アンジェリク 完全版 2 売られた花嫁
アン・ゴロン 著 / 小池三子男 訳
著者 | アン・ゴロン 著 / 小池三子男 訳 |
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出版社 | 復刊ドットコム |
判型 | 四六判・並製 |
頁数 | 384 頁 |
ジャンル | 文芸書 |
商品内容
新訳・完全版でついに登場!
1956年に発表された後、5,000万部もの大ベストセラーとなり、世界各国でブームを巻き起こした「アンジェリク」。
美しく聡明な少女アンジェリクの波乱万丈の半生を華麗な筆致で描いた本作は、本国フランスでの映画化をはじめ、1960年代後半から1980年代前半にかけて、日本でも講談社版(井上一夫 訳)の小説にとどまらず、漫画家・木原敏江氏によるコミカライズ、宝塚歌劇団での舞台化など、さまざまにメディアミックス展開され、絶大な人気を誇りました。
魅力的な男性たちに次々に求愛されるアンジェリクの物語は、そのきらびやかな歴史的背景も含め、まさに、一度読みはじめたらやめられない濃密な面白さに満ちています。
しかし、当時出版された本の内容は、アン・ゴロン氏の知らぬところで改編されており、いつしか著者の本来の意図と外れた物語が世の中に広まっていたのです。
そこでアン・ゴロン氏は、自らが生み出した元の文章を復元しつつ、これまでに研究してきたルイ14世時代の知識も作品の随所にちりばめるという大幅な加筆・修正を施した「完全版」を、2009年にフランスで出版。
この「完全版」を底本とし、三名の豪華翻訳者陣の手でフランス語の原文から忠実に日本語へ翻訳した“新訳・完全版”を、復刊ドットコムより、いよいよ刊行開始いたします。
世界中の人々を魅了してやまない壮大なスケールの物語を、どうぞ心ゆくまでお楽しみください。
▼あらすじ
望まぬ結婚生活だったが、共に暮らす中でペイラック伯爵に次第に惹かれていったアンジェリクは、やがて心から彼を愛するようになる。しかし、幸せな生活も束の間、偶然にも国王暗殺の陰謀に気がついた二人に、暗い影が忍び寄る。
<目次>
第一部 売られた花嫁
第二部 神秘の宮殿
第三部 愛のほうへ
第四部 ベアルンの小城館
▼投票者コメントより
◇古今東西見渡しても、なかなか比肩するもののない壮大な歴史ロマン作品です。ぜひ復刊してほしいものです!
◇現在も作者が完全版を執筆中だそうで、この完全版がどうしても読みたいです!!! ジョフレとアンジェリクがフランスへ戻る最終巻まで死ぬまでには読み通したいです!!
◇「アンジェリク」は優れたロマンス物であると同時に、作者である ゴロン夫妻による綿密な資料調査に基づいた歴史物で、胸躍る冒険もので、ドキドキするサスペンスもので、時には信仰の意義や自由 の意味を答う思想ものでもあります。 初版が刊行されてから30年あまりが経っていますが、未だに色褪せることない素晴らしい作品です。'94年に講談社から文庫版が出版されていますが、'00頃より「在庫切れ」の状態が続いていて、わたしの周囲でも、読みたくともなかなか手に入りづらいという声を多く聞きます。 作者のゴロン夫人が、現在もシリーズの新しい作品を執筆しているということもあり、是非、復刊・重版を検討して頂きたいです。
◇講談社の文庫を持っていましたが、度重なる転居で紛失しました。是非また読みたい素晴らしい作品です。ルイ十四世の時代と地中海や新大陸の歴史が有機的に絡み合って、この時代の理解が深まりました。非常に時代考証も細やかです。恋愛物としても、なかなかに手に汗握る展開で、純粋にエンタテイメントとしても非常に楽しめます。
▼訳者紹介
<第1巻>
長島良三:フランス文学翻訳家。1936年生まれ、明治大学仏文科卒。早川書房にて「ミステリマガジン」「SFマガジン」両誌の編集長をつとめた後、翻訳家に。主な訳書に、ジョルジュ・シムノン「メグレ・シリーズ」、モーリス・ルブラン「ルパン・シリーズ」、ガストン・ルルー『オペラ座の怪人』など多数。
<第2巻>
小池三子男:1948年横浜生まれ、慶應義塾大学大学院フランス文学専攻修了。河出書房新社編集部にて、ジョイス、ビュトール、デュラス、シムノンなど、主に翻訳書を中心に文芸作品の編集に従事。
主な訳書にジャン・ガッテニョ『ルイス・キャロル』、ジョルジュ・シムノン『離愁』など。
読者の皆様へ
私の宿願が成就します。それは太陽王ルイ14世時代のフランス歴史大河小説『アンジェリク』の復刊です。しかも完全版を新訳です。投票者の方と語り合い、二回も渡欧し、何年も費やして、私の人生を賭けた復刊だけに、感慨もひとしおです。
炎のように強く、太陽光線のように明るく、碧の瞳を持つ美しいヒロイン。人として、女性として、激しく生きたアンジェリクの人生を、再び皆さんにお届けできる幸せに、とうとう到達できました。
是非、皆さん、本の扉を開いて下さい。
復刊ドットコム 代表取締役社長 左田野 渉
A=10147
↑こちらは、2012年2月に実施したキャンペーン「復刊ドットコムからの挑戦状」で
使用したものです。本商品の内容とは関係ありません。 ウラレタハナヨメ
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読後レビュー
全4件
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新婚時代のアンジェリク
最初の出版時に大幅にカットされたというアンジェリクの新婚生活が、とても丁寧に描かれていて嬉しいです。
また後の伏線となるエピソードが、読み返す楽しみを倍増させてくれました。 (2016/09/04) -
完全版読みました
前回の翻訳になれているせいか、少し違和感を感じるところもありました。一番思ったのが、フィリップをハンサムなんて表現をしてほしくない。という事でした。生意気ですが、もっと日本語を大事にしてほしいと思いました。
話の順序が違っているところとか、まったく意味の違っている所とかありましたが、前回のは英語からの翻訳という事でしたから、今回のが正しいのでしょうね。
完全版では歴史的事実についても随分付け加えられていて、私はストーリイを知っているので落ち着いて読めましたが、初めて読む人にとってはじれったい部分だろうな と思いました。
何はともあれ、日本語で読むことは無理だとあきらめていた完全版を読む事ができてとても嬉しいです。必ずアンジェリクがフランスに戻るという続編部分までよろしくお願いします。
次回の表紙も楽しみです。 (2012/04/10) -
完全本1、2巻読み終えました!
30年前の高校生の頃から人生のバイブルとして読み続けてきた「アンジェリク」。高校生の頃はジョフレとのロマンスにどきどきし、大人になってからは、アメリカの自然の素晴らしさ、先住民の生活、薬草や魔女、子供達との愛情など、読むたびに違う場面に新しい感動がありました。
完全本は、第一印象は粗野な感じ。井上和夫先生の躍動的で絵画のような情緒を醸し出す訳と違い、現代的なイメージに違和感を感じました。しかし内容として出来事やそれに関わるアンジェリクの心情が丁寧に描かれていて、アンジェリクの持つ多面性がここで納得できました。かわいくてお転婆なだけではなく、少女時代の○○の経験が後々の△△な場面につながってるんだ!と。
3巻が発行されるまで何回も読み返して、「そうなんだ!」を発見したいと思います。 (2012/03/30) -
復刊おめでとうございます
時の流れは早いですね。
次男出産の時、予定日が10日遅れ、その時間ずっと「アンジェリク」を読んでいました。
それが完全版復刊予約開始の今日、次男の長女誕生。
私にとっては初孫です。
長い長い物語。
さっそく予約して、再会を待っています。
ありがとうございます* ^ ^ * (2011/12/20)
復刊投稿時のコメント
全370件
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復刊していることをしりませんでした。文庫は古書で集めていますがすべて揃いません。GOOD!1
年齢的に老眼がせまっております。目が見えるうちに是非読みたいです。 (2022/03/19) -
昔出版されたものは、全巻読何度も読み返しましたが、翻訳に問題があり、原作とはかけ離れたものであったと聞いております。従いまして、完全なる原作から翻訳されたこちらのアンジェリクを引き続き読みたいです。GOOD!3
そしてなんと言っても、近年続きが書かれたようなので、それが読みたくて仕方ありません。何年経ってもその気持ちに変わりはありません。
これまでの7巻は全て図書館に買ってもらい、ありがたく読ませてもらっています。 (2021/06/04) -
木原敏江さんの漫画をきっかけに原作を読んで、大河ドラマとも呼ぶべき壮大な展開と、過酷な運命にもたくましく立ち向かい生きてゆくアンジェリクの姿に夢中になって読みました。書棚で場所を取るので実家に置いていましたが、実家を処分する時に已む無く一緒に処分し悔やんでいます。装丁の美しいあの本が復刊して、図書館などでみんなが読めるようになれば嬉しく思います。 (2019/08/30)GOOD!2
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せっかく復刊していただいたのに、8巻以降はもう出版されないのでしょうか?是非、最後までお願いします! (2019/05/06)GOOD!0
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1986年頃に高校の図書館にあったのを読み、後半は出版社の在庫にあったものを買ってもらい読みました。GOOD!2
文庫版が出た時も、初版で買って読みました。
でも、引越しをした際に、途中巻がなくなってしまったので、復刻されたら、ぜひとも全巻をそろえたいです。
数年前に新訳で出版された際も5巻まで買いましたが、やはり、最初に読んだ翻訳の方が馴染みやすかったので、復刻を強く望みます。
よろしくお願いいたします。 (2019/04/18)
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