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TexsansFanさんの公開ページ 復刊投票コメント一覧 3ページ

復刊リクエスト投票

  • 責任の意味と制度 負担から応答へ

    【著者】瀧川裕英

    戦争責任、戦後責任、植民地責任と、日本社会では過去といかに向き合うかを巡る責任が常に厳しく問われてきたと言って良い。しかし、最近は不祥事を起こしても「責任を果たすために精進する」とのたまう政治家が氾濫することが象徴的に表すように、「責任」というタームが貶められてしまっている。今一度、この重要な概念を鍛え上げ、私たち自身の将来に向かう姿勢を考え直すために、本書は是非、復刊されるべきである。(2022/12/26)
  • 寛容の帝国 現代リベラリズム批判

    【著者】W.ブラウン 著 / 向山恭一 訳

    近年、新自由主義批判の舌鋒鋭い理論書が二冊も(『いかに民主主義は失われていくのか』『新自由主義の廃墟で』)翻訳された政治学者であるウェンディ・ブラウンの、リベラリズム批判。リベラリズムにはまだまだ尽きせぬ可能性があるからこそ、それへの期待を込めた批判であろうと推察する。リベラリズムを学ぶ人はいずれにせよ、こうした真摯な学者の批判には応答し、次へ進まなければならないだろう。法政大学出版のこのシリーズは良書が多いこともあり、ぜひ復刊して欲しい。(2022/12/26)
  • イスラームにおける女性とジェンダー

    【著者】ライラ・アハメド 著 / 林正雄 岡真理 本合陽 熊谷滋子 森野和弥 訳

    日本に住む多くの人びとにとって、イスラームと女性の関係は未だに不可解なものであろう。本書は中東におけるジェンダーについての学知を刷新したと評されている基本書であり、私たちはここから常に学びはじめなければならないと思う。是非復刊して欲しい。(2022/12/26)
  • マラリアと帝国 植民地医学と東アジアの広域秩序

    【著者】飯島渉

    帝国主義の時代とは、実は同時に医療発展の時代であった。医療が発展するのは一見良いことのように思えるが、それが同時に人びとの身体と精神を縛る側面もある。英語圏やフランス語圏の研究ではこのジャンルは一大流行を見せたが、日本ではそこまで大きな発展を見せただろうか。本書は重要な課題への入り口となるであろうから、今と将来の学生が容易にアクセスできるようにして欲しい。(2022/12/26)
  • 帝国の視線 博覧会と異文化表象

    【著者】松田京子

    帝国主義・植民地主義に対しての関心は世界的にみれば非常に高まっているのに対し、日本では低いままである理由は、具体的な歴史研究がすぐに絶版になってしまうからではないか。今現在の私たち自身の視線を反省的に考えるために、本書が多くの人に届いて欲しい。願わくばもう少し安く...(2022/12/26)
  • 『性の歴史』文庫化リクエスト

    【著者】ミシェル・フーコー

    フーコーは全集を文庫で出してもいいくらいだが、性の歴史は必須。間違いない。(2022/10/02)
  • グローバリゼーションと暴力-マイノリティの恐怖

    【著者】アルジュン・アパドゥライ

    アパデュライは、現代人類学のもっとも重要な研究者の一人であり、読みたい学生・研究者は五万といる。是非復刊を。(2022/10/02)
  • アース・デモクラシー

    【著者】ヴァンダナ・シヴァ

    環境問題を考える上で避けて通れない思想家であると同時に、汲めども尽きない思考の糧を与えてくれるヴァンダナ・シヴァの主著の一つ。環境問題がこんなに重要になっている今日、なぜ絶版のままにしているのか、もはや理解不能。(2022/10/02)
  • 緑の革命とその暴力

    【著者】ヴァンダナ・シヴァ

    アグリビジネスのはらむ問題を精密に考察し、「エコ」を考える上ですでに古典となっているといえる。環境問題に関する関心がますます高まり、これからも衰えることがないであろうことは明白なのに、なぜ本書を手に入れることがこうも難しいままなのか。復刊を切に希望する。(2022/10/02)
  • モダンガールと植民地的近代

    【著者】伊藤るり、阪本ひろ子、ダニ・バーロウ

    ファッションという営みが、いかにして歴史を読み替える糸口となるかを如実に示してくれていると思う。特に史料の少ない植民地の女性のことを歴史的に研究するなら、一度は目を通さねばならないだろう。今は高額な中古しか手に入らないのは、個人的に残念なだけでなく、社会的損失ですらある。(2022/08/02)
  • さまよえる近代―グローバル化の文化研究

    【著者】アルジュン アパデュライ

    研究史的には賛意だけでなく多くの批判も寄せられている本書であるが、それだけ論争を巻き起こした書。これから植民地にかかわる研究をする若者は増えていくと思うが、現状はあまりのプレミアでとても手が出せない。重要な参考文献の一つである本書の復刊を切に希望する。(2022/07/31)
  • 多様なるものの詩学序説

    【著者】エドゥアール・グリッサン

    グリッサンは他にも多くの翻訳があり、これからも読まれつづけるであろう作家の一人。品切れにしてはいけない。(2022/06/20)
  • 招婿婚の研究

    【著者】高群逸枝

    鹿野政直・堀場清子『高群逸枝』からその存在を知る。エンゲルスの『家族・私有財産・国家の起源』に優るとも劣らない、いや優ると言い切ってもいい。このような研究があったことを知らずにいた自らの不明を恥じる。ぜひ読んでみたい。復刊を切に希望する次第である。(2022/06/20)
  • 熟議の理由 民主主義の政治理論

    【著者】田村哲樹

    復刊されたという情報を遅まきに得て探すともうなくなっていた。2ヶ月足らずでなくなるということは、それだけ求められていると言うこと。お願いですからもう一度復刊して下さい(2022/06/02)
  • 秩序の方法―ケニア海岸地方の日常生活における儀礼的実践と語り

    【著者】浜本満

    富永さんのHPを見て存在をしった。単にアフリカ研究において、あるいは人類学研究において重要なだけでなく、母系制社会のことを考えるに際しても重要だと感じた。中古でもプレミアがついており、この本の重要度は、分かる人には分かるはず。ぜひ復刊を望みたい。(2022/05/31)
  • 母系制の研究(上下)

    【著者】高群逸枝

    鹿野・堀場『高群逸枝』よりその存在を知る。女性史の(ほぼ)初発の存在として重要であるだけでなく、日本における母系制研究の嚆矢として、今なお重要なのではないか。せっかく文庫化したのだから、そのまま継続して出版して欲しい。(2022/05/31)
  • イングランド労働者階級の形成

    【著者】E.P. トムスン

    元々の定価が高すぎるのだが、中古でもほとんど値段が下がっていない。原著は古いのだが、今でも読みたい人が沢山いることの現れである。こういう古典的な本をせめてもう少し手軽に手に取れるようにして欲しい。(2022/05/27)
  • リベラル優生主義と正義

    【著者】桜井徹

    自分の子どもが、スポーツ能力に秀でるよう、遺伝子改組をすることはゆるされるのだろうか。人間の遺伝子改変が現実にあり得る状況になってきた今こそ、思考を鍛えるために読みたい。(2022/04/30)
  • 人種神話を解体する1 可視性と不可視性のはざまで

    【著者】斉藤綾子・竹沢泰子

    一時ほどではないかもしれないが、人種問題についての関心はまだまだ高いし、社会が抱える問題として、解決などは全く見ていない。本書はその人種問題を考えるためには必読の文献であろうが、手に入らないとはなんとも情けない。これからの学術のため、そして社会のため、世界のために、再版して欲しい。(2022/04/23)
  • 博覧会の政治学 まなざしの近代

    【著者】吉見俊哉

    中公新書から講談社学術文庫に入ったことが示すように、博覧会の研究ひいては近代の研究にとって避けることのできない重要な文献。せっかく文庫化したのだから、みなが手に取りやすいようにしてほしい。(2022/04/23)

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