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著者 | 高群逸枝 |
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出版社 | 講談社 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784652081112 |
登録日 | 2022/06/20 |
リクエストNo. | 73095 |
リクエスト内容
『世界大百科事典(第二版)』(平凡社、1998年より)
「日本古代の婚姻形態については,正倉院に現存する8世紀の戸籍・計帳では妻の夫籍への付貫が原則であり,《万葉集》に見られるような妻問(つまどい)を婚姻開始時にもつとしても,結局は後世の婚制と同様な嫁聚婚(嫁入婚)に帰着したとするのが主流的説であった。しかしかかる通説を全面否定したのが高群逸枝(たかむれいつえ)《招婿婚の研究》(1953)である。この説は,籍帳には独身の成年男女例,1・2歳の乳児がいながら妻を付籍しない例,生家に子とともに付籍されている娘の例など通説では説明できない事象が広く存在し,しかもかかる例が律令国家の規制の弱まる後代の籍帳ほど多くみられる点をもう一つの根拠にしているが,その最大の論拠は10世紀以降の貴族の日記から復元される婚制が婿取婚(婿入婚)である事実であった。」
投票コメント
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鹿野政直・堀場清子『高群逸枝』からその存在を知る。エンゲルスの『家族・私有財産・国家の起源』に優るとも劣らない、いや優ると言い切ってもいい。このような研究があったことを知らずにいた自らの不明を恥じる。ぜひ読んでみたい。復刊を切に希望する次第である。 (2022/06/20)GOOD!1
読後レビュー
NEWS
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2022/06/20
『招婿婚の研究』(高群逸枝)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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