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国家と文明 歴史の全体化理論序説(哲学叢書)




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得票数 6

著者 竹内芳郎
出版社 岩波書店
ジャンル 専門書
登録日 2009/11/06
リクエストNo. 48662

リクエスト内容

サルトルやメルロ=ポンティの紹介で有名な著者の主著。
サルトルの『弁証法的理性批判』をもとに理論的にマルクス主義を乗り越えようとした作品。
マルクスが労働の「量」に注目したのとは対称的に労働の「質」に着目し独自の国家論・文明論が展開されています。

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投票コメント

全6件

  • 本書は、マルクス主義の諸原理を抜本的に検討することをつうじて、それを現代の切実な要求に応え得るものにまで再興しようとしたものである。
    第一章では史的唯物論が、第二章ではマルクス主義国家論が、現代的な観点から徹底的に批判・検討されており、結果として、きわめて充実した総合的なマルクス主義案内ともなっている。たとえば、第一章第Ⅲ節で詳論されている『資本論』読解などは、マルクスのこの大著を読む際に大いに役立つであろう。第三章では、従来のマルクス主義において欠落していた<幻想国家論>――「国家の各成員にとって、国家はどのようなものとして幻想されるのか」という心的現象の位相における国家論――が展開され、支配-被支配の形成の論理とその克服の方向性が模索される。 (2011/11/28)
    GOOD!1
  • 子どもたちの生きる未来に関心があります。今、マルクスの『資本論』や北欧の社会(社会民主党政権を中心にした国づくり)が注目されていますが、「マルクス主義」を批判的に再構成した本書は未来への指針を色々示してくれますね。
    ぜひ文庫本で多くの人に読んでいただきたいです。 (2010/05/15)
    GOOD!1
  • マルクス主義の理論を徹底的に再検討・再構成していった竹内芳郎氏の労作です。「大切なことはマルクス主義を乗り越えることであって、断じてマルクス以前に舞い戻ることではない」という信念のもと、著者は史的唯物論の徹底的な再構成、独自の国家論の展開をもとに、「文明転換と支配の廃絶」への展望を明らかにしています。
    時代と格闘しつつ人類の未来を打開すべく展開された「歴史の全体化理論」。著者の透徹した考察は、貧困や環境問題がクローズアップされる現代において、ますます重要なものとなっています。ぜひ、岩波文庫として復刊していただきたいと思います。 (2009/11/15)
    GOOD!1
  • 資本主義が行き詰まりを見せる現代だからこそ、マルクス主義の超克を目指した本作が光ると思います。もう一度、読み直したいです。 (2019/12/28)
    GOOD!0
  • 次の世代へつなげるため、今のこの国の有り様を考えるためにも、現状を認識する必要がある。そのためには歴史をきちんと認識することが大切。その礎となる。 (2010/02/21)
    GOOD!0

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読後レビュー

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NEWS

  • 2009/11/06
    『国家と文明 歴史の全体化理論序説(哲学叢書)』(竹内芳郎)の復刊リクエスト受付を開始しました。

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