深いです。 (2012/01/11) -
鯨と原子炉 技術の限界を求めて
投票数:5票
技術が持つ政治性をえぐる本書を下敷きにしなければ、現代の問題の語り方が表面的になってしまいます。ぜひ、復刊し、広く読まれることが必要です。 (2022/09/08) -
復刊商品あり
日本森林行政史の研究 環境保全の源流
投票数:5票
貴重な行政史・林政史の研究書であるが、現在古書店でも入手困難であるから。 (2007/12/14) -
古書修復の愉しみ 新装版
投票数:4票
博物館、図書館などで、どのように修復、保全作業が行われているのか知ることのできる一冊。もっと光のあたるべきフィールドだと思います。 (2021/02/26) -
復刊商品あり
偶然とは何か 北欧神話で読む現代数学理論全6章
投票数:4票
くじ引き、量子力学、不完全性定理、金融オプションなどを扱う数学理論なら内容がおよそ想像できる。しかし、これが北欧神話と何の関係があるのか。読んでみたい。単なるこじつけに終わるのかもしれないがそ... (2021/01/05)
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