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大絶画さんのページ

大絶画さん

復刊リクエスト投票

  • The・禅シリーズ

    【著者】原田雪渓

    禅に関心があり原田師の存在を知りました。
    著作がほとんど絶版になっているようなので復刊を望みます。(2025/08/11)
  • 禅の正門

    【著者】山田耕雲

    師の『耕雲禅話』は電子版が出ていますが『禅の正門』と『提唱禅宗五部録』は絶版のままです。
    『提唱禅宗五部録』(こちらもリクエストされています)ともに復刊してほしいです。(2025/08/11)
  • 提唱禅宗五部録 上下

    【著者】山田耕雲

    『証道歌』や『信心銘』の解説書はそれなりにありますが、『参同契』『宝鏡三昧』の解説書は少ないです。
    ぜひ耕雲師の提唱を読みたいです。(2025/08/11)
  • 全訳 アティシャ 菩提道灯論

    【著者】望月海慧 訳

    チベット密教を代表する論書であり、できれば廉価版も出してほしいです。(2025/08/03)
  • 現代人の仏教 全12巻

    【著者】増谷文雄他

    一部が単行本化されていますが、仏典入門に相応しいと思うので。(2025/08/02)

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レビュー

  • 喜ばしき知恵(河出文庫 ニ1-1)

    ニーチェ 著 村井則夫 訳

    ニーチェ入門に

    何からニーチェに入るかは人それぞれですが、後期ニーチェ思想は始まりであり主著『ツァラトゥストラ』とも関連が深い『喜ばしき知恵』が一番かもしれません。
    内容も(回復期だったせいか)伸び伸びとしておりアフォリズム(断章)ですのでどこから読んでもいい。125番の「神の死」がそれ以外のアフォリズムも面白う。
    さて本作はちくま学芸文庫・信太訳『悦ばしき知識』や講談社学術文庫・森訳『愉しい学問』などがありますが、河出文庫・村井訳は訳注がほとんどなく本文を読むだけで内容がこなれておりお勧めです。(2025/08/04)

  • マヌ法典 ヒンドゥー教世界の原型

    渡瀬信之

    ヒンドゥー教世界へ

    中公文庫で『マヌ法典』の翻訳を担当した著者による解説書です。
    現在でもインドの8割はヒンドゥー教徒が占めており、3000年以上インドの生活規範を支配してきた『マヌ法典』(をはじめとしたダルマ法典)の理解なくしてインドの理解はできません。
    さて本書では歴史的背景や法典の内容を通してヒンドゥー教世界の理解を促していきます。現在でも30以上の言語、1000以上の方言があるとされるインドが一つの国としてまとまっているのも『マヌ法典』をはじめとした規範があったからでしょう。もちろん現在も根深く残るカースト制度など負の影響もありますが、逆説的にITの発展につながりました(下位のカーストが法典にない仕事に集中したため)。
    2023年インドの人口は14億人以上、中国を超え世界一になりました。今後、世界はインドの市場を狙うことは間違いありません。しかしカーストの問題そしてパキスタン(イスラム教圏)との対立と問題はあります。インドに対しどのようなスタンスを取るにせよ、背後のヒンドゥー教世界を理解する必要があります。本書はその助けとなるでしょう。(2025/06/22)

  • 般若心経の新世界 インド仏教実践論の基調

    宮坂宥洪

    観想のプロセス

    『般若心経』は何を説いたお経か?著者は「観想(瞑想)のプロセス(階梯)を明らかにしている」と説きます。
    一見すると既存の仏典を否定しているかのように見える経文も、サンスクリット語のテキストを読む込むことで、それまでの仏陀の教えを肯定している。それはすべての仏教を包括する教えといっても過言ではないでしょう。さらにおよそ1400年前に空海が『般若心経秘鍵』が同じ結論に達していたのも驚くべきことです。
    さて大きな書店に行けば棚の1・2列、般若心経関連の著作が占拠していることも珍しくありません。自分のレベルや宗派に合せて選ぶのが一番とは思いますが、サンスクリット語テキストから理解したという方は本書がベストだと思います。(2025/06/22)

  • 偶像の黄昏/アンチクリスト

    ニーチェ 著 / 西尾幹二 訳 / 吉本隆明 解説

    鉄槌はどこに落ちたか

    『偶像の黄昏』『アンチクリスト』ともにニーチェ最晩年の作品です。筆が乗っていたのか毒舌タレントの批評を聞いているような気分にすらなります。しかし2年後、ニーチェは狂気の深淵に沈むことになります。
    彼はこれらの作品で西洋の価値観とくにキリスト教道徳を否定していますが、むしろニーチェにこそキリスト教道徳が必要だったのかもしれません。彼自身、キリスト教道徳を否定してもキリスト(イエス)そのものは否定していないように思えます。そもそも彼自身、自らが依って立つ価値観を壊して生きられるほどの「超人」ではなかったのです。
    皮肉にも西洋的価値観を破壊するために振り下ろされた鉄槌はニーチェ自身を砕くことになりました。本書の読者はくれぐれも注意されますよう。
    最後に西尾氏の翻訳に触れます。簡単な注は()で挿入されており、文体もふてぶてしさを感じられ、ある種の心地よさすらあります。ぜひ書店などで読み比べて自分に合ったものをお選びください。(2025/05/05)

  • 道元禅師のことば 「修証義」入門

    有福孝岳

    坐禅する姿に仏が宿る

    『修証義』は道元の主著『正法眼蔵』や仏典から編まれた全五章三十一節の文章です。
    本書は一節一節である原典である『正法眼蔵』に立ち帰り解説しており、著者は西洋哲学を専攻していたこともあってグローバルな視点で『修証義』を読み解いています。曹洞宗の常用経典という位置づけではありますが、内容は仏教入門であり私のような他宗派にも得るものが多いでしょう。とくに道元が坐禅する(真摯に生きる)姿に仏を見出したことに納得がいきます。
    この度、法蔵文庫に収録され日用の合間にも見直せるようになりました。行住坐臥(日常生活)すべてが修行と思い、折に触れて確かめるのがいいでしょう。(2025/04/11)

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