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げんがいさんの公開ページ 復刊投票コメント一覧

復刊リクエスト投票

  • 九品官人法の研究  科挙前史

    【著者】宮崎市定

    宮﨑氏はこの論文において優れた研究業績を称える日本学士院賞を受賞した。「科挙」を研究するにあたって必要だと思ったことから書かれた本書も非常に読みやすく一般人でも読みこなせるが、東洋史学を専攻しよう者にとっても必須の書であり、この書の存在意義は極めて大きい。復刊を希望する。(2009/02/17)
  • 言語起源論 旋律および音楽的模倣を論ず(古典選書)

    【著者】ジャン・ジャック・ルソー

    啓蒙の思想家と知られるルソーの残した言語に関する考察を記した本書は、ソシュールやフレーゲ・ウィトゲンシュタイン以降の言語が学問のみならず一般世界すべてにおいてのものの価値観や見方を構成する最も大きな要素であるという現代の言語に関する考え方が浸透した現代において、大きな意味を持つと考えられる。
    私はルソーを高く評価している。最も、彼の導き出した結論というのは現代から見ると近代人的思考の産物と言わざるを得ないものが多いけれども、彼が興味を向けたものの広さは、即ち視野・視点の広さというのは現代の学問をするにあたり、あるいは社会や個人を見るに当たり欠かせない要素であることは間違いないからである。本書もその一つの要素、言語についての鋭い考察を展開している書であり、それ故本書が文庫として手に置くことが出来ればかなりの人間に役立つことは間違いないと考えられる。
    それゆえに復刊を希望する。(2009/02/13)
  • 書物の出現 上下巻

    【著者】リュシアン・フェーヴル/アンリ・ジャン・マルタン著 関根素子・長谷川輝雄ほか訳

    20世紀後半の歴史学を作ったアナール学派の祖・リュシアン・フェーヴルの功績の中でも、この「書物の出現」は極めて大きなものと言える。その方法論は後世から批判されながらもなお、輝きが失われていない。(2009/01/24)
  • ティマイオス 文庫化リクエスト

    【著者】プラトン著 種山恭子訳

    プラトンの宇宙論は是非読みたい。(2009/01/24)
  • 正義論

    【著者】ロールズ

    ロールズは現代の社会契約論を唱えたと言われる。そして、現代の規範倫理学を考える上で、ロールズの存在は避けて通れない。この正義論はやはりなくてはならないものだろう。(2009/01/24)
  • 社会学と人類学 全2巻

    【著者】マルセル・モース

    マルセル=モースの機能構造主義的視点は、純粋にフランス社会学派の祖であり、またモースの叔父であるエミール=デュルケームから引き継いだ点が多い。ただ、デュルケムからの脱却があるという。それは、デュルケムがサン=シモン、コントから引き継いだ産業社会の機能を重視し、これを人類の最終的形態であるとする視点である。そうして構造を着眼点として重視したモースの研究手法は、人類学にファン=へネップやオランダ構造主義と共にレヴィ=ストロースの構造主義人類学に先行する要素を多分に含んでいる。それ故、レヴィ=ストロースに与えた影響は大きくレヴィ=ストロース自身もそれを認めており、この重要性は捨てきれない。
    それ故、再刊もしくは復刊が望ましい。(2009/01/24)
  • 原始文化―神話・哲学・宗教・言語・芸能・風習に関する研究

    【著者】E.B.タイラー

    本書は「文化人類学の父」エドワード・タイラーの代表的著作である。タイラーはアニミズムを提唱する等、宗教学の祖ともされ、現代の社会科学・人文科学に与えた影響は非常に大きい。また、エンゲルスに多大な影響を与え、エンゲルス経由でマルクスが自らの理論に社会進化論を取り入れたのも特筆する事実と言えよう。サン=シモンに始まるとされる社会進化論的視点を固めた実績は、フレイザーやモルガンと共に切り捨ててはならないだろう。また、文化伝播論も取り入れられ、これもナチズムに多大な影響を与えたドイツ宗教史学等反ユダヤ主義・ゲルマン主義も彼の理論から学んだことは大きいとされる。
    今日批判されることが多い両理論だが、その理論に内在する要素のすべてを否定することはできない。文化が相互影響を与え合っているのは間違いなく、西欧至上主義を抜いて考えたとき、この理論から得られるところは多いと感ずる。その点で、再評価を行われるべきである理論であるが、その理論の原著の一つとされるものに触れられないのは遺憾であると言わざるを得ない。
    それゆえに再版・復刊を希望する。(2009/01/22)
  • キミにもできるスーパーエリートの受験術

    【著者】有賀ゆう

    こんだけ復刊希望が出て再販しない理由が不明。復刊できないのなら、著書もしくは出版社からの納得有る説明を希望する。(2009/01/19)
  • 宗教生活の原初形態 上・下

    【著者】エミール・デュルケム

    デュルケムの宗教社会学研究の手引きであり、また同時にその目指すところが詰まっているという。宗教社会学を学ぶものには必読の書であり、是非復刊を希望する。(2009/01/19)
  • 社会学的方法の規準

    【著者】エミール・デュルケム 著 / 宮島喬 訳

    エミール・デュルケームを見ずして現代の人文科学領域は語れないだろう。本書は後の構造主義にも引き継がれた彼の社会哲学を知り、また社会学をやる人間に必要な観点を与えてくれる良書であるといえよう。さらに訳者の宮島氏の訳はすばらしい。このような良書こそ後世に残すべきである。(2008/12/26)
  • ジンメル・エッセイ集

    【著者】ジンメル

    ゲオルグ・ジンメルの学問に対する視点、即ち哲学というものは、ヴェーバーの学問に対する姿勢に相互的に大きく影響を与え、また後の特にドイツの社会学・哲学者-ルカーチやフランクフルト学派-への影響も現代の人文科学全般を考えるにあたって無視できるものではない。本書はジンメルの哲学そのものを語ったものではないものの、その鋭い考察等から彼の哲学に触れるのに手軽な書である。このような書こそ、学問をやる上で有益な書になるのである。それゆえに、私は復刊を求めたい。(2008/12/26)

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