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ナポレオン戦争 下

デイヴィッド・ジェフリ・チャンドラー 著 / 君塚直隆 糸多郁子 竹村厚士 竹村知行 訳

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ナポレオン戦争 欧州大戦と近代の原点 全5巻
著者 デイヴィッド・ジェフリ・チャンドラー 著 / 君塚直隆 糸多郁子 竹村厚士 竹村知行 訳
出版社 国書刊行会
判型 A5
頁数 581 頁
ジャンル 専門書
ISBNコード 9784336076090

商品内容

1793年のトゥーロン包囲戦から1815年のワーテルローまでのナポレオン自身が参加した会戦を戦略・戦術的に分析した、現在に至るまでナポレオン戦争について書かれた最も体系的・網羅的な書籍で、まさにナポレオン戦争の「バイブル」として名高い世界的名著『The Campaigns of Napoleon』。待望の翻訳復刊!

巻末の付録には主要会戦の各国の戦闘序列や、グランド・アルメ(大陸軍)の時期別の編制表、用語解説などが収録されており、史資料としても重要。また軍事面だけではなく、革命期から帝政期にいたる政治外交面についても詳述しており、この時代についての通史としても価値ある書籍となっている。
※下巻には半島戦争からワーテルロー、訳者あとがき、補論、参考文献、索引、付録を収録。

◆本書は2002年に信山社から翻訳刊行された『ナポレオン戦争 欧州大戦と近代の原点』(全5巻)を翻訳の見直しと図版の修正を加えて全2巻(上・下)に再構成したものである。

▼目次
第十一部 イベリア半島での策謀 スペイン・ポルトガル戦役 一八〇七年~一八〇九年
--第55章 リスボンへの道
--第56章 仕組まれた危機
--第57章 バイレンとヴィメイロ
--第58章 エアフルトでの苦々しい取り引き
--第59章 皇帝参上
--第60章 ムーア追撃
--第61章 未完に終わった偉業
第十二部 ハプスブルク家の再興 最後の勝利 ドナウ戦役一八〇九年 ヴァグラムの戦い シェーンブルンでの和平
--第62章 新たなる挑戦
--第63章 ドナウの危機
--第64章 アスペルン=エスリンク
--第65章 二度目の試み ヴァグラム
--第66章 成功という名の幻影
第十三部 モスクワへの道 ナポレオンのロシア遠征 第一部 一八一二年六月二十二日~九月十五日
--第67章 フランス=ロシア協定の決裂
--第68章 戦争の計画と準備
--第69章 ロシア侵攻
--第70章 ボロディノ
第十四部 退却 ナポレオンのロシア遠征 第二部 一八一二年九月十六日~一八一三年三月六日
--第71章 不安定な立場
--第72章 軍の崩壊
--第73章 ベレジナ川
--第74章 エルベ川への退却
--第75章 巨人の失敗
第十五部 落日 諸国民会戦 ナポレオンによるドイツの保持と連合軍壊滅の野望 ライプツィヒの戦いでの大敗北
--第76章 新たなる軍の編成
--第77章 リュッツェンとバウツェン
--第78章 休戦
--第79章 ドレスデン
--第80章 諸国民会戦
--第81章 自然国境への回帰
第十六部 「祖国は危機にあり」 一八一四年の戦役・ナポレオンの退位
--第82章 時間稼ぎ
--第83章 危険な開戦
--第84章 素早い回復
--第85章 シュヴァルツェンベルクの失墜
--第86章 北方における阻止 ラン
--第87章 最期の賭け アルシと皇帝退位
第十七部 百日天下の戦役 ナポレオンのエルバ島脱出から最後の敗北まで
--序 ル・カイユにて
--第88章 皇帝の帰還
--第89章 ブリュッヒャーへの猛攻
--第90章 ネイ元帥の見込み違い
--第91章 最後の一手
--第92章 ワーテルロー
--第93章 追記
訳者あとがき
補論 ヴァルミーから現代へ
付録
主要人名索引


▼著者プロフィール
デイヴィッド・ジェフリ・チャンドラー
1934年生まれ。オックスフォード大学卒業後、陸軍将校として三年間従軍。1960年からサンドハースト王立陸軍士官学校の講師となる。以来34年間同校で研究・教育に従事。1980年から1994年までは軍事史部門主任教官を務める。1967年から20年近くイギリス軍事史学会の会長を務め、1986年から同会名誉会長。編著作は『Dictionary of the Napoleonic Wars』(1979)『Marlborough as Military Commander』(1979)『The Oxford Illustrated History of the British Army』(1994)など多数。

君塚直隆(きみづか なおたか)
1967年東京都生まれ。上智大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程修了。関東学院大学国際文化学部教授。博士(史学)。専攻は近代イギリス政治外交史。著書に『近代ヨーロッパ国際政治史』(有斐閣、2010年)、『立憲君主制の現在』(新潮選書、2018年)、『エリザベス女王』(中公新書、2020年)、『君主制とはなんだろうか』(ちくまプリマー新書、2024年)、『イギリス国王とは、なにか--名誉革命』(NHK出版、2024年)などがある。

糸多郁子(いとだ いくこ)
1964年東京都生まれ。津田塾大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。桜美林大学リベラルアーツ学群教授。専攻は近現代イギリス文学・文化。著書に『D・H・ロレンスの新理論』(共著、国書刊行会、1999年)、『イギリス小説の愉しみ』(共著、音羽書房鶴見書店、2009年)、『第二次世界大戦後のイギリス小説--ベケットからウィンターソンまで』(共著、中央大学出版部、2013年)、『食文化からイギリスを知るための55章』(共著、明石書店、2023年)、訳書にトマス・ハーディ『人生の小さな皮肉』(共訳、大阪教育図書、2002 年)などがある。

竹村厚士(たけむら あつし)
1966年神奈川県生まれ。武蔵野大学教養教育センター研究員、神奈川工科大学非常勤講師。専攻はフランスおよびヨーロッパ近代軍事史。著作に「『狭義の軍事史』から『広義の軍事史』へ--RMAからみたフランス革命~ナポレオン戦争」、阪口修平、丸畠宏太編著『近代ヨーロッパの探求:軍隊』(ミネルヴァ書房、2009年、所収)、「『セギュール規則』の検討--アンシャン・レジームのフランス軍における改革と反動」、阪口修平編著『歴史と軍隊:軍事史の新しい地平』(創元社、2010年、所収)、P・ドイル著『データでみる第二次世界大戦--軍事力、経済力』、兵器、戦闘、犠牲者』、(監訳、柊風社、2014年)、『近現代軍事戦略家事典--マキャヴェリからクラウゼヴィッツ、リデル・ハートまで』(共著、原書房、2023年)などがある。

竹村知行(たけむら ともゆき)
1972年山口県生まれ。同志社大学大学院法学研究科政治学専攻博士後期課程修了。安田女子大学教授。博士(政治学)。専攻は日本政治史。著書に『幕末維新の西洋兵学と近代軍制--大村益次郎とその継承者--』(思文閣出版、2014年)、『大村益次郎--全国を以て一大刀と為す--』(ミネルヴァ書房、2022年)などがある。

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◆こちらもチェック!◆
◎『ナポレオン戦争 上』

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復刊投稿時のコメント

全26件

  • 読みたいが古本の値段が高騰し過ぎているため (2023/11/06)
    GOOD!0
  • 今高騰しまくってて一冊30万円のもあります。読みたいですが手が出ません。 (2022/03/27)
    GOOD!0
  • 名著の誉れ高い! (2021/04/28)
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  • 読みたい。 (2021/02/03)
    GOOD!0
  • 日本語で読めるナポレオン戦役本の最高峰だと聞いたので。 (2020/12/04)
    GOOD!0

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