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著者 | M・ハイデガー 著 , 渡邊 二郎 訳 |
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出版社 | 筑摩書房 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784480083524 |
登録日 | 2017/11/16 |
リクエストNo. | 65984 |
リクエスト内容
『存在と時間』(1927年)において、世界内存在する人間の実存を深く掘り下げ、これを現象学的解釈学的に精緻に分析して、哲学界に深刻な衝撃を与えたハイデッガー。そのハイデッガーが、第二次世界大戦を挟む長い沈黙を破り、書簡体の形式で世に問うたのが、この「『ヒューマニズム』について」(1947年)だった。いわゆる人間中心主義の「ヒューマニズム」を批判しながら「存在の思索」を説くこの小さな本には、後期ハイデッガーの思想が凝縮した形で表明されている。「故郷喪失」の現代の「世界の運命」のなかで、私たちは存在の「開けた明るみ」の場のうちに「住む」ことを学び直さねばならない、と。
目次
1 凡例
2 本文―「ヒューマニズム」についてパリのジャン・ボーフレに宛てた書簡(存在の思索の提起
ヒューマニズムに関する批判的考察の開始
人間の本質の規定
存在の人間への関わり
故郷喪失の運命
ヒューマニズムの真の意味
存在の思索を非人間的とする誤解の反駁
論理学・価値・世界内存在・無神論・有神論に関する誤解の反駁
存在論・倫理学を超えてエートスの思索へ
存在論・倫理学を超えて存在の思索へ
存在の否む働きと無
存在の思索と言葉)
3 訳注
4 原文校訂注
5 解説
投票コメント
全1件
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日本でも著作『四方対象』が翻訳刊行され話題となった、現代哲学ムーヴメントのひとつ、オブジェクト指向存在論の代表的論者グレアム・ハーマンは、ハイデガーとりわけ後期ハイデガーの思想をもとに哲学を展開しています。したがって、現代哲学をまなびたい人にとって、本書は必読です。ぜひとも、手軽に文庫で読めるような環境を整えてほしいと思います。復刊よろしくお願いします。 (2017/11/16)GOOD!1
読後レビュー
タイトル | 価格 | サイト |
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「ヒューマニズム」について パリのジャン・ボーフレに宛てた書簡 | 1,320円 | アマゾン |
NEWS
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2020/03/28
『「ヒューマニズム」について パリのジャン・ボーフレに宛てた書簡』(マルティン・ハイデッガー 著 / 渡邊二郎 訳)の注文を開始しました。 -
2017/11/16
『「ヒューマニズム」について』(M・ハイデガー 著 , 渡邊 二郎 訳)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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