56 票
著者 | サミュエル・R・ディレーニ |
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出版社 | サンリオ |
ジャンル | 文芸書 |
登録日 | 2002/04/05 |
リクエストNo. | 8880 |
リクエスト内容
ハヤカワ刊「プリズマティカ」にも収録されている一編ですが、翻訳者が違うため、受ける印象も全く違います。ディレイニー「アインシュタイン交点」刊行時のSFマガジンの特集記事の中の「約5750語」を読んでからまた読むと、さらに原文を読みたくなります。逆に言うと「プリズマティカ」内の「エンパイア・スター」を読んでからでないとキツイです。
投票コメント
全56件
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ディレーニの最高傑作であるばかりでなく、SFというジャンルが奇跡的に到達した文学的奇跡の実例であると思っています。小説の構造が、この小説の主人公の探し求めるある概念そのものの例となっているという入籠構造の巧妙さは、ディレーニ本人もこんなにうまくいくと思っていたのでしょうか。そして、このとんでもなく前衛的なこの小説が同時にジュブナイルであることと非常に高い次元で両立しているのです。この点、実験性が強く出てしまっているアインシュタイン交点などよりも、本作の方がはるかに素晴らしい。 (2005/09/23)GOOD!1
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いつまでも古本コレクターの愛玩物にしておいてはいけないですね。GOOD!1
“幻の名作”は、復刊されたとたん“幻”ではなくなりますが、“名作”でなくなることも多い。
しかし『エンパイア・スター』は違う。
私にとっては、T・S・エリオットの『四つの四重奏』を映像化した奇跡的な離れ業でした。広く
たくさんの人々に読まれるべきだと思う。 (2002/10/07) -
いいかげんに出版に手を出し、無責任に撤退したサンリオは、GOOD!1
文化を踏みにじる犯罪組織。キティちゃんは見たくもないが、
SF文庫の作品は、早川でも東京創元でも新潮でもいいから
(ただし扶桑社は出すな!)、はやいとこ復刊して欲しい。そ
の筆頭は、ディレーニのこれでしょう。「重要な作品である」、
あるいは「自身のベスト○○の一冊である」などと多くの方
が推しているのに、なぜ復刊されないのか、さっぱり理解が
できない。 (2002/08/02) -
古書が高すぎる (2016/07/26)GOOD!0
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復刊する価値のある本だと思います。 (2014/12/17)GOOD!0
読後レビュー
タイトル | 価格 | サイト |
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ドリフトグラス | 3,960円 | アマゾン |
NEWS
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2014/12/08
『ドリフトグラス』復刊決定! -
2002/04/05
『エンパイア・スター』(サミュエル・R・ディレーニ)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
infinis africae