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著者 | アーノルド・ハウザー 著 / 高橋義孝 訳 |
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出版社 | 平凡社 |
ジャンル | 専門書 |
登録日 | 2007/04/27 |
リクエストNo. | 38458 |
リクエスト内容
アーノルド・ハウザーはハンガリー出身の美術史家で、ベルリン大学などに学んだ経歴を持つ。『芸術と文学の社会史』は原始からルネサンス、近代を経て20世紀初頭に至るまでの芸術作品、活動を主に社会的な立場から、つまり経済、政治の動向から文学、絵画、音楽などの芸術活動のあり方を概観したものである。当然、動員される知識は膨大なもので、何度読んでも、その厚味のある記述には圧倒されてしまう。三巻に分かれている訳書では、まず原始からルネサンスまでに一巻が割り当てられ、次にマニエリスムからロマン主義まで、そして自然主義、印象主義から映画の時代まで、といった具合で、時代は勿論、それぞれの国の芸術状況まで横断的に垣間見ることもできる。復刊の折には、旧版の『芸術の歴史』のように、写真、図版なども収録してもらいたい。
1巻 原始からルネサンスまで
2巻 マニエリスムからロマン主義まで
3巻 自然主義・印象主義から映画の時代まで
投票コメント
全6件
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アーノルド=ハウザーはユダヤ系ハンガリー人で20世紀初頭、哲学者で文芸批評家G.ルカーチのブダペストの日曜サークルで、社会学者のカール・マンハイムらとともに、文化革新運動に参加した。この著作はこのサークルのハウザーへの影響がいかに大きいものであったかを知る意味でも興味深い。また (2008/09/25)GOOD!1
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文学、絵画などの芸術活動が如何に社会の動向に左右されるかを、豊富な例を用いて示してくれる。よく文学作品や絵画などを時代の文脈に置いて考察するというが、本書におけるハウザーの姿勢こそ、それを体現したものだろう。と同時に、こういう観方こそ、良い意味での教養だという気がする。類書があるようで、匹敵する本はなかなか無いと思う。是非、復刊して欲しい。図版つきで。 (2007/04/27)GOOD!1
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芸術史の基本的文献なので是非再刊を望む。 (2012/09/23)GOOD!0
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基本文献 (2011/10/09)GOOD!0
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重厚かつ詳細なヨーロッパ文化史の本が欲しいと考えていました。皆さんのコメントを見て、ぜひ本書を読んでみたいと思いました。 (2009/02/08)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2007/04/27
『芸術と文学の社会史 全3巻』(アーノルド・ハウザー 著 / 高橋義孝 訳)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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つる