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【バーゲンブック】ブラック・ジャック DVD BOOK BJ&ピノコの過去編 (スペシャルBOOK付)
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鋼の錬金術師 第6巻(初回限定特装版)
この巻が一番好きです!
エドとアルの過去が明かされる巻です。
2人の絆の強さが育まれていった過程が最高です。
物語においても重要なエピソードですので必読です。 -
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ゾルゲ謀略団
陰謀を隠すための「また陰謀論か」の目くらまし
何かと世間を騒がす朝日新聞、どうやら当時から反社会性人格の巣窟で国益を害していたことがよく見て取れた。尾崎秀実、この男、何を隠そう朝日の記者(編集員?)。政府は何とか打開策を下がりつつ世界各国と協調路線を取り、軍は国軍・皇軍として戦線不拡大を標榜していたにもかかわらず、なぜか国内からは戦争しろの声に叩かれる。引くに引けない状態になっていったその裏には何があったのか。どういう力が働いていたのか。米国によるハルノートという戦争宣言書とおぼしき死刑宣告書を叩きつけられて真珠湾攻撃へと繋がったわけだが、そこにも共産主義者の影があった。ルーズベルトの側近であったハリー・デクスター・ホワイトはコミンテルンのスパイであったし、戦後のマッカーシーの赤狩りが吹き荒れたように我が国に限らず共産主義者に汚染されていた事実がある。共産主義・コミンテルンのネットワークは世界各国に張り巡らされていて、ほぼ彼等の思惑通りに日米は対立へ向けて掌の上で踊らされていたのが本書でよく分かる。北の脅威・反共の戦いを国是の一つとしていた大日本帝国がなぜ南進をどんどん進め、米英と対立を避けられない状況に陥ってしまったのか。特に朝日新聞が、尾崎秀実がなぜ南進、南進と論壇を張り、米英を討てと世論を煽り、熱狂させたのか。その結果、誰を利することになったのか、この本を読めばバラバラであったパズルが組み合わさって全体像が見えてくる。昨今のリベラル・グローバルスタンダードを理解する端緒になるかもしれない。おススメする。
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まんが道 全23巻
まんが道のあゆみ
藤子不二雄A、F両名の出会いから漫画家を目指して上京し、デビュー位までの歩みが描かれています。(A氏が描かれているので、A目線のエピソードが中心ですが。)二人の紆余曲折と、それを乗り越えて「まんが道」を進む姿に感動を覚えます。
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世界の名著16 マキアヴェリ
比較的読みやすいです。
君主論については、訳本が何冊か出ていますが、その中でもこれは比較的読みやすい方だと思います。
岩波文庫から出ている河島英昭さんによる翻訳は、硬い訳文ですし(参考にした原文のテキストが、翻訳者によって違うそうですが)。
欲を言えば、『戦術論』も収録して欲しかったな、と思います。
全文ではなく、マキアヴェリの著書のところどころを抜粋・翻訳した、塩野七生さんによる『マキアヴェッリ語録』がありますが、これは新潮社から出ています。興味のある方は読んでみると良いでしょう。 -
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天の光はすべて星
とても美しいタイトル
タイトルだけでも聞いたことがある方が多いと思います。
古き良き、少し不思議なノスタルジックで美しい作品です。 -
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百合子のひとりめし
百合子さん
百合子さんの食への向き合い方が好きです。飽食のこの時代この国で、百合子さんの食事は人生に潤いを与えている。グルメ番組はタレントが汚い食べ方をしたりつまらないコメントを言うので嫌悪感すら覚えてしまいますが、この作品は単なるお店の紹介にとどまらず、食の大切さをさりげなく教えてくれて面白いです。孤独のグルメも好きでしたが、女性がひとりで外食するこの漫画の方が、今の雰囲気に合っています。ピンポイント過ぎて、紹介されるお店を簡単に制覇できてしまうのが、逆に残念。続編を出してもっとたくさんのお店を紹介してほしいです。
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古伊万里 小皿・豆皿・小鉢1000
古伊万里の小物を集めています
古伊万里の小皿・豆皿・小鉢購入の参考になるだけでなく、歴史、幾多の文様の美しさ、その者達への思い、すべてが詰まった、手元になくては為らない一冊です。
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鈴木敏夫のジブリ汗まみれ 1
汗まみれおじさんの対談
汗をかくことが少なくなった時代の、昭和を生き抜いた「汗まみれ」なおじさん達の対談。
この対談を読んで、大人になっていく事や、年を取る事は楽しい事じゃないかと思えた。おじさんになっていく事にも悲観する事はない。それよりもむしろさまざま経験をして、自分の感性を持って世界を生き抜けると感じた。
これはTOKYOFMの番組である「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」でのゲストトークを綴った書籍であり、一期一会の会話の雰囲気が伝わってきてとても面白い。ジブリワールドを垣間見ることもできる。
多大な制作の苦しみや喜び、そして新しいメディアへ惹かれ、不安や懸念もあるという素直な悩みの吐露など次元が違う様々な話題が実に面白い。
「汗まみれ」になる事が大人になる事、自覚はなくとも一人前になる事であり、それはつまりおじさんになるという事なのだなと思える。
これらの監督作品が好きな方にはぜひおすすめです。 -
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うる星やつら[SSCワイド版] 全15巻
高橋留美子の最高傑作⁈
キャラクターの個性が多様で、魅力に溢れています。その後の作品もいいですが、やはりうる星やつらが一番面白い!ちなみに全巻所有しております。ワイド版なので読みやすいです。
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禁忌習俗事典 タブーの民俗学手帳
復刊されて嬉しい
「遠野物語」で有名な柳田国男先生の未収録部分を含めた復刊です。
日本国内各地の禁忌(タブー)とされるものの聞き取り調査を項目別にならべたものです。
それぞれの由来や他との関連性についても詳しく述べられていますが、先生にも「理由はわからない」とはっきり書いてらっしゃる所も潔いと思いました。
はじめの文章は特に秀逸で、禁忌とされるものが、聖なるあまり避けるものと、禍々しいゆえに避けるものの2種があって、それぞれが関連しあっているといった内容の文章は、日本語の美しさを堪能しました。
民俗学に興味がおありの方には是非お勧めです。 -
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ISOLA多重人格少女
タイトルに難あり
文字通りに読めばただの多重人格者のお話かと思いきや、
実はあの関西大地震に端を発する非常に異端なSFです。
何しろ大仏の巨人のように街を歩き回るのだからw
読後の感想としては、
本当なら少しは可愛そうに思っていいはずのISOLAが全然可哀相じゃないことが印象的です。
何をさておいても、巨人化して街を歩き回る・・あのシーンさえなければ結構まともなサイコサスペンスなんだけど、荒唐無稽なSFに落ちてしまいました。
ただ、読者をぐいぐい引っ張っていく面白さはあります。一揆読み必須。 -
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黒い家 (Horror comics)
映画とはちょっと違う
先ず黒い家にいるサイコパスは幼い少女の精神を宿した大人の女だということ、そしてその女の過去は小学校の卒業アルバムに載せられていた彼女の拙い詩から判明するというプロセスがこの本の醍醐味です。
どことなく中原中也を彷彿させる詩ですが、
そこからサイコパスの可能性を発見した脇役の女性が面白い。
でも映画の大竹しのぶも全然良い意味で作品を凌駕してましたけどね。
読んで損はないです。 -
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はるかなるわがラスカル
アニメとは違います
結構大人向けの少年小説です。
ラスカルは少年にとって貧しく何の楽しみもない生活の中で唯一の心の慰め。
だから余計愛情深く絆がむすばれるのです。
後半は哀しい結末です。
それもこれも「貧困」のせいで。
お父さんは粗野で無口で世渡り下手だけど、素晴らしい良識を生まれながらにもったような男。
人種の違いを意識させる病者もあり、結構深いです。
これはアライグマを仲介者においた父と子の物語。 -
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キートン動物記
改めて今
最近マスターキートンの連載が復活して、
改めて動物記を読み直す良い機会にしました。
キートン太一の優しい人柄も含めて面白い作品です。 -
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ヨコハマ買い出し紀行 1 新装版
人類の老いを肯定し、やさしく見守る「てろてろの時間」での物語
徐々に水没していく世界にて、人類が滅びてしまう少し前の「夕凪の時代」を描いた、ロボットが主人公のSF物語、と聞いたらどのような印象を抱くだろうか。この部分だけ抽出すると、なにやら悲観的なディストピア作品にも思えるが違う。この作品はそういった人類の老いをやさしく見守る作品だ。
物語の主人公はアルファさん。喫茶店の看板娘のロボットである。ロボットではあるが、よく笑って、よく照れて、たまに泣いたり、失敗したり、お調子者のおっちょこちょいな魅力的な女性である。このアルファさんと彼女の大切な人たちが楽しそうなのを見ているだけでも、こっちがうれしくなってくる。そして、きっと、あなたもアルファさんを好きになる。そしたらいつの間にか全巻読み終わっているに違いない。
作者は彼女たちともに、世界を、ゆっくりと、時に愉快に、時に美しく、時に儚く描く。たまにはドキリとしたり、寂しくもなったりするが、それも手伝ってこの「てろてろの時間」が愛おしくなる。あなたも共にこの時間を見守ってほしい。
これは面白い!!
これは、ブラック・ジャックを知らない人でも楽しめると思います。子供にも見て欲しいな。オープニングの曲も素晴らしい。