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牡猫ムルさんの公開ページ 復刊投票コメント一覧 3ページ

復刊リクエスト投票

  • ゲマインシャフトとゲゼルシャフト 純粋社会学の基本概念 上・下

    【著者】テンニエス

    復刊するのは岩波版でなくとも、河出版でも構わない。訳を比較したことが無いので、どちらの版が良いのか判断はできない。唯、復刊を機にテンニエスの業績そのものを見直してもらいたいので、投票しました。彼は『ゲマインシャフトとゲゼルシャフト』の著者だけではなく、他の著作も近年高く評価されている。例えば『慣習論』は60年代に英訳され,Kritik der Offentlich Meinungもハーバーマスが『公共性の構造転換』で言及したため、俄かに注目され、ドイツでは復刊されたという経緯を持つ。是非、復刊を契機に、テンニエスが更に紹介されんことを望みます。(2008/02/27)
  • 『世界教養全集 イギリスの社会主義思想17』

    【著者】ラスキ、コール、トーニー

    ラスキにせよ、コール、トーニーにせよ、こうした「社会主義者」達は既に耐用年数が過ぎたように言われるが、イギリス社会をみる時、今なお新鮮な考察を含むと思う。その意味では、まだ立派な基本文献である。コール、トーニーに関しては、基本文献という認識すらないので、復刊を機会に彼らの業績を再検討してもらいたい。(2008/02/27)
  • キリスト教と資本主義の興隆(阿部行蔵訳)

    【著者】トーニィー

    トーニィーのこの書は『宗教と資本主義の興隆』というタイトルで岩波にも入っており、比較的に入手は簡単だと思うが、訳文は岩波版よりこの河出版を押したい。岩波版は訳者は有名な研究者だが、如何せん訳文が少し生硬な気がする。訳者の阿部行蔵については河出版『プロ倫』で述べたので繰り返さない。言いたい事は、訳者の知名度がどうであれ、仕事、つまり翻訳の質でその本を評価すべきではないだろうか。(2008/02/27)
  • 悲劇の探求

    【著者】R.B.シューウォル

    例えばガタリの『アンティ・オイディプス』などを読んでいても、西洋人の『エディプス王』に対する基本的なイメージが先入主となって議論が展開されているふしがあり、どうもその辺りを把握していないと議論がしっくりしない事があるが、これは何もガタリばかりではないだろう。本書はそうした西洋人が持っている悲劇の一般的なイメージを提供してくれるという意味では貴重な教養書である。『ヨブ記』の論考も面白い。是非、復刊を。(2007/07/14)
  • 悪者の文学

    【著者】フレデリック・モンテサー

    鹿島茂氏の『悪党が行く』が出たので、これを機会に再読してみた。鹿島氏の本が個々の作品のキャラクターに焦点を当てているのに対し、モンテサーのはスペイン17世紀バロック文学から20世紀までの西洋文学の作品を概観している。ラテン文学まで言及しているのは、先見の明というべきだろうか。19世紀以降の小説作品は、圧倒的に女性が中心で、そのせいか『世紀末の新しい女』とか『○○の女性像』などという本はよく見かける。考えれば「男」が光っていたのが、このピカレスク小説群ではないかと思う。よくぞ訳したと思う。渋くて、痛快な「男」がいる文学がもっと語られてもいいと思う(同性愛とかではなく)。最初に推薦した人にも敬意を表します。この本が「復刊ドットコム」に登録されているとは意外というか、嬉しかったです。(2007/06/28)
  • 体験と創作

    【著者】ウィルヘルム・ディルタイ

    ディルタイの主要著作。内容はドイツ・ロマン派文学論だが、同時に教養小説論でもある。特にヘルダーリンの箇所は。教養小説に絶大な関心を寄せ、ヨーロッパ小説の中心と考えるミハイル・バフチンもその著書でかなりディルタイの影響を受けている。19世紀後半を代表する文学理論(というより文芸理論と言ったほうが相応しいかもしれない)だけに絶えず参照できるような状態が望ましい。(2007/04/27)
  • 芸術と文学の社会史 全3巻

    【著者】アーノルド・ハウザー 著 / 高橋義孝 訳

    文学、絵画などの芸術活動が如何に社会の動向に左右されるかを、豊富な例を用いて示してくれる。よく文学作品や絵画などを時代の文脈に置いて考察するというが、本書におけるハウザーの姿勢こそ、それを体現したものだろう。と同時に、こういう観方こそ、良い意味での教養だという気がする。類書があるようで、匹敵する本はなかなか無いと思う。是非、復刊して欲しい。図版つきで。(2007/04/27)
  • 芸術家伝説

    【著者】E. クリス、    O.クルツ

    文学も含めた芸術の世界で大成するには、現実の生活において血も滲むような苦労と努力が必要だ、と信じている馬鹿がいまだに居る。アカデミズムの文学研究者も例外ではない。一見、流行の文学理論めいたことを喋っておきながら、意外とダサイ面が顔を覗かせるのが居る。○○の世界は悲劇的であるがゆえに偉大だ(!?)と平気でのたまったりする。こういう馬鹿を粉砕するためにも、是非、復刊してもらいたい。絶版にしておくには、もったいない名著。(2007/04/21)
  • 哲学入門

    【著者】ニコライ・ハルトマン

    哲学の概説書は数多くあるが、哲学史上の諸問題とその現代哲学における展開をこれほど要領よく纏めた優れた入門書は、他に見当たらない。哲学者としては無論、教育者としてのハルトマンの優れた手腕と思考を見るような気がする。図を用いて哲学的な思考を促すという、今日では当たり前の事も、ハルトマンは既に行なっている。本書が、単なる入門書を超えた哲学書と謂われる所以である。(2007/04/12)
  • ドイツリアリズム文学Ⅰ こねこのシュピーゲル

    【著者】ゴットフリート・ケラー

    マクシミリアン・リーベンワインの挿絵がこのメルヘンの雰囲気を良く表している。忘却の彼方に埋没させておくにはもったない一冊だ。東京以外の小出版社の本は、翻訳はもとより学術書まで、一度、絶版になると、まず陽の目を見ない。それでも、良書が沢山、埋もれている。かって東洋文化社に別の本を注文をだしたところ、「生憎、その本はまだ出ておりません・・・」とすまなそうな返事。あれから十年。再起をかけた出版社も結局、廃業。買って置けば良かった、と思う本は他にも沢山ある。復刊は無理とあきらめず、実績作りという意味もあり、提案しました。実際、リーベンワインの挿絵のついたこのメルヘンは、沢山の読者(特に猫好きの人)に手にとってもらいたい気にさせる。(2007/04/01)
  • キャッツ・マインド-猫の心と体の神秘を探る

    【著者】ブルース・フォーグル著 山崎恵子訳

    猫と人間の関わりは昔からあるけど、それについて教えてくれる本がなかなか見当たらない。といっても身近に猫がいれば、観察すればいいかもしれないが、猫好きな人間としては興味がある。復刊に賛同させてもらいます。(2007/04/01)
  • スタンダール全集 12巻

    【著者】スタンダール

    これほどの作家の小説、絵画論、文学論が昔は纏まって出ていたにも拘らず、今となっては読めないというのは殆ど、犯罪的な気がする。19世紀フランス文学などかってほどの人気は無いだろうが、やはり正統的な、ロマンスの薫り高い小説を望む読者は今でも多いのではないだろうか。潜在的な読者は多いと思うので、復刊の価値は大いにあると思う。(2007/03/31)
  • 英文法詳説

    【著者】吉川美夫

    古本屋でもなかなか入手できない。是非、復刊をお願いしたい。受験参考書といえども、読み応えのある本は偏見を捨てて、続々復刊すべきではないだろうか。復刊希望者の多さに、そんな感想を抱いた。(2007/03/24)
  • 新英文解釈法

    【著者】吉川美夫

    文例が全て文学作品からの引用で、今の受験参考書では見られない重厚さがある。英文の解釈も理詰めでわかりやすく、文学作品の読解にも充分役に立つ。受験参考書は使い捨てが相場になっているが、こういう本は受験参考書という先入観を捨てて、それこそ末永く用いたい。そのためにも是非、復刊を。ところでドイツ語、フランス語で類書があれば、誰か復刊を提案していただけないだろうか?(2007/03/24)
  • 白いオオカミ:ベヒシュタイン童話集

    【著者】ベヒシュタイン

    ドイツ・メルヘンはグリム兄弟以外にもムゼーウス、そしてベヒシュタインなど人材豊富で多彩である。研究、紹介も昔に比べ格段と進み、多様なメルヘンの世界を垣間見る事も可能になったが、肝心のテクストが入手できないのは残念だ。是非、復刊をお願いしたい。(2007/03/24)
  • シュティフター作品集 全4巻

    【著者】アーダルベルト・シュティフター著 高木久雄ほか訳

    この作品集がでたのは学生時代で、まさにバブルがはじけんとする直前だったと思う。出版自体がニーチェの言葉を借りれば、反時代的な「事件」のような気がしたけど、今のように慌しい時代にこそ相応しい作家。かっては流行したが、忘れらた作家を丹念に発掘し、出版する出版社が関西には多く、文学愛好家には頼もしい限り。出来たらベルトラムの『シュティフター論』も一緒に訳してもらいたいが。この復刊の提案に大賛成します。こちらのリクエストも応援宜しく。(2007/03/22)
  • フリードリヒの遍歴

    【著者】アイヒェンドルフ

    全集で奇跡的に訳出されただけで、それ以降はなかなか入手できない。アイヒェンドルフの代表作だけに、埋没させておくにはもったいない気がする。地味で派手さはないが、末永く読み継がれてもいいと思う。このような作品の翻訳を、学者先生の単なる業績に終わらすのはいかにももったいない。ドイツ・ロマン派ファンならこの作家のよさは十分理解されるはず。静かなるご支援を!!!(2007/03/21)
  • わが音楽語法

    【著者】オリヴィエ・メシアン

    非常に珍しい本なので、探して欲しいと同居人に言われて何年かたちました。全然、見つかりません。作曲家の間では大変、評価の高い本と聴きました。リクエストのリストに上がっていると知り、投票させてもらいます。復刊されるといいですね。ついでに私のリクエストにもご賛同願います。宜しく!!!(2007/03/21)
  • 聖書美術館 全5巻

    【著者】松本富士男 島田紀夫 関谷定夫

    ヨーロッパの絵画の主題の多くは聖書かギリシャ神話で、これらを知らないとせっかく絵を見ても、何の事かわからないことが多い。逆に言えば、聖書やギリシャ神話に親しむには、共に膨大な聖書そのものやオヴィディウスの『変身物語』を読むより、絵画に精通していたほうが馴染みやすと思われる。その意味でもこれは画期的な本なので、復刊の提案には賛同させてもらいます。(2007/03/19)
  • 琥珀の魔女

    【著者】マインホルト

    兎も角、読んで面白い怪奇小説で、映画化されても少しも可笑しくない。にも拘わらず、正当な文学史では大衆小説扱いされたせいか、大学図書館でも余り見かけない。「大衆」文学であろうと、「純」(何が「純」なのだ?)文学であろうと、面白くなければ意味は無い。「面白い」とは圧倒的な筆力があるということ。マインホルトの小説はその資格を備えている。投票、宜しく!!!(2007/03/18)

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