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レムレムさんの公開ページ 復刊投票コメント一覧 5ページ

復刊リクエスト投票

  • 繻子の靴

    【著者】ポール・クローデル

    以前からさがしていたが、まだ手に入っていない。
    手に入りにくいから邦訳はないのかと思っていたが、この作品が日本で出版されたことがあることを最近知った。
    その高い評価に比べて、この手に入りにくさは不当なものと言える。
    私はスペインの歴史に特に興味もないし、キリスト教徒でもないが、演劇史上の大傑作、しかも劇的な作品となれば、なんとしてでも手に入れたい。(2002/03/26)
  • 踊る物理学者たち

    【著者】ゲーリー・ズーカフ

    私はこの本を持っています。私にはとてもおもしろい本でした。
    物理学を単なる現象としてではなく、哲学(というか世界観)としてみるという(ギリシア文化の時代の自然哲学のような)見方は、20世紀後半に一部分の人たちの間で盛んになりましたが、そのような運動には、ノーベル賞クラスの科学者たちも多く加わりました。このような動きには、ニュートン以来の経験主義的科学が失ってきたものの復権といった意味があったと思います。
    何をかくそう、私自身もそういう思想に共鳴しています。
    この本は、そのような科学の潮流を理解するのに優れた書物です。
    こんな本を絶版にしてはいけません。(2002/03/26)
  • ガザに盲いて

    【著者】オルダス・ハックスレー

    彼の作品は、「すばらしい新世界」と「恋愛対位法」を持っているが、二つとも名作だ。特に「すばらしい新世界」は、ある意味で予言的名著であったし、これからもそのような意味を持つと思う。
    オルダス・ハクスレーは、近代英文学の伝統を20世紀に引き継いだ大作家だ。彼の風刺には、「ガリバー旅行記」を書いたスウィフトなどと同質の部分がある。
    そのようなハクスレーの作品の中でも、これは重要作らしいのだ。
    ぜひ、読みたい。(2002/03/26)
  • ライフゲイムの宇宙

    【著者】ウィリアム・パウンドスト-ン、有沢誠

    もともとデジタル世界の擬似生命体には興味があるので、復刊したら読みたいと思います。(2002/03/25)
  • 天文対話 (上、下)

    【著者】ガリレオ・ガリレイ

    この本も、ガリレイの対話形式の名著。
    となれば、復刊するのはあたりまえ。
    出版社の人たちも、ちゃんと読めば、必ず、復刊するべきだと思うでしょう。(2002/03/25)
  • プリズマティカ

    【著者】サミュエル・R・ディレイニー

    私もご多分にもれず、ディレイニーの「エンパイア・スター」を読みたいと思っていた。この作品は、SFベスト10に入れる人もときどきいるくらいだが、どうさがしても、古書でもなかなか手に入らない。その上、もうサンリオSF文庫はこの世にない。
    それがこんな本に収まっていたとは、新たな希望だ。
    でも、復刊するとしたら、あまりベラボーな価格はつけないでね。(2002/03/24)
  • 新科学対話 (上、下)

    【著者】ガリレオ・ガリレイ

    科学を対話形式で考えるというのは、非常に有効な方法だと思う。哲学の世界では、古くプラトンがこれをやった。対話という形式自体に、人間の頭脳を覚醒する何かがある。
    そういえば、ボーアとアインシュタインの対話(というより、はっきりいってケンカ)は20世紀科学における一大重要イベントであった。
    このような本は私の好みであり、読まないですますはずがないが、期待にたがわぬ名著だった。
    われわれは、このような書物から、知識そのものよりもむしろ科学に対する姿勢を学ぶべきだ。20世紀の間に、人類は科学に対するまともな姿勢をずいぶん失ってしまったのではないだろうか。(2002/03/24)
  • フォークナー全集

    【著者】ウィリアム・フォークナー

    フォークナーは20世紀アメリカ文学で最も重要な作家だと思う。フォークナーの作品の多くは、(できれば邦訳で、)少なくとも「買う」ことはできるようにしておくべきだ。(2002/03/24)
  • 科学と仮説

    【著者】ポアンカレ

    ポアンカレは数理科学全般にわたった天才だ。ネットで検索してみると、彼の名がさまざまなところに現れるのに気付くであろう。
    そういう人物が書いた科学論は非常に貴重だ。
    以前この本を手に入れたいと思っていたが、手に入らなかった。
    このサイトで見るまで、長い間この本のことを忘れていたが、忘れてよいようなものではない。理系の人たちの必読の書物の一つであろう。(2002/03/23)
  • 幼年時代・晩夏

    【著者】堀辰雄

    新潮文庫で堀辰雄の作品を5冊ばかり持っていて、絶版になったこの本も欲しい欲しいと思いながら、今まで手に入らないでいる。
    堀辰雄の作風は、私の好みとはまったく異なるが、それでも私は堀辰雄の文章が大好きだ。(そういえば、有名な評論家だった小林秀雄氏も堀辰雄の作品をほめたことがあるとか。)
    堀辰雄の文章に魅せられたことのある人は、ぜひ一票を投じてください。(2002/03/22)
  • 法の精神

    【著者】モンテスキュー

    これは、人類史上の記念碑的名著ではないですか。モンテスキューの知性はすごいと思いますよ。
    私はこの著作の一部分(まあ半分程度)が収められている本を持っていますが、いずれは全巻をそろえたいと思っていました。なのに、この有名な本の邦訳が手に入らないなんて。
    どう考えても必要な本まで、絶版にするようなわが国の文化って、何なんでしょうか!?
    この責任は、出版社だけのものでもないでしょう。市民のみなさんも力を貸して、文庫本で復刊するべきです。
    学生がこの本を手に入れるのに古本屋でベラボーな金額を出さなければいけない、という実態はおかしいと思います。
    学生諸君もぜひ一票を投じてください。そして、文庫本が出たら、できるだけ買いましょう。(2002/03/20)
  • 星の構造

    【著者】S.チャンドラセカール

    数学の歴史におけるインドの役割はきわめて大きいが、われわれ日本人も含めて、いわゆる先進国の人たちは、これを正当に評価していない。
    チャンドラセカールはインド人だ。これがすごく重要な点だと思う。
    チャンドラセカールもインドの精神の中で生まれた偉大な人物の一人なのだ。
    インドの精神は自然科学の世界でも有意義なものであるということを、われわれは襟を正して学びなおすべきだ。(2002/03/19)
  • ヴァーミリオン・サンズ

    【著者】J・G・バラード

    バラードはイメージの作家だ。イメージが世界を創造してしまう。いずれも現実にはありえないような世界だが、その世界は強い存在感を持つ。現実ではないのに、一種のリアリティを持った世界となるのだ。つまり、バラードの文学は、伝説や神話のような何かを持っている。単なる夢想や幻想といったものともちがうと思う。
    バラードをSF作家と呼ぶには抵抗があるが、文学としての重要な要素が含まれていることは間違いないと思う。
    (この本は、最近ぼくがほしいと思っている本の1つです。)(2002/03/19)
  • 塔 (「尖塔」という題もある。)

    【著者】ウィリアム・ゴールディング

    ゴールディングという大変な才能をもった20世紀の大作家の重要作。
    ゴールディングの他の重要作は、(苦労の末)だいだい手に入れたが、これはどうしても手に入らない。
    ゴールディングとなると読まずにいられない。(2002/03/17)
  • 枯草熱

    【著者】スタニフワフ・レム

    これにリクエストがないとは思っていなかった。
    文庫本の古本にはかなり高値がついているようだ。
    サンリオからは無理かもしれないが、どこかから復刊するべきだ。(2002/03/17)
  • 宇宙創世記ロボットの旅

    【著者】スタニスワフ=レム

    「ソラリス」とはうって変わって痛快な作品だ。全編にユーモア精神があふれているが、そこは「レム」のこと、単なる娯楽小説ではない。レムならではの深い知恵と洞察が見られる。軽い作品に見えるが、痛烈な皮肉を含んでいる。人類の文明について考え続けたレムだからこそ、こんなものが書けるのだ。(2002/03/17)
  • ブッデンブローク家の人びと

    【著者】トーマス・マン

    トーマス・マンのノーベル賞受賞作が文庫本で手に入らないなんて、おかしい。私はこれを文庫本で持っているが、多くの人が買うことができるようにしておくべきだ。(2002/03/17)
  • 闇の力

    【著者】レフ・トルストイ 著 / 米川正夫 訳

    史上最大級の大作家トルストイの代表的戯曲なのに、文庫本で手に入らないなんておかしい。トルストイがわざわざ戯曲を書いたのに、無視してよいようなもののはずがないではないか。(2002/03/17)
  • ベクトルの威力

    【著者】土師 政雄

    土師先生は、数学の良い理解者だった。そこらへんの数学教授より、土師先生の話のほうが、数学に対する理解を深めるものだった。
    予備校講師というのは、土師先生にしては低すぎる地位だったと思う。
    土師先生が亡くなっていたとは知らなかった。みなさん土師先生の残した声を聞いてください。
    数学に人生を捧げた先生に感謝を込めて、一票。(2002/03/17)
  • SFはどこまで実現するか 重力波通信からブラック・ホール工学まで

    【著者】R.L.フォワード

    フォワードの「竜の卵」はマイSFベスト10の1つだ。アメリカのSFで、これだけ科学的によくできたものが読めるとは思わなかった。
    そして、この本は、一流のSF作家がSFの科学的根拠を解説するという、実に望ましい書物だった。SFはこうでなくては。
    ハリウッド映画のようなものをSFだと思っている人たちに、科学的なSFもあるのだと知ってほしいし、そういうものでも作品としておもしろくできるのだとわかってほしい。(2002/03/17)

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