よさの復刊さんの公開ページ 復刊投票コメント一覧
復刊リクエスト投票
デリダ研究者の宮崎裕助さんいわく、後期デリダを理解するための最良の一冊であると。対談本という性質上、いつもの、デリダ独特の晦渋な文章とくらべて、率直な語りがうかがえます。
千葉雅也さんの『現代思想入門』もベストセラーになりました。
ラカンやベイトソン、ポパーといった新しいラインナップが岩波文庫に加わりつつあります。
本書もぜひ!
2022/12/31
2021年に河野真理江『日本の〈メロドラマ〉映画 撮影所時代のジャンルと作品』が出版され、スタンリー・カヴェル『涙の果て: 知られざる女性のハリウッド・メロドラマ』の翻訳が2023年に出ます。2022年末にはテレビドラマ『silent』のヒットもありました。
メロドラマはあいかわらず文化の中心のひとつでありつづけていますし、研究書の出版も盛んです。これを機に、メロドラマ研究についての基本書となる、本書の復刊をのぞみます。
2022/12/29
ピーター・シンガーは、動物愛護や、貧困国への寄付を主張していることで有名な哲学者です。本書を読むと、彼の主張の背景に、きわめてすぐれた理論体系があることがわかります。
カントに基づく人格の倫理や、アリストテレスに基づく徳倫理は、たしかに、わたしたちの生活に根づいたものとして理解しやすいですが、それらは裏をかえすと、既存の道徳との親和性が高い、保守的で、社会を変革することのない主張であるということです。
ピーター・シンガーは、功利主義にもとづき、国家や種の境界を取り去った、普遍的な幸福を目指します。そこには、わたしたちの生活実感にそぐわない主張もあるでしょう。しかし、これまでの歴史の中で、わたしたちの生活実感がすべて正しかった、ということはありません。
哲学は、時間や空間の境界を可能な限りとっぱらって、普遍を目指して思考する学問です。普遍的な思考が展開されているからこそ、プラトンの著作は、時間を超えていまもなお読みつがれます。そういう意味で、このシンガーの代表作も、いま・ここの常識とは離反する、普遍を目指す思考が書き記されているという点で、第一級の哲学書です。
2018/07/12
ピーター・シンガーは、動物愛護や、貧困国への寄付を主張していることで有名な哲学者です。本書を読むと、彼の主張の背景に、きわめてすぐれた理論体系があることがわかります。
カントに基づく人格の倫理や、アリストテレスに基づく徳倫理は、たしかに、わたしたちの生活に根づいたものとして理解しやすいですが、それらは裏をかえすと、既存の道徳との親和性が高い、保守的で、社会を変革することのない主張であるということです。
ピーター・シンガーは、功利主義にもとづき、国家や種の境界を取り去った、普遍的な幸福を目指します。そこには、わたしたちの生活実感にそぐわない主張もあるでしょう。しかし、これまでの歴史の中で、わたしたちの生活実感がすべて正しかった、ということはありません。
哲学は、時間や空間の境界を可能な限りとっぱらって、普遍を目指して思考する学問です。普遍的な思考が展開されているからこそ、プラトンの著作は、時間を超えていまもなお読みつがれます。そういう意味で、このシンガーの代表作も、いま・ここの常識とは離反する、普遍を目指す思考が書き記されているという点で、第一級の哲学書です。
2018/07/12
人気のライター速水健朗さんの初期の作品です。著者は、都市論やポップカルチャー、人々のライフスタイルまでを横断しながら、独特の視点で日本戦後史を捉え返す仕事を行なっていて、この本も、そのうちの一つだと思います。平成の時代もまもなく終わりを告げ、いま日本は、戦後の転換点にさしかかっています。わたしたちの立っている場所を知るためにも、この本が必要です。新書だから致し方ありませんが、絶版なのが残念です。なんらかの形で復刊されることを願っています。
2017/11/22
ハイデガー が『存在と時間』を発展させた講演で、「石は世界を持たない、動物は世界が貧しい、人間は世界を形成する」というテーゼを打ち出したことで有名です。デリダを筆頭に、アガンベン、日本でも、國分功一郎さんや串田純一さんなど、数多の哲学者がこの講演に言及しています。また、講演を文章化したものなので、ハイデガーの著作の中でも(わりと?笑)読みやすいとされています。しかし残念なことに、この本の出版社である創文社さんは、2020年をもっての解散を発表してします。創文社さんの仕事をひきつぎ、ふたたびこの著作を手にとりやすい形にしてくださる出版社さんはどこかにいないでしょうか。
2017/11/17
ハイデガー が『存在と時間』を発展させた講演で、「石は世界を持たない、動物は世界が貧しい、人間は世界を形成する」というテーゼを打ち出したことで有名です。デリダを筆頭に、アガンベン、日本でも、國分功一郎さんや串田純一さんなど、数多の哲学者がこの講演に言及しています。また、講演を文章化したものなので、ハイデガーの著作の中でも(わりと?笑)読みやすいとされています。しかし残念なことに、この本の出版社である創文社さんは、2020年をもっての解散を発表してします。創文社さんの仕事をひきつぎ、ふたたびこの著作を手にとりやすい形にしてくださる出版社さんはどこかにいないでしょうか。
2017/11/17
日本でも著作『四方対象』が翻訳刊行され話題となった、現代哲学ムーヴメントのひとつ、オブジェクト指向存在論の代表的論者グレアム・ハーマンは、ハイデガーとりわけ後期ハイデガーの思想をもとに哲学を展開しています。したがって、現代哲学をまなびたい人にとって、本書は必読です。ぜひとも、手軽に文庫で読めるような環境を整えてほしいと思います。復刊よろしくお願いします。
2017/11/16
名著です。予備知識なしで読めます。かつて、初めて大森荘蔵の著作を読んだときのような、きもちのいい読書体験を味わうことができます。青山さんの他の著作もそうですが、本書では、過去の哲学者のコラージュではない、青山さん独特の思考が展開されます。おそらく、日本においては稀有なタイプのガチの哲学書です。それでいて明晰な日本語で書かれています。手元に置いておきたい作品です。ぜひとも復刊をお願いします。
2017/11/16
日本では、カントとヘーゲルに比べて、シェリングとフィヒテの刊行状況がよくない気がします。とりわけシェリング。ジジェクとの共著が話題になり、『なぜ世界は存在しないのか』の翻訳刊行が待ち望まれる、いま大注目の哲学者マルクス・ガブリエルはシェリング研究者として有名です。まさにいまが復刊に絶好のタイミングです。ぜひお願いします。
2017/11/15
入不二基義先生は、ともすれば海外思想の受け売りになりがちな日本の哲学界で、オリジナルな思考をくりひろげている人だと思います。そんな人の本が絶版だなんて、もったいないです。ぜひ復刊お願いします。電子書籍も良いですが、手元に置いておきたい本のひとつです。
2017/11/15
以前、紀伊國屋書店さんが行っていたフェアで、思想家の東浩紀さんがこの本を選書されていました。そのことをホームページを見て知ったとき、すでにこの本は絶版状態でした。東さんは選書に寄せたコメントで、「メディア論の本を何冊も読むより、この本一冊を読み解いたほうが勉強になる」とおっしゃっています。ぜひ復刊をお願いします。
2017/11/15
デリダ研究の宮崎裕助先生も、デリダ入門に最適の一冊として、Twitter上で復刊を呼びかけていました。未読ですが、タイトルの『死を与える』。おそらく、現代のテロリズムを考える上で読まずにはおれない重要な示唆が描かれているように思います。それでなくとも、全世界的に対立を煽る政治が日常化し、市民どうしの衝突も起こる中、政治によって分かたれた友と敵の対立を脱構築するための処方箋として、デリダの思想はアクチュアルな意味を持ち始めていると思います。同じちくま学芸文庫から出ている『声と現象』は重版が続いているそうなので、こちらもぜひ復刊してほしいです。
2017/11/15