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神仏と中世人 宗教をめぐるホンネとタテマエ

衣川仁

1,870円(税込)

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著者 衣川仁
出版社 吉川弘文館
判型 四六判
頁数 224 頁
ジャンル 専門書
ISBNコード 9784642058919

商品内容

中世人は富や健康、呪咀の願望成就を求め、寺社は期待に応えて祈りを提供した。人々は神仏にいかに依存し、どう利用したか。
社会に広がる祈りにまつわる情報網、僧侶による宗教暴力の正当化、民衆支配のための政治と宗教の連動などを探り、祈り観にみる世俗と宗教界のズレや、人々と神仏の関係を解明。現代の「無宗教」を考える手掛りを提示する。

▼目次
現世利益を願う--プロローグ
中世人の祈り
--「富と寿」のために
 --無病息災の祈り
 --病気になったら祈る
 --僧侶に頼むか、自分で祈るか
 --○○が叶ったら…
 --神仏への奉仕が大切
 --富を求める祈り
 --出世を願う
 --豊作の祈りは富の祈り
 --農業の敵を祈りで退治 以下細目略
--彗星を消す祈り
--祈りのデータベース
中世人と神仏のパワーバランス
--恐るべき神仏
--形式的に神仏の罰を恐れる
--生活と宗教の衝突
正当性を得るために
--万人のために祈る
--遠い祈り、近い祈り
祈りとは何か--エピローグ

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