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復刊リクエスト投票
田中英光の「オリンポスの果実」が日本におけるスポーツと文学の結晶として名高い。虫明亜呂無は大衆が愛するスポーツの世界を美しく儚くそして神々しくも描き出し小説やエッセイや対談という形で世界を繰り広げた。文章の美しさは技巧的な意味ではなく、直感と教養と暖かい眼差しによって筆になっているので読者の心を掴んで離さない。スポーツに関する文章はともすれば儚く消えゆくが、虫明亜呂無の本には超越したしなやかさがある。華やぐ智恵とはニーチェの本だが、確か彼の本に「いたるところに中心がある」という言葉は、虫明のエッセイにしろ小説にしろ対談にしろ読者はそれを感じることが出来るだろう。「虫明亜呂無の本」の三冊は、玉木正之氏によって編まれており、1/肉体と精神のドラマ、2/スポーツ評判・観戦記、3/スポーツの魅惑を充分に愉しむことの出来る構成となっている。スポーツへの昇華を見事に顕した虫明亜呂無の著作が埋もれることなく多くの読者に知ってもらうためにも最適な本であると確信している。
2011/06/06
田中英光の「オリンポスの果実」が日本におけるスポーツと文学の結晶として名高い。虫明亜呂無は大衆が愛するスポーツの世界を美しく儚くそして神々しくも描き出し小説やエッセイや対談という形で世界を繰り広げた。文章の美しさは技巧的な意味ではなく、直感と教養と暖かい眼差しによって筆になっているので読者の心を掴んで離さない。スポーツに関する文章はともすれば儚く消えゆくが、虫明亜呂無の本には超越したしなやかさがある。華やぐ智恵とはニーチェの本だが、確か彼の本に「いたるところに中心がある」という言葉は、虫明のエッセイにしろ小説にしろ対談にしろ読者はそれを感じることが出来るだろう。「虫明亜呂無の本」の三冊は、玉木正之氏によって編まれており、1/肉体と精神のドラマ、2/スポーツ評判・観戦記、3/スポーツの魅惑を充分に愉しむことの出来る構成となっている。スポーツへの昇華を見事に顕した虫明亜呂無の著作が埋もれることなく多くの読者に知ってもらうためにも最適な本であると確信している。
2011/06/06
これ程までに密度の濃い対談はなかなかないし今もって新鮮。
山本七平氏の直感的洞察と小室直樹氏の学問の方法がうまく噛み合っている。「空気の支配」「日本教」などのキーワードを軸に縦横無尽の対談が行われ恰もジャズセッションの様に熱く引き込まれる。
ぜひ「日本教の社会学」を再び世に放ち、日本の問題点が根本的に何一つ解決されていないことを問うてほしいと思っている。
2010/11/14
小室直樹先生が平成22年9月4日に逝去された。博覧強記の小室先生は多岐の分野を修め一級の明晰でもって読者を魅了。
小室先生の活動の原点には日本を思う気持ちがあった。敗戦から学び、いかに日本が自立した存在で人々が立派に暮らせるかという考えがあったように感じられる。岡倉天心以降、脈々と受け継がれる思想の潮流が作家活動に顕れているのだ。
本書は天皇の本質を解き明かす。法不在の日本において天皇の存在がいかに重要かが分かる。いまいちど世に問うように復刊願いたい。
2010/10/03
小室直樹先生が平成22年9月4日に逝去された。博覧強記の小室先生は多岐の分野を修め一級の明晰でもって読者を魅了した。大手メディアからは黙殺されて来たが、ロッキード事件に発する検察の問題やソ連の崩壊を誰もが予想し得ない時期から唱えていた。
本書は氏の記念碑的処女作。構造的アノミーの生成、拡大再生産およびその社会における展開過程の分析が論じられている。
名作をいまいちど世に問うように復刊願いたい。
2010/10/02
中国に「孫子」あれば、印度には「実利論」あり。マックス・ウェバー「職業としての政治」で「これに較べればマキャベリの「君主論」などたわいのないもの」と言わしめた古典。膨大な本であるが「隣国を扱う七つの方法」や戦術、スパイなど網羅している。戦略論を語る上で、決して欠かせない本が「実利論」である。岩波文庫で復刊していただき、戦略的な思考をすることの契機にしたい。
2010/09/26