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| 著者 | ミシェル・フーコー |
|---|---|
| 出版社 | 新潮社 |
| ジャンル | 専門書 |
| ISBNコード | 9784105067045 9784105067052 9784105067069 9784105067120 |
| 登録日 | 2022/08/07 |
| リクエストNo. | 73273 |
リクエスト内容
1.知への意志(渡辺守章 訳)
一つの社会は、権力、快楽、知の関係をいかに構成し、成立させているか。古代ギリシャ・ローマから現代まで、性の諸相を社会的、医学的、宗教的に論述する。
2.快楽の活用(田村俶 訳)
古代ギリシアにおける“性”は、哲学者や医者にどのように認識され、問題とされたか。一夫一婦制、同性愛、近親相姦、生殖、愛欲性、純潔性、道徳の実際を詳述する。
3.自己への配慮(田村俶 訳)
性行為の実践には、危険で抑制しがたい代償が伴う。愛が精神的価値を保ちうるために、社会は如何に対応してきたか。快楽の活用から節制へ、その変容の歴史を辿る。
4.肉の告白(フレデリック・グロ 編 、慎改康之 訳)
<現代社会はなぜ性について饒舌なのか。没後三十余年を経て、最後の主著完結。>
我々はどのように自らを「欲望する主体」として形成したのか。生殖、貞節、結婚といった概念についての初期キリスト教の教父たちの文献を詳細に検討し、厳格な規則を背景にした自己への省察と告白に基づく「欲望の解釈学」の成立を見る。性に関する言説の氾濫を起点として始まったフーコーの考察が、この最終巻でついに完結する。
(以上、新潮社ホームページより単行本版情報)
フーコー畢生の書。
生前3巻まで刊行され、没後30年後に第4巻が刊行されました。
投票コメント
全4件
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フーコーは全集を文庫で出してもいいくらいだが、性の歴史は必須。間違いない。 (2022/10/02)GOOD!2
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文庫化する価値がある (2023/06/12)GOOD!1
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学生時代に3巻まで読みましたが、理解できたとは言い難いです。GOOD!1
数年前に最終巻「肉の告白」が刊行され、再び挑戦したくなりました。全4巻せめて生前に刊行された3巻まででも文庫化していただきたいです。 (2022/08/07) -
日本人は性について真面目に考えている人が殆どおらず「享楽一辺倒」か「徹底した嫌悪」の両極端に陥りがちである。これは日本の義務教育では性教育が明確にカリキュラム化されていないどころか「はどめ規定」によって性教育に制約すらかけているため、科学的・倫理的知識を得る機会が無いためである。GOOD!0
現状ではそれに気付いた者だけが自主的に学ぶしかない。そのためには性に関する真面目な考察がなされた書物が気軽に読めなければならない。そのためにも文庫による発刊は不可欠である。 (2025/11/15)
読後レビュー
NEWS
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2022/08/07
『『性の歴史』文庫化リクエスト』(ミシェル・フーコー)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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