アンジェリク 完全版 5 影と光
アン・ゴロン 著 / 長島良三 訳
著者 | アン・ゴロン 著 / 長島良三 訳 |
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出版社 | 復刊ドットコム |
判型 | 四六判・並製 |
ジャンル | 文芸書 |
商品内容
世界的ベストセラーを記録した、フランス発の歴史大河ロマン。
新訳・完全版でついに登場!
1956年に発表された後、5,000万部もの大ベストセラーとなり、世界各国でブームを巻き起こした「アンジェリク」。
美しく聡明な少女アンジェリクの波乱万丈の半生を華麗な筆致で描いた本作は、本国フランスでの映画化をはじめ、1960年代後半から1980年代前半にかけて、日本でも講談社版(井上一夫 訳)の小説にとどまらず、漫画家・木原敏江氏によるコミカライズ、宝塚歌劇団での舞台化など、さまざまにメディアミックス展開され、絶大な人気を誇りました。
魅力的な男性たちに次々に求愛されるアンジェリクの物語は、そのきらびやかな歴史的背景も含め、まさに、一度読みはじめたらやめられない濃密な面白さに満ちています。
しかし、当時出版された本の内容は、アン・ゴロン氏の知らぬところで改編されており、いつしか著者の本来の意図と外れた物語が世の中に広まっていたのです。
そこでアン・ゴロン氏は、自らが生み出した元の文章を復元しつつ、これまでに研究してきたルイ14世時代の知識も作品の随所にちりばめるという大幅な加筆・修正を施した「完全版」を、2009年にフランスで出版。
この「完全版」を底本とし、三名の豪華翻訳者陣の手でフランス語の原文から忠実に日本語へ翻訳した“新訳・完全版”を、復刊ドットコムより、いよいよ刊行開始いたします。
世界中の人々を魅了してやまない壮大なスケールの物語を、どうぞ心ゆくまでお楽しみください。
▼あらすじ
1661年3月。魔法使いとして断罪されたジョフレ・ド・ペイラック伯爵は、火刑台で処刑される。短い期間のうちに、アンジェリクはすべてのものを失ってしまった。夫と財産と家名と、そして子供までも。
すべての人から見放されて、ただ一人、身を隠すことを強いられた≪天使たちの侯爵夫人≫は、≪奇跡の宮廷≫に避難場所を求める。そこは、パリの奥深い闇の底にうごめく、無法者や犯罪者や物乞いたちの治外法権の帝国であり、カランブルデーヌを首領にいただく一味以外に頼るものとてない危険な隠れ家だった。こうしてアンジェリクは、カランブルデーヌの厳しい支配の元に庇護されることになる…。
しかしそこは、ひとたび身を落としたからには、二度と這い出すことのできない汚辱に満ちた場所だった。ただ一人、老いたる≪田舎教師≫だけが、彼女に自分を救済するための方図を教えてくれる。一瞬のうちに火刑の炎がアンジェリクから奪ってしまったものを再び取り戻すために、彼女は懸命に自己武装する。勇気と魅惑と誘惑と策略と知性と、その他あらゆる手段を使って…。そして、貧困と悲惨から抜け出し、母親の資格を再び手に入れるために、アンジェリクはある焼肉店にもぐり込み、そこのつましいウエイトレスになって、一般の社会への復権をめざす。
しかし、その道の前途にも、多くの障害がアンジェリクを待ち構えているのだった…。
<目次>
第一部 ネールの塔
第二部 ≪おんどり亭≫
第三部 ≪赤仮面亭≫の看板
新訳・完全版でついに登場!
1956年に発表された後、5,000万部もの大ベストセラーとなり、世界各国でブームを巻き起こした「アンジェリク」。
美しく聡明な少女アンジェリクの波乱万丈の半生を華麗な筆致で描いた本作は、本国フランスでの映画化をはじめ、1960年代後半から1980年代前半にかけて、日本でも講談社版(井上一夫 訳)の小説にとどまらず、漫画家・木原敏江氏によるコミカライズ、宝塚歌劇団での舞台化など、さまざまにメディアミックス展開され、絶大な人気を誇りました。
魅力的な男性たちに次々に求愛されるアンジェリクの物語は、そのきらびやかな歴史的背景も含め、まさに、一度読みはじめたらやめられない濃密な面白さに満ちています。
しかし、当時出版された本の内容は、アン・ゴロン氏の知らぬところで改編されており、いつしか著者の本来の意図と外れた物語が世の中に広まっていたのです。
そこでアン・ゴロン氏は、自らが生み出した元の文章を復元しつつ、これまでに研究してきたルイ14世時代の知識も作品の随所にちりばめるという大幅な加筆・修正を施した「完全版」を、2009年にフランスで出版。
この「完全版」を底本とし、三名の豪華翻訳者陣の手でフランス語の原文から忠実に日本語へ翻訳した“新訳・完全版”を、復刊ドットコムより、いよいよ刊行開始いたします。
世界中の人々を魅了してやまない壮大なスケールの物語を、どうぞ心ゆくまでお楽しみください。
▼あらすじ
1661年3月。魔法使いとして断罪されたジョフレ・ド・ペイラック伯爵は、火刑台で処刑される。短い期間のうちに、アンジェリクはすべてのものを失ってしまった。夫と財産と家名と、そして子供までも。
すべての人から見放されて、ただ一人、身を隠すことを強いられた≪天使たちの侯爵夫人≫は、≪奇跡の宮廷≫に避難場所を求める。そこは、パリの奥深い闇の底にうごめく、無法者や犯罪者や物乞いたちの治外法権の帝国であり、カランブルデーヌを首領にいただく一味以外に頼るものとてない危険な隠れ家だった。こうしてアンジェリクは、カランブルデーヌの厳しい支配の元に庇護されることになる…。
しかしそこは、ひとたび身を落としたからには、二度と這い出すことのできない汚辱に満ちた場所だった。ただ一人、老いたる≪田舎教師≫だけが、彼女に自分を救済するための方図を教えてくれる。一瞬のうちに火刑の炎がアンジェリクから奪ってしまったものを再び取り戻すために、彼女は懸命に自己武装する。勇気と魅惑と誘惑と策略と知性と、その他あらゆる手段を使って…。そして、貧困と悲惨から抜け出し、母親の資格を再び手に入れるために、アンジェリクはある焼肉店にもぐり込み、そこのつましいウエイトレスになって、一般の社会への復権をめざす。
しかし、その道の前途にも、多くの障害がアンジェリクを待ち構えているのだった…。
<目次>
第一部 ネールの塔
第二部 ≪おんどり亭≫
第三部 ≪赤仮面亭≫の看板
読後レビュー
全1件
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母は強し
パリのどん底で鍛えられ、無敵の図太さ(?)を身に着けたアンジェリク。奇跡の宮廷から脱出するくだりは、何度読んでもワクワクします。要所要所に登場するデグレも見逃せません! (2016/08/03)
復刊投稿時のコメント
全369件
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7巻までで止まってる。GOOD!0
どうして?
アンジェリクを知ってから
はや45年。
値段2倍でもいいから
完全版を最後まで
読ませてください。
このままでは死にきれない(T-T) (2024/12/01) -
復刊していることをしりませんでした。文庫は古書で集めていますがすべて揃いません。GOOD!1
年齢的に老眼がせまっております。目が見えるうちに是非読みたいです。 (2022/03/19) -
昔出版されたものは、全巻読何度も読み返しましたが、翻訳に問題があり、原作とはかけ離れたものであったと聞いております。従いまして、完全なる原作から翻訳されたこちらのアンジェリクを引き続き読みたいです。GOOD!3
そしてなんと言っても、近年続きが書かれたようなので、それが読みたくて仕方ありません。何年経ってもその気持ちに変わりはありません。
これまでの7巻は全て図書館に買ってもらい、ありがたく読ませてもらっています。 (2021/06/04) -
木原敏江さんの漫画をきっかけに原作を読んで、大河ドラマとも呼ぶべき壮大な展開と、過酷な運命にもたくましく立ち向かい生きてゆくアンジェリクの姿に夢中になって読みました。書棚で場所を取るので実家に置いていましたが、実家を処分する時に已む無く一緒に処分し悔やんでいます。装丁の美しいあの本が復刊して、図書館などでみんなが読めるようになれば嬉しく思います。 (2019/08/30)GOOD!2
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せっかく復刊していただいたのに、8巻以降はもう出版されないのでしょうか?是非、最後までお願いします! (2019/05/06)GOOD!0
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