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リベラル優生主義と正義

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著者 桜井徹
出版社 ナカニシヤ出版
ジャンル 専門書
ISBNコード 9784779500916
登録日 2022/04/30
リクエストNo. 72855

リクエスト内容

子孫の遺伝的特徴を選択する可能性を探ることは道徳的に許されるのかを分析・探究した労作。

目次
序章 リベラル優生主義の原理
第一節 現象学の捉え難さ
着床前遺伝子診断/生殖的クローン技術/遺伝子工学
第二節 現象学の「主題的概念」
「生殖の自由」のラディカルな拡張/治療と改良との道徳的等価性/遺伝子への介入と環境への介入との道徳的等価性/二つの補助的論点/リベラル優生主義と民主的選択/Eugenics の訳語についての補論

第一章 優生主義の由来
第一節 人類の遺伝的改良の試み
第二節 優生主義の歴史的淵源

第二章 二〇世紀における改革派優生主義
  ――J・B・S・ホールデーンとハーマン・J・マラー――
第一節 ゴールトンにおける人間の自己進化
第二節 体外発生技術による改革派優生主義――J・B・S・ホールデーン――
第三節 社会改革と精子選択――ハーマン・J・マラー――
第四節 マラーの優生主義が意味するもの

第三章 リベラル優生主義の倫理的正当化
第一節 現代遺伝学におけるリベラル優生主義
第二節 現代正義論におけるリベラル優生主義

第四章 リベラル優生主義への反論と応答
第一節 技術的反論
第二節 政治的反論
第三節 哲学的反論

終章 リベラル優生主義のゆくえ
  ――福音か災厄か――
第一節 遺伝子改良の原動力と自己規制
第二節 リベラル優生主義の限界
第三節 生殖における国家の役割と限界
第四節 結び

「はしがき」より
……本書が狙うのは,その両極端の間の中道を探ることである。すなわち,リベラル優生主義に対する従来の反対論のように,遺伝子テクノロジーの将来的発展がもたらしうる不吉な未来を暗示したり,優生主義の「過去」の罪状を呼び起こすことで,リベラル優生主義を片づけるようなことを避ける一方,リベラル優生主義の無制約の暴走に対しては合理的根拠のある倫理的制約を提示する,という道筋を探究したいのである。

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投票コメント

全1件

  • 自分の子どもが、スポーツ能力に秀でるよう、遺伝子改組をすることはゆるされるのだろうか。人間の遺伝子改変が現実にあり得る状況になってきた今こそ、思考を鍛えるために読みたい。 (2022/04/30)
    GOOD!0

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NEWS

  • 2022/04/30
    『リベラル優生主義と正義』(桜井徹)の復刊リクエスト受付を開始しました。

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