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大絶画さんのページ

大絶画さん

復刊リクエスト投票

  • 『性の歴史』文庫化リクエスト

    【著者】ミシェル・フーコー

    学生時代に3巻まで読みましたが、理解できたとは言い難いです。
    数年前に最終巻「肉の告白」が刊行され、再び挑戦したくなりました。全4巻せめて生前に刊行された3巻まででも文庫化していただきたいです。(2022/08/07)
  • ノヴム・オルガヌム

    【著者】フランシス・ベーコン

    前編である『学問の進歩』ともに復刊してほしい。(2022/08/06)
  • 学問の進歩

    【著者】フランシス・ベーコン 服部英次郎、多田英次訳

    近代科学の原点である『ノヴム・オルガヌム』ともに復刊してほしい。(2022/08/06)
  • ここに薔薇あらば 他七編(角川文庫)

    【著者】ヤコブセン著 山室静訳

    岩波文庫版を読みましたが、別訳も読みたくなりました。
    名作は複数訳出版されることが当り前ですし、本作にもその価値があると思います。(2022/07/31)
  • 新しい権力者―労働組合幹部論

    【著者】C.ライト・ミルズ 著 河村望,・長沼秀世 訳

    『パワー・エリート』がちくま学芸文庫に収録されたので『ホワイト・カラー』・『新しい権力者』も復刊してほしい。(2022/07/30)

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レビュー

  • 新訳 実存哲学

    カール・ヤスパース 著 / 中山剛史 訳

    現実を生きる存在(実存)

    哲学とくに実存哲学は、現実を生きる我々を探求しているといえます。
    ヤスパースの『実存哲学』は主著『哲学』や『真理について』の要約ともいえる内容で「包括者」や「哲学的信仰」といった独自の術語も登場します。しかしただ概念をこね回すのではなく、現実を生きる私たちを描く上で必要だったといえます。
    さて本書の付録にはサルトルの「実存主義とは何か」への言及があります。サルトルは「実存は本質に先立つ」と人間は自由な存在、自らを作り上げることができると説きました。ヤスパースは超越者(神)のメッセージ(暗号)を解くことを説き対称的といえますし、サルトルについて批判的な見方をしています。
    しかし我々自身、現実を生きる存在であることに変わりはありません。ヤスパースの問いは古くそして新しいといえるでしょう。(2022/07/02)

  • ニーチェ -彼の〈哲学すること〉の理解への導き

    カール・ヤスパース 著 / 佐藤真理人 訳

    <哲学すること>とは

    ニーチェほど安易に語られた思想家はいないかもしれません。
    「神は死んだ」「深淵を覗く時~」など彼の言葉は魅力的です。しかし特定の言葉に注目されある一面ばかり強調されニーチェの全体像は見えづらくなります。
    ヤスパースの『ニーチェ』は、ヤスパース自身ニーチェの思想を血肉としているだけあって、彼の全体像を余すことなく描いています。本書が<哲学>の解説ではなく<哲学すること>の解説になっていますが、ヤスパースが自己存在をかけてニーチェと格闘しているからでしょう。読み進めうちに自然と<哲学すること>が身につくと思います。
    最後に訳者の佐藤氏に触れます。日本語として自然な訳文や、氏の<哲学すること>を表した訳注はもちろん、膨大な引用箇所が素晴らしい。ヤスパースはクレーナー社判から引用していますが、現在はグロイター社判(KSA)が使用されます。そこで本書ではKSAの該当箇所を示しています。データベースなど利用可能だったとはいえその労力は凄まじいものだったでしょう。ニーチェの解説書は星の数ほどありますが、その中でも一層輝く作品だと思います。(2022/06/21)

  • 告白 I

    アウグスティヌス 著 / 山田晶 訳

    存在し、知り、意志する

    本作はキリスト教文学の金字塔です。
    山田訳の意義・価値については第1巻の「『告白』山田訳をもつということ」に尽くされています。あえて付け加えるなら山田氏ほどアウグスティヌスの信仰・信条に踏み込んだ訳者はいないでしょう。
    さらに第3巻には「世界の名著」版に収録されていた「教父アウグスティヌスと『告白』」が再録されており、こちらもアウグスティヌス入門だけでなく中世哲学入門になっています。
    そして講談社学術文庫『アウグスティヌス講話』を合わせて読むことで現代にも通じるアウグスティヌス神学の奥深さが理解できると考えます。(2022/04/25)

  • 新訳 不安の概念

    S.キルケゴール 著 / 村上恭一 訳

    深淵の前

    「深淵を覗く時、深淵もまたこちらを覗いている」と語ったのはニーチェであった。
    キルケゴールはニーチェとともに実存哲学の創設者とされる。キルケゴールがニーチェの著作に触れていた形跡はないそうだが、彼らが同じ問題を扱ったとしても疑問はないだろう。
    さて我々は深淵に触れる時“不安”を覚える。不安は恐ろしいものであるが、同時に自己存在を自覚する端緒となる。ハイデッガーが『不安の概念』を通して人間認識を深めたことは偶然ではないだろう。
    キルケゴールは不安と向き合うためにキリストへの信仰を説くのだが現代において時代遅れになってしまったのかもしれない。
    しかし現代ほど“不安”と向き合っている時代はないのかもしれない。現代人はつながりを求めSNSに泥酔しているが、これは根源的な“不安”を避けているからではないだろうか。
    さきにも書いたようにキルケゴールの解決法は時代遅れかもしれない。しかし彼の分析はけっして古びていない。デンマーク語原典からの翻訳である本書を通してキルケゴールに触れていただきたい。(2022/04/14)

  • 精神現象学 上

    G.W.F.ヘーゲル 著 / 熊野純彦 訳

    汝自らを知れ

    バートランド・ラッセルは「西洋哲学史はプラトンの解釈である」と述べたいう。そしてプラトンの思想を要約するならば「汝自らを知れ」の一言で表せるだろう。
    さてヘーゲルに先行するカントは『純粋理性批判』において理性の枠組みを示した。その後、フィヒテやヘーゲルらはいかにカントを超えていくか目指した。そして精神の発展を描いた『精神現象学』は一つの頂点を言っても過言ではないだろう。
    ヘーゲル以後もフォイエルバッハやマルクス、「カントに帰れ」と唱えた新カント派、ニーチェやキルケゴールなどの実存哲学など新たな発展があるがここでは割愛する。
    さて熊野氏の翻訳といえど、哲学書の中でも難解とされる『精神現象学』を読み解くのは難しい。しかし訳語を工夫したり小見出しを付けるなど工夫がされており初学者でも何とか読み通せるようになっている。ファーストチョイスにいいだろう。(2022/04/14)

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