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著者 | 磯貝浩・松島駿二郎 |
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出版社 | 平凡社 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784582810097 |
登録日 | 2006/06/05 |
リクエストNo. | 34130 |
リクエスト内容
パリ・1783年11月21日午後1時56分。モンゴルフィエ兄弟の発明した風船(気球)が、最初の有人飛行に成功。この日人類は念願の大空行きの切符を手にした。そして200年後の今日、気球は再び時代の脚光を浴びている。大空を雲のように漂いたい人々。気球に身を任せ、目的のない旅に出たい若者-本書はそんな自由な魂の持ち主への優雅な贈り物である。
気球の歴史とその魅力、そしてその飛行法までを解説。写真は著者二人のほか、青池佳子、永井博、松本亘氏が担当。貴重な図版も多数収録され、資料的価値も高い。カットは山県和彦氏。平凡社カラー新書9として1975年出版。144頁、定価は550円。
登録者の評価★★★★★★☆☆☆☆
【目次】
◇カラー版8頁:まぁるい翼は風まかせ~風の船(詩:谷川俊太郎)
■気球乗り譚(寺山修司)
◇カラー版8頁:世界風船史
■世界風船(気球)史
大空行きの切符-空気よりも軽い気体 水素が勝つか、煙が勝つか 1783年11月21日午後1時56分 帆と舵とオールで大空を渡れるか? 英仏海峡を巡る栄光と悲劇 浮力のためには食料も捨てたアンドレー一行 重力に逆らって希薄な大気の中に 最新兵器として活躍した戦場の風船 風まかせ、目的地知らずの風船は今も…
◇カラー版16頁:日本風船史
■日本風船(気球)史
理囿古突悉吉不(りょくとしきっぷ)-風船 日本初の目撃者、漂流者津太夫 月ならで、風船高し、夕まぐれ 風の神の袋か、らっきょうのお化けか 間に合わなかった国産ガス風船第一号 旅順港の奥深くを覗いた偵察風船 江戸っ子を熱狂させた外人風船曲芸師 球皮事件と寺田寅彦の実証精神 暗い時代-飛行道具でなくなってしまった風船 風船爆弾の開発を助けた神風 攻撃命令-決してソ連には流すな アメリカ側の風船爆弾に対する徹底的な対応策 日本がだめならヨーロッパで飛ぼう 日本風船クラブの活動年表 熱風船イカロス5号とその後の問題 風船の本当の楽しみを知る男ドルフュス
◇カラー版24頁:雲を夢見る男たち~風船野郎列伝
■風船飛行術~風船乗り志望者へ
◇カラー版8頁:風船飛行術~水素風船の場合
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読後レビュー
NEWS
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2006/06/05
『風船学入門』(磯貝浩・松島駿二郎)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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jabijabi