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人種神話を解体する1 可視性と不可視性のはざまで

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著者 斉藤綾子・竹沢泰子
出版社 東京大学出版会
ジャンル 専門書
ISBNコード 9784130541411
登録日 2022/04/23
リクエストNo. 72826

リクエスト内容

本来見えるはずのない人々の差異は、歴史・社会的にどのように徴づけられてきたのか。人種主義は社会階層、ジェンダー、民族の政治(ポリティクス)とどう複合してきたか。見えない人種が創られていく現場に、近代史と現代、日本とアジア・ヨーロッパ・アメリカの事例から切り込む。

【本シリーズの特徴】
●編者らが京都大学人文科学研究所を拠点に2011年から取り組んできた国際・学際的共同研究「人種表象の日本型グローバル研究」プロジェクトの到達をしめすシリーズ。
●知的探索としてスリリングであるだけでなく、“学知の産物でもある"人種・人種主義に対して現代の学知がどのような姿勢をとるべきか/とりうるかを真摯に探究する。
●アイヌ、沖縄、在日外国人、被差別部落、「ハーフ」「ミックスレイス」など現代日本社会の諸問題と、世界の人種研究の現在をリンクさせる各巻構成。
●歴史・社会的に複雑な構成をとる人種概念に対して、歴史学、社会学、文化人類学、民俗学から、映画学、表象研究など人文知の先端、さらには科学史やゲノム研究の現場まで、国際的に活躍する一線の研究者が学際的なアプローチで執筆。

【主要目次】
序章 差異の可視性/不可視性(斉藤綾子・竹沢泰子)
第I部 被差別集団の人種化
1章 被差別部落の映画表象:差異と差別の可視性と不可視性(斉藤綾子)
2章 人種の形成:韓国の白丁の事例(金仲燮/髙正子訳)
3章 近代日本社会と被差別民の表象:「差異」の歴史的位相(吉村智博)
第II部 制度としての人種形成
4章 血の掟:アメリカ合衆国の法廷における人種の見えない常識(アリエラ・グロス/後藤千織訳)
5章 日本の天皇制と近代人種主義(タカシ・フジタニ/辛島理人訳)
第III部 移動のポリティクスと人種
6章 「移動民族」としてのロマと新人種主義:ヨーロッパ域内の人の移動をめぐるポリティクス(岩谷彩子)
7章 〈血〉の連続性とは何か?:現代の首都圏におけるアイヌ民族の隣接的共同性原理をめぐって(関口由彦)
試論 差異と差別の不可視化をめぐって(竹沢泰子)

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投票コメント

全1件

  • 一時ほどではないかもしれないが、人種問題についての関心はまだまだ高いし、社会が抱える問題として、解決などは全く見ていない。本書はその人種問題を考えるためには必読の文献であろうが、手に入らないとはなんとも情けない。これからの学術のため、そして社会のため、世界のために、再版して欲しい。 (2022/04/23)
    GOOD!1

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NEWS

  • 2022/04/23
    『人種神話を解体する1 可視性と不可視性のはざまで』(斉藤綾子・竹沢泰子)の復刊リクエスト受付を開始しました。

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