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著者 | カール・ヤスパース著 重田英世訳 |
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出版社 | 創文社 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784423171011 |
登録日 | 2008/02/21 |
リクエストNo. | 41296 |
リクエスト内容
後に重要意義をもつ、ヤスパースの殆ど全ての思想(諸世界観、限界状況、虚無主義など)が既に見出される初期代表作。
(創文社ホームページよりハードカバー版紹介文)
(目次)
第1章 態度(対象的態度;自己反省的態度;情熱的態度)
第2章 世界像(感性的‐空間的世界像;心的‐文化的世界像;形而上学的世界像)
第3章 精神の生(懐疑主義と虚無主義;有限なるものにおける支え「拠り所」、殻;無限なるものにおける支え「拠り所」)
補説 カントの理念論
ハイデガー(ハイデッガー)の『存在と時間』にも引用され現代ドイツ哲学の源流となった作品。
本訳のほかに理想社「ヤスパース選集」に収録されていた上村・前田訳が存在します。
なおISBNコードは創文社・ハードカバー版のものです。
投票コメント
全5件
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高校1年、1965年3月21日に、新潮文庫の『哲学入門』をGOOD!3
買いました。当時どこまで理解できたか解りませんが、「哲学とは、
集中することだ」という文言が記憶に残っています。これなら
自分にも出来そうだと思ったことを覚えています。
その後、大学時代に『精神病理学総論』を読んで以来、折に付け
ヤスパースを読んできました。しかし、『世界観の心理学』は
なかなか入手出来ず、昨年やっと手にしました。
文庫になっていれば、もっと早く買うことが出来たろうし、
手軽に持ち歩けるし、多くの人にも読んでもらえるでしょう。
是非、文庫にして欲しいですね。 (2010/06/07) -
確かにヤスパースの著作には1930年代のドイツの哲学の潮流のすべてが流入しており、この著作では、認識装置の構築において、当時何が哲学者の共通の関心事であったのかが整理できるのでは。文庫版でも3分冊になるが、文庫版のほうがいい。 (2008/09/09)GOOD!3
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カールポパーが批判的に引用しており興味を持った (2022/06/04)GOOD!0
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「『哲学』そのものを学ぶことはできない。『哲学する』ことを学ぶのみだ」というのはカントの言葉だったと思います。ヤスパースの『世界観の心理学』はまさに「哲学する」営みを体感できる作品だと思います。 (2017/10/20)GOOD!0
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何というか、刊行されていないことが問題でしょう。 (2012/05/17)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2008/02/21
『世界観の心理学 文庫化リクエスト』(カール・ヤスパース著 重田英世訳)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
社会科教師 柳田進