8 票
著者 | ベルジャーエフ |
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出版社 | 行路社 |
ジャンル | 専門書 |
登録日 | 2008/05/22 |
リクエストNo. | 42223 |
リクエスト内容
ロシアが誇る異能の思想家ベルジャーエフの著作集。
白水社からも著作集が出ていますが、こちらはロシア語原典からの直訳で白水社版には収録されていない初期論文や未邦訳作品を中心にまとめられています。
なお全11巻+別巻の予定でしたがは完結しておらず(2、4、8巻のみ刊行)、また一度仕切りなおしたのかデータベースには4巻が2つ登録されています。
(収録内容)
1.初期論文集
2.新たな宗教意識と社会性(青山太郎訳)
3.自由の哲学
4.創造の意味 弁人論の試み(青山太郎訳)
(始源と終末 終末論的形而上学の試み(峠尚武・的場哲朗訳))
5.ロシアの運命
6.新しい中世・現代における人間の運命
7.自由精神の哲学
8.共産主義とキリスト教(峠尚武)
9.人間の隷属と自由
10.雑誌『道』より
11.終末論的形而上学
別巻.ベルジャーエフ研究
投票コメント
全8件
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ベルジャーエフは自由の哲学者である。GOOD!2
平等の蔓延が明治以来吹き荒れているこの日本に美しき自由の思想が広く知られることは喫緊の課題であるように思える。
「平等は専制主義(全体主義)のもとにおいてのみ可能である。そ して社会が平等を望むなならば、社会は不可避的に専制主義に赴かねばならぬ。平等、平等の幸福、平等の飽食を求めるならば、当然、最大の不平等、つまり、多数に対する、取るに足らない少数の暴君的支配(共産党独裁)を招かずにいない。」 (ベルジャーエフ)
自由の核心は、真・善・美を求める人間の精神であり、それを保障する制度にある。それは歴史的な「法の支配」を承認する「質(不平等)の哲学」である。
残る全巻の刊行を希望するが、もし叶わないのであれば第Ⅳ巻と第Ⅺ巻は是非刊行くださるようお願いする。 (2012/08/27) -
「自由の哲学」「自由精神の哲学」「人間の隷属と自由」「終末論的形而上学」など、出版予定だけで心待ちしていましたが、うやむやになってしまっています。著作集全体が4冊だけの発行で、後が宙ぶらりんなのは、学習希望者としては残念の限りです。GOOD!1
出版業界も厳しい折ですが、是非とも出版を続けてくださって、ベルジャーエフの思想が広く紹介され、日本の進む道に新たな視点が生まれてくることを衷心から願っています。 (2020/05/15) -
バークの思想系譜上にいるベルジャーエフの思想は日本にはびこる平等主義思想に対するキングコブラ並みの猛毒になってくれると信じている。GOOD!1
今すぐに復刊しなければそろそろ手遅れになると思う。 (2014/07/26) -
真実のロシアを伝える貴重な研究の一つであるということ。しかも、古書市場にすら出回ることがまれで、入手がきわめて困難なことです。GOOD!1
白水社版のものは所有していますが、この行路社出版のものでしか読むことのできない作品があると聞いています。
強く、復刊を望みます。 (2012/05/20) -
どこの図書館、サイトを訪れてもこの本がありません。復刊を希望します (2023/06/03)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2008/05/22
『ベルジャーエフ著作集(行路社版)』(ベルジャーエフ)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
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yuzuruw