牡猫ムルさんの公開ページ 復刊投票コメント一覧 3ページ
復刊リクエスト投票
木場宏氏の努力によりハイネの散文が殆ど紹介されたので(わずか美術論を残すのみだが)、今度はこの詩集を復刊する番。訳業としても、これだけ纏まったものは価値があると思う。それになんと言っても、造本が素晴らしい。装丁は赤の布地に黒と鬚文字のドイツ語が金色で刺繍されており、豪華で、堅固な造りである。こういう贅沢な本は、手元に置いておきたい。
2008/08/09
復刊がシュピーリの文筆活動の幅広さを再認識する、よすがとなるため。実際、日本でかってシュピーリの全集(実際は選集だろう)が出ていたことは、ヨーロッパの人には驚きで、最近訳されたミッシェル・ヴィスメールの『ハイジ神話』にも、その驚きようが率直に記されている。ハイジに関しては、他にもこれが剽窃だと告発した研究書が訳されたり、日本人の手になる文献もちらほら目につくようになった。翻訳を復刊しても、いいころだろう。
2008/08/02
昔、持っていたけど、部屋が手狭になったため、止む無く売ってしまったという苦い経験がある。ベルンハルトは他の作品が続々と紹介されているので、これを機会に復刊して欲しい。池澤夏樹の個人編集の世界文学全集が話題になっているが、『石灰工場』は選ばれてもおかしくないくらい、個性的な作品。紹介が早すぎたのかも知れない。
2008/06/25
復刊するのは岩波版でなくとも、河出版でも構わない。訳を比較したことが無いので、どちらの版が良いのか判断はできない。唯、復刊を機にテンニエスの業績そのものを見直してもらいたいので、投票しました。彼は『ゲマインシャフトとゲゼルシャフト』の著者だけではなく、他の著作も近年高く評価されている。例えば『慣習論』は60年代に英訳され,Kritik der Offentlich Meinungもハーバーマスが『公共性の構造転換』で言及したため、俄かに注目され、ドイツでは復刊されたという経緯を持つ。是非、復刊を契機に、テンニエスが更に紹介されんことを望みます。
2008/02/27
復刊するのは岩波版でなくとも、河出版でも構わない。訳を比較したことが無いので、どちらの版が良いのか判断はできない。唯、復刊を機にテンニエスの業績そのものを見直してもらいたいので、投票しました。彼は『ゲマインシャフトとゲゼルシャフト』の著者だけではなく、他の著作も近年高く評価されている。例えば『慣習論』は60年代に英訳され,Kritik der Offentlich Meinungもハーバーマスが『公共性の構造転換』で言及したため、俄かに注目され、ドイツでは復刊されたという経緯を持つ。是非、復刊を契機に、テンニエスが更に紹介されんことを望みます。
2008/02/27
ラスキにせよ、コール、トーニーにせよ、こうした「社会主義者」達は既に耐用年数が過ぎたように言われるが、イギリス社会をみる時、今なお新鮮な考察を含むと思う。その意味では、まだ立派な基本文献である。コール、トーニーに関しては、基本文献という認識すらないので、復刊を機会に彼らの業績を再検討してもらいたい。
2008/02/27
トーニィーのこの書は『宗教と資本主義の興隆』というタイトルで岩波にも入っており、比較的に入手は簡単だと思うが、訳文は岩波版よりこの河出版を押したい。岩波版は訳者は有名な研究者だが、如何せん訳文が少し生硬な気がする。訳者の阿部行蔵については河出版『プロ倫』で述べたので繰り返さない。言いたい事は、訳者の知名度がどうであれ、仕事、つまり翻訳の質でその本を評価すべきではないだろうか。
2008/02/27
例えばガタリの『アンティ・オイディプス』などを読んでいても、西洋人の『エディプス王』に対する基本的なイメージが先入主となって議論が展開されているふしがあり、どうもその辺りを把握していないと議論がしっくりしない事があるが、これは何もガタリばかりではないだろう。本書はそうした西洋人が持っている悲劇の一般的なイメージを提供してくれるという意味では貴重な教養書である。『ヨブ記』の論考も面白い。是非、復刊を。
2007/07/14
鹿島茂氏の『悪党が行く』が出たので、これを機会に再読してみた。鹿島氏の本が個々の作品のキャラクターに焦点を当てているのに対し、モンテサーのはスペイン17世紀バロック文学から20世紀までの西洋文学の作品を概観している。ラテン文学まで言及しているのは、先見の明というべきだろうか。19世紀以降の小説作品は、圧倒的に女性が中心で、そのせいか『世紀末の新しい女』とか『○○の女性像』などという本はよく見かける。考えれば「男」が光っていたのが、このピカレスク小説群ではないかと思う。よくぞ訳したと思う。渋くて、痛快な「男」がいる文学がもっと語られてもいいと思う(同性愛とかではなく)。最初に推薦した人にも敬意を表します。この本が「復刊ドットコム」に登録されているとは意外というか、嬉しかったです。
2007/06/28
鹿島茂氏の『悪党が行く』が出たので、これを機会に再読してみた。鹿島氏の本が個々の作品のキャラクターに焦点を当てているのに対し、モンテサーのはスペイン17世紀バロック文学から20世紀までの西洋文学の作品を概観している。ラテン文学まで言及しているのは、先見の明というべきだろうか。19世紀以降の小説作品は、圧倒的に女性が中心で、そのせいか『世紀末の新しい女』とか『○○の女性像』などという本はよく見かける。考えれば「男」が光っていたのが、このピカレスク小説群ではないかと思う。よくぞ訳したと思う。渋くて、痛快な「男」がいる文学がもっと語られてもいいと思う(同性愛とかではなく)。最初に推薦した人にも敬意を表します。この本が「復刊ドットコム」に登録されているとは意外というか、嬉しかったです。
2007/06/28
ディルタイの主要著作。内容はドイツ・ロマン派文学論だが、同時に教養小説論でもある。特にヘルダーリンの箇所は。教養小説に絶大な関心を寄せ、ヨーロッパ小説の中心と考えるミハイル・バフチンもその著書でかなりディルタイの影響を受けている。19世紀後半を代表する文学理論(というより文芸理論と言ったほうが相応しいかもしれない)だけに絶えず参照できるような状態が望ましい。
2007/04/27
文学、絵画などの芸術活動が如何に社会の動向に左右されるかを、豊富な例を用いて示してくれる。よく文学作品や絵画などを時代の文脈に置いて考察するというが、本書におけるハウザーの姿勢こそ、それを体現したものだろう。と同時に、こういう観方こそ、良い意味での教養だという気がする。類書があるようで、匹敵する本はなかなか無いと思う。是非、復刊して欲しい。図版つきで。
2007/04/27
文学も含めた芸術の世界で大成するには、現実の生活において血も滲むような苦労と努力が必要だ、と信じている馬鹿がいまだに居る。アカデミズムの文学研究者も例外ではない。一見、流行の文学理論めいたことを喋っておきながら、意外とダサイ面が顔を覗かせるのが居る。○○の世界は悲劇的であるがゆえに偉大だ(!?)と平気でのたまったりする。こういう馬鹿を粉砕するためにも、是非、復刊してもらいたい。絶版にしておくには、もったいない名著。
2007/04/21
哲学の概説書は数多くあるが、哲学史上の諸問題とその現代哲学における展開をこれほど要領よく纏めた優れた入門書は、他に見当たらない。哲学者としては無論、教育者としてのハルトマンの優れた手腕と思考を見るような気がする。図を用いて哲学的な思考を促すという、今日では当たり前の事も、ハルトマンは既に行なっている。本書が、単なる入門書を超えた哲学書と謂われる所以である。
2007/04/12
マクシミリアン・リーベンワインの挿絵がこのメルヘンの雰囲気を良く表している。忘却の彼方に埋没させておくにはもったない一冊だ。東京以外の小出版社の本は、翻訳はもとより学術書まで、一度、絶版になると、まず陽の目を見ない。それでも、良書が沢山、埋もれている。かって東洋文化社に別の本を注文をだしたところ、「生憎、その本はまだ出ておりません・・・」とすまなそうな返事。あれから十年。再起をかけた出版社も結局、廃業。買って置けば良かった、と思う本は他にも沢山ある。復刊は無理とあきらめず、実績作りという意味もあり、提案しました。実際、リーベンワインの挿絵のついたこのメルヘンは、沢山の読者(特に猫好きの人)に手にとってもらいたい気にさせる。
2007/04/01
マクシミリアン・リーベンワインの挿絵がこのメルヘンの雰囲気を良く表している。忘却の彼方に埋没させておくにはもったない一冊だ。東京以外の小出版社の本は、翻訳はもとより学術書まで、一度、絶版になると、まず陽の目を見ない。それでも、良書が沢山、埋もれている。かって東洋文化社に別の本を注文をだしたところ、「生憎、その本はまだ出ておりません・・・」とすまなそうな返事。あれから十年。再起をかけた出版社も結局、廃業。買って置けば良かった、と思う本は他にも沢山ある。復刊は無理とあきらめず、実績作りという意味もあり、提案しました。実際、リーベンワインの挿絵のついたこのメルヘンは、沢山の読者(特に猫好きの人)に手にとってもらいたい気にさせる。
2007/04/01
これほどの作家の小説、絵画論、文学論が昔は纏まって出ていたにも拘らず、今となっては読めないというのは殆ど、犯罪的な気がする。19世紀フランス文学などかってほどの人気は無いだろうが、やはり正統的な、ロマンスの薫り高い小説を望む読者は今でも多いのではないだろうか。潜在的な読者は多いと思うので、復刊の価値は大いにあると思う。
2007/03/31
文例が全て文学作品からの引用で、今の受験参考書では見られない重厚さがある。英文の解釈も理詰めでわかりやすく、文学作品の読解にも充分役に立つ。受験参考書は使い捨てが相場になっているが、こういう本は受験参考書という先入観を捨てて、それこそ末永く用いたい。そのためにも是非、復刊を。ところでドイツ語、フランス語で類書があれば、誰か復刊を提案していただけないだろうか?
2007/03/24
この作品集がでたのは学生時代で、まさにバブルがはじけんとする直前だったと思う。出版自体がニーチェの言葉を借りれば、反時代的な「事件」のような気がしたけど、今のように慌しい時代にこそ相応しい作家。かっては流行したが、忘れらた作家を丹念に発掘し、出版する出版社が関西には多く、文学愛好家には頼もしい限り。出来たらベルトラムの『シュティフター論』も一緒に訳してもらいたいが。この復刊の提案に大賛成します。こちらのリクエストも応援宜しく。
2007/03/22
全集で奇跡的に訳出されただけで、それ以降はなかなか入手できない。アイヒェンドルフの代表作だけに、埋没させておくにはもったいない気がする。地味で派手さはないが、末永く読み継がれてもいいと思う。このような作品の翻訳を、学者先生の単なる業績に終わらすのはいかにももったいない。ドイツ・ロマン派ファンならこの作家のよさは十分理解されるはず。静かなるご支援を!!!
2007/03/21