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大絶画さんのページ

復刊リクエスト投票

  • ヤスパース選集1 実存哲学

    【著者】カール・ヤスパース著 鈴木三郎訳

    『哲学入門』などと並ぶヤスパース入門編ですが、これまで文庫化されていません。できれば新潮文庫などで復刊していただきたいです。(2021/04/28)
  • 理性と実存(新潮文庫)

    【著者】カール・ヤスパース著 草薙正夫訳

    同著者の『哲学入門』と並ぶヤスパース入門編であり、本作を通してヤスパースの魅力が理解できるのではないかと思います。(2021/04/28)
  • 『哲学』三部作 文庫化リクエスト

    【著者】カール・ヤスパース

    中公クラシックスに一部収録されていますが、ソフトカバーできれば文庫で全部読めるようにしたいです。(2021/04/28)
  • 精神病理学原論

    【著者】カール・ヤスパース(カルル・ヤスペルス)著 西丸四方訳

    ヤスパース哲学の原点(原典)であり復刊を望みます。(2021/04/28)
  • ヤスパース選集37 神の暗号

    【著者】ヤスパース著 草薙正夫訳

    後期ヤスパースを理解する上で必要な作品なので復刊を望みます。(2021/04/28)

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レビュー

  • 禅の心髄 無門関

    安谷白雲

    禅の心髄

    岩波文庫『無門関』だけで奥深さが理解できなかっため購入しました。
    解説も冗長すぎずシンプルですが、著者が禅行者であるためか実際に問答を挑まれているような気持ちになります。
    『無門関』の解説書は数多く出ていますが、“禅の心髄”を体現した一冊だと思います。(2021/03/08)

  • 新装版 世論と群集

    ガブリエル・タルド 著 / 稲葉三千男 訳

    群衆の時代に

    もう20年ほど前になります。それまで高校の授業などでパソコンに触れたことはありましたが、大学の生協でパソコンを買いインターネットに触れました。
    そして漠然とではありますが「ネットが発達して世界中の人と触れ合えれば世界はよくなっていくだろう」と考えていました。
    当時はネット社会を賛美するようなドラマが多かったと思います。

    タルドが生きた19世紀の最新メディアは新聞です。世界初の新聞が発行されたのは17世紀で、その後フランス革命など多くの社会運動で世論形成に役立ってきました。タルドも私が漠然と感じていたことを(文字通り情報量は桁違いに小さいのですが)新聞に見出していたのかもしれません。
    しかし光(希望)があるところには影(絶望)もあります。たとえばル・ボンは群衆の無秩序な力を恐れ、後世のリップマンは『世論』・『幻の公衆』でタルドのような理想に警鐘を鳴らしました。

    話を現代に戻すとここ20年の変化を見ても、私たちがやり取りしている情報量は何桁も(何倍ではなく)上がっているといっていいでしょう。SNSや情報機器は発達し、これまで大手マスメディアなどが一方的に情報を配信するという状況は崩れつつあります。事故や事件が起きると視聴者がスマホで撮影したという動画が流れることも珍しくありません。
    いっぽうで掲示板などで(自分も含め)利用者のごく一部とはいえ偏狭で高慢な意見を目にするたび暗い気持ちになります。
    今後も私たちがやり取りできる情報量は飛躍的に上昇していくことでしょう。メディアへの対応を見直す意味で本作をはじめとするメディア論が古くなることはないのかもしれません。(2019/06/17)

  • ユング心理学からみた子どもの深層

    秋山さと子

    死と再生の物語

    この本を初めて読んだのは十数年前、学部生の頃だったと思います。その時は「成人式を迎えたら大人になるだろう」と漠然と考えていましたし、この本を読んだ後もその印象は大きく変わっていなかったと思います。
    現在になって改めて読み直してみると、本書で紹介されている子供たちの再生の物語にあの時以上に圧倒されます。それは私自身が彼らのほどではないにせよ、再生の物語を紡ぎ出そうとしているからかもしれません。
    詳細は述べませんが、私の現状は十数年前に考えていたほど明るくはなく、現在は立ち直ってきましたが何度となく死を考えてきました。
    著者は「子供の気持ちを理解してよりよい大人になってほしい」と再三述べていますが、この言葉は教師やスクールワーカーなど子供と向き合う仕事をしている方だけに向けられているのではないと思います。
    すでに再生を終えた方、いままさに再生に向かおうという方に読んでいただきたいです。(2019/03/25)

  • 心理療法の光と影

    A.グッゲンビュール・クレイグ

    患者の立場から

    本作は主にカウンセラー(心理療法家)の立場から書かれていますが、患者の立場で読んでも有益だと考えます。
    本作にはカウンセラーに限らずソーシャルワーカー、ひいては弱者と向き合う人たちが陥りやすい様々な事例が紹介されています。
    それは患者にとっても他人ごとではないでしょう。

    私は足掛け3・4年カウンセリングを受けていました。
    詳細は省きますが、当初は効果も高く自分でも「治ってきた」という実感があったのですが、徐々に通院することが苦痛になっていきました。
    そこで数か月中断してはまた通院して…をくり返し、2年前のカウンセリングを最後に現在は通院していません。
    完治したのか断定はできませんが、現在は多少の波はあるものの出勤日に出勤し、定時まで働けています。

    あの時、私に起こったことを考えるならカウンセラーに「いんちき医者」の影を見ていたのかもしれません。とにかく「なぜ私がこんなに苦しいのに気付いてくれないのか」・「わざと治療を長引かせているのではないか」という気持ちでいっぱいでした。
    いまだったら別の観点から見れるかもしれません。(2019/03/12)

  • イエス

    ルドルフ・ブルトマン 著 / 川端純四郎 八木誠一 訳

    イエスと出会う

    イエスの教えを知る上で、第一の資料は四大福音書でありましょう。しかし多く聖典がそうであるように、これらはイエスの死後、弟子たちがまとめ上げたものです。歴史的な事実が反映されていることは間違いないにして、一字一句事実が書かれているとよほどの原理主義者か狂人くらいでしょう。
    そうでなくともキリスト教が2000年近い歴史を持っています。その間に福音書をはじめとするテキストに変化をもたらしたことは確実です。
    本作も「ブルトマンの二次創作」と切り捨てることができる。しかし本作を読み直す度に新たな発見や新鮮な感動を覚えます。それは歴史と格闘し聖書の中からイエスの実存を紡ぎ出す成功しているからだと思います。本書を通して間近でイエスの教説を聴いているかのような感覚を覚える読者も多いのではないでしょうか。(2019/02/05)

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