1 票
| 著者 | 林道義 |
|---|---|
| 出版社 | 朝日出版社 |
| ジャンル | 専門書 |
| ISBNコード | 9784255790114 |
| 登録日 | 2026/02/01 |
| リクエストNo. | 78723 |
リクエスト内容
『タイプ論』や『元型論』の翻訳で知られる林氏の心理学的処女作(それ以前にもウェーバーの翻訳や社会学系の本を著わしている)。
ユング心理学の手法を駆使し『ツゥラトゥストラ』を読み解いていく。『ツゥラトゥストラ』に潜む集合的無意識のイメージやニーチェそしてドイツを襲ったドイツの悲劇が明らかになります。
投票コメント
全1件
-
ユングはどこかで「ニーチェについて分析したい」と語っていましたが、まとまった著作にはなっていません。その仕事は弟子ともいうべき林氏に引き継がれました。GOOD!0
処女作で若書きゆえに未熟な部分はあると思いますが『ヨブへの答え』にも比類すべき刺激的な作品です。
ニーチェそしてユング心理学に関心のある方に読んでいただきたいです。 (2026/02/01)
読後レビュー
全1件
-
GOOD!0
神の死との対決
ユングはどこかで「ニーチェの分析をしてみたい」と書いていたそうですが、論文等で言及するのみでまとまった著作にはなっていなかったはずです。それはニーチェを襲った集合的無意識の強大さを感じ取っていたからかもしれません。
そして師の仕事は弟子に受け継がれました。ユング心理学を学ぶ前、ウェーバーや社会学を研究していた林氏は適任といえるでしょう。氏はその後『元型論』や『タイプ論』の翻訳を担当します。
さて『ツゥラトゥストラ』を読んだ方は3・4部の異常な雰囲気に圧倒されるでしょう。氏はそこに集合的無意識の発露を見出します。ニーチェは個人の意志で集合的無意識に対抗しました。しかしその末路が悲劇で終わることは必然です。そしてその悲劇はニーチェのみならずナチス・ドイツという形で引き継がれます。
序文で著者が語っているようにやや型通りにユング心理学を適用した嫌いはあります。とはいえ『ツゥラトゥストラ』の分析を通していかに無意識と調和するか、これは20世紀のドイツ人のみならず21世紀を生きる我々にも有益と考えます。 (2026/02/01)
NEWS
-
2026/02/01
『ツァラトゥストラの深層(エピステーメー叢書)』(林道義)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!









大絶画