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著者 | フレデリック・モンテサー |
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出版社 | 南雲堂 |
ジャンル | 文芸書 |
登録日 | 2001/12/06 |
リクエストNo. | 6763 |
リクエスト内容
西欧文学におけるピカレスク小説研究の書。スペイン、フランス、イギリス文学等におけるピカレスク小説を詳細にわたり解説。年代順作品一覧などもあり大変良い本だと思います。
投票コメント
全2件
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鹿島茂氏の『悪党が行く』が出たので、これを機会に再読してみた。鹿島氏の本が個々の作品のキャラクターに焦点を当てているのに対し、モンテサーのはスペイン17世紀バロック文学から20世紀までの西洋文学の作品を概観している。ラテン文学まで言及しているのは、先見の明というべきだろうか。19世紀以降の小説作品は、圧倒的に女性が中心で、そのせいか『世紀末の新しい女』とか『○○の女性像』などという本はよく見かける。考えれば「男」が光っていたのが、このピカレスク小説群ではないかと思う。よくぞ訳したと思う。渋くて、痛快な「男」がいる文学がもっと語られてもいいと思う(同性愛とかではなく)。最初に推薦した人にも敬意を表します。この本が「復刊ドットコム」に登録されているとは意外というか、嬉しかったです。 (2007/06/28)GOOD!1
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絶版になっているのがとても残念です。是非復刊をお願いしたいです。 (2001/12/06)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2001/12/06
『悪者の文学』(フレデリック・モンテサー)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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牡猫ムル