infinis africaeさんの公開ページ 復刊投票コメント一覧 公開ページTOPへ 復刊リクエスト投票 大島弓子選集未収録作品 【著者】大島弓子 大島弓子の作品に入手できないものがあるなんていうのはもう、文化的な大問題です。ここに挙げられているどの作品も本当に素晴らしい。また読みたい。(2007/12/12) ヴァーミリオン・サンズ 【著者】J・G・バラード 傑作です。これが今、入手できないなんて信じられません。バラードの作品のなかでも特に素晴らしいものの一つです。 まず、アイディアからしてやられた、という感じです。長い長い、小説/文学の歴史のなかでこのアイディアがこの小説以前にあったか、というと思いあたりません。そして、そのアイディアを作品にする技術が途轍もないものです。これを読んでいるあいだ程、この世界(この小説)が終わってほしくない、と思い続けていました。今でも、この作品のなかの様々な情景が浮びます。バラードがこのシリーズを再開してくれることは、私の最大の願の一つです。(2006/12/23) オケラ五世優勝す 【著者】多田雄幸 日本人による航海記の名作です。(2006/10/10) 仮面物語 【著者】山尾悠子 幻想小説の傑作です。(2005/10/02) 時は準宝石の螺旋のように 【著者】サミュエル・R.ディレーニ これは素晴らしい作品集です。タイトルになっている作品を読んだときには、しばらく眩暈のようなものを感じました。(2005/09/23) エンパイア・スター 【著者】サミュエル・R・ディレーニ ディレーニの最高傑作であるばかりでなく、SFというジャンルが奇跡的に到達した文学的奇跡の実例であると思っています。小説の構造が、この小説の主人公の探し求めるある概念そのものの例となっているという入籠構造の巧妙さは、ディレーニ本人もこんなにうまくいくと思っていたのでしょうか。そして、このとんでもなく前衛的なこの小説が同時にジュブナイルであることと非常に高い次元で両立しているのです。この点、実験性が強く出てしまっているアインシュタイン交点などよりも、本作の方がはるかに素晴らしい。(2005/09/23) ある神話の背景 沖縄・渡嘉敷島の集団自決 【著者】曽野綾子 色々な意味で貴重な記録になっていると思います。(2005/09/22) つぶやき岩の秘密 【著者】新田次郎 これは名作です。是非是非、復刊を。子供時代、日本の児童文学は今一つ好きになれなかったのです。当時私が夢中になっていたのはイギリスの児童文学ばかりで、これらに比べると日本のものは抹香臭かったり説教じみていたりするものばかりに感じられていたのですが、これは違いました。アーサー・ランサムの小説の様な冒険の要素と深い人物造型、重いテーマが奇跡的に両立しているというものです。これは是非とも復刊させて貰いたいと思います。(2005/08/11) BOOM TOWN(1~4巻) 【著者】内田美奈子 大傑作、BOOM TOWNが入手不可能になっているとは知りませんでした。これは是非、復刊を。次の Playstationが実現しなくてはいけないものはこれでしょう。(2005/07/05) 100万人の数学変格活用 【著者】内田美奈子 これを最初に読んだときは衝撃を受けました。本当に誰にも似ていない。一体、どこからこの人は表われたんだろう、と不思議でした。最近のBOOM TOWNでも感じる事ですが、彼女の作品を読むと、とにかく自分がこの作品世界の外側で生活しているのが悔やしくなります。これは本当に傑作です。是非、復刊を。(2005/07/05) 泰平ヨンの回想記 【著者】スタニスワフ・レム レムの作品で一番読み返すことが多いのは一連の泰平ヨンのシリーズです。この、回想記も素晴らしい。国書刊行会からの復刊に全てが収録されるわけでは無いらしいので投票しておきます。(2003/11/02) 森脇真末味傑作集『ささやかな疑問符』『踊るリッツの夜』『ゼネツィオの庭』『空色冷蔵庫』 【著者】森脇真末味 全て持っていますが、復刊されたらまた買います。絵がすばらしい。(2003/09/07) 安永航一郎「単行本未収録作品集(仮)」 【著者】安永航一郎 異常刑事は必ず収録して下さい。(2003/09/07) 深き森は悪魔のにおい 【著者】キリル・ボンフィリオリ これも、忘れられない本です。とにかく、そのギャグのセンスが最高で最初から最期まで笑い通しでした。この本も、これは再版されないだろうと思って買いました。とにかくこんな本は滅多に出会えるものではありません。15年位まえに調べたら、原書も新本では入手不可能でした。いまも出ていないようです。わかくて美人の奥さん、滅法強い少し不機嫌な召使い、という登場人物たちの造形もいいんですよね。あー、もう一度読みたくなって来た。2003/09/24 の追記:上のように書いたのですが、その後調べた所、2001年に ``The Mortdecai Trilogy,'' by Kyril Bonfiglioli,Penguin Books,ISBN 0-141-00377-4というのが出ていました。この中に収録されています。amazon.co.uk で注文したら今日届きました。(2003/09/06) 憑かれた女 【著者】デイヴィッド・リンゼイ リンゼイの作品には傑作として名高い「アルクトゥールスへの旅」がありますが、私はこの「憑かれた女」が大好きです。まず入手出来なくなるだろうと思い数冊買ったのですが、やはりそうなりましたか。残念ながら、現在では英語でも新本では入手不可能のようなので、是非とも復刊して貰いたいと思います。(2003/09/01) 親切な物理 上・下 全2巻 【著者】渡辺 久夫 素晴らしいテキストです。文部省によってここまで滅茶苦茶にされてしまった高校の物理学のカリキュラムで勉強してきた可哀想な現代の理科系の大学新入生のリハビリにも理想的と思われます。復刊交渉がうまくいくことを願います。(2003/05/27) 浴槽で発見された手記 【著者】スタニスワフ・レム ソラリス、天の声と並んで私がもっとも好きなレムの作品です。絶望的な社会で知性が発狂を避けようとするとき、笑いによる対象化が有効だというのはいろいろな所で見るわけですが、これはレムによるそれです。そういうわけで、東ヨーロッパ、ロシア文学の伝統を非常に強く感じるものになっています。(2003/05/24) 泰平ヨンの航星日記 【著者】スタニスワフ・レム このシリーズのレムが大好きです。かれの、シニカルで知的なセンスでのドタバタは、SFでは最高でしょう。(2003/05/24) 天の声 【著者】スタニスワフ・レム 彼の最高傑作の一つです。(2003/05/24) 新しい太陽の書シリーズ 全4巻「拷問者の影」「調停者の鉤爪」「誓士の剣」「独裁者の城塞」 【著者】ジーン・ウルフ 間違い無く、現代のSFの大傑作です。これがいま入手不能であるとは思いませんでした。いまだに、この作品程の想像力に出会うことは殆んどありません。作品のなかのどのシーンをとっても、人間にどうしてこれほどの創作が可能なのかと思います。これに匹敵するのは、リンゼイの「アルクトゥールスへの旅」、くらいしか思いつかない、それほどの傑作です。最後に、ドルカス(でしたっけ?)と主人公の関係の長い長い環が閉じて物語が終る時、私はしばらくこの世界から抜けられず、ぼうっとしていたのを覚えています。(2003/05/24) 前へ 1 2 次へ
復刊リクエスト投票
大島弓子選集未収録作品
【著者】大島弓子
ヴァーミリオン・サンズ
【著者】J・G・バラード
まず、アイディアからしてやられた、という感じです。長い長い、小説/文学の歴史のなかでこのアイディアがこの小説以前にあったか、というと思いあたりません。そして、そのアイディアを作品にする技術が途轍もないものです。これを読んでいるあいだ程、この世界(この小説)が終わってほしくない、と思い続けていました。今でも、この作品のなかの様々な情景が浮びます。バラードがこのシリーズを再開してくれることは、私の最大の願の一つです。(2006/12/23)
オケラ五世優勝す
【著者】多田雄幸
仮面物語
【著者】山尾悠子
時は準宝石の螺旋のように
【著者】サミュエル・R.ディレーニ
エンパイア・スター
【著者】サミュエル・R・ディレーニ
ある神話の背景 沖縄・渡嘉敷島の集団自決
【著者】曽野綾子
つぶやき岩の秘密
【著者】新田次郎
子供時代、日本の児童文学は今一つ好きになれなかった
のです。当時私が夢中になっていたのはイギリスの児童文学
ばかりで、これらに比べると日本のものは抹香臭かったり
説教じみていたりするものばかりに感じられていたのですが、
これは違いました。アーサー・ランサムの小説の様な冒険の要素と
深い人物造型、重いテーマが奇跡的に両立しているというものです。
これは是非とも復刊させて貰いたいと思います。(2005/08/11)
BOOM TOWN(1~4巻)
【著者】内田美奈子
これは是非、復刊を。次の Playstationが実現しなくてはいけないものはこれでしょう。(2005/07/05)
100万人の数学変格活用
【著者】内田美奈子
最近のBOOM TOWNでも感じる事ですが、彼女の作品を読むと、とにかく
自分がこの作品世界の外側で生活しているのが悔やしくなります。
これは本当に傑作です。是非、復刊を。(2005/07/05)
泰平ヨンの回想記
【著者】スタニスワフ・レム
森脇真末味傑作集『ささやかな疑問符』『踊るリッツの夜』『ゼネツィオの庭』『空色冷蔵庫』
【著者】森脇真末味
安永航一郎「単行本未収録作品集(仮)」
【著者】安永航一郎
深き森は悪魔のにおい
【著者】キリル・ボンフィリオリ
15年位まえに調べたら、原書も新本では入手不可能でした。いまも出ていないようです。
わかくて美人の奥さん、滅法強い少し不機嫌な召使い、という登場人物たちの造形もいいんですよね。あー、もう一度読みたくなって来た。
2003/09/24 の追記:
上のように書いたのですが、その後調べた所、2001年に
``The Mortdecai Trilogy,'' by Kyril Bonfiglioli,
Penguin Books,
ISBN 0-141-00377-4
というのが出ていました。この中に収録されています。
amazon.co.uk で注文したら今日届きました。(2003/09/06)
憑かれた女
【著者】デイヴィッド・リンゼイ
が、私はこの「憑かれた女」が大好きです。まず入手出来なくなるだろうと思
い数冊買ったのですが、やはりそうなりましたか。残念ながら、現在では英語
でも新本では入手不可能のようなので、是非とも復刊して貰いたいと思います。(2003/09/01)
親切な物理 上・下 全2巻
【著者】渡辺 久夫
浴槽で発見された手記
【著者】スタニスワフ・レム
泰平ヨンの航星日記
【著者】スタニスワフ・レム
天の声
【著者】スタニスワフ・レム
新しい太陽の書シリーズ 全4巻「拷問者の影」「調停者の鉤爪」「誓士の剣」「独裁者の城塞」
【著者】ジーン・ウルフ
作品のなかのどのシーンをとっても、人間にどうしてこれほどの創作が可能なのかと思います。これに匹敵するのは、リンゼイの「アルクトゥールスへの旅」、くらいしか思いつかない、それほどの傑作です。
最後に、ドルカス(でしたっけ?)と主人公の関係の長い長い環が閉じて物語が終る時、私はしばらくこの世界から抜けられず、ぼうっとしていたのを覚えています。(2003/05/24)