1 票
著者 | 宇治谷祐顕 |
---|---|
出版社 | 文光堂 |
ジャンル | 専門書 |
登録日 | 2025/02/16 |
リクエストNo. | 77325 |
リクエスト内容
本書は、浄土経典中でも異類のものとされる悲華経の、梵蔵漢訳にわたる厳密な比較研究であり、本論と、付録として、梵文大施品の訳注と英文による論文等より構成されている。
(中略)この経典は浄土経典中異類のもの、阿弥陀仏を軽んずるということから、浄土教徒の間ではかなり軽視されてきた様である。そのためか、著者も指摘する如く、悲華経に関するまとまった研究は実に背無(ママ)に等しい。(中略)親鸞でさえも、その著書教行信証において、三度も悲華経を引用しているのである。このことは浄土教、特に真宗においても、悲華経は決して軽視すべきではないということを示すものであろう。
(以上、大谷学報49巻3号、吉元信行氏の書評より)
浄土三部経に次ぐ浄土経典であり、『妙法蓮華経(白蓮華のように最も優れた正しい教え)』と並ぶ経中の白蓮華『悲華経(白蓮華のような大悲の教え)』のほぼ唯一の研究書です。
『悲華経』を取り扱った論文等で必ずといっていいほど引用されます。
投票コメント
全1件
-
大東出版社刊『国訳一切経』中の「悲華経」を読みその内容・世尊の大悲に圧倒されました。GOOD!1
より詳しく知りたいと『悲華経の研究』にあたりましたが、市場ではプレミア価格が付いています。
浄土教関係者はもちろんそれ以外の宗派でも学ぶべき内容だと思います。 (2025/02/16)
読後レビュー
NEWS
-
2025/02/16
『悲華経の研究』(宇治谷祐顕)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
大絶画