6歳以上の子どもからの内的要求を教師が理解するための手引書。モンテッソーリ教育のエッセンスがわかりやすく書かれた晩年の著作。

Google、amazon、Facebookの創設者や藤井聡太が受けていたことで注目を集めるモンテッソーリ教育の入門書にして決定版。

日本列島に生きた人びとの生活を、前近代の三大衣料原料であった〈三本の糸〉を手繰りながら織り出す。歴史学の巨星、最後の著作。

飢饉発生の経緯やメカニズムを探り、民衆の生き残りをかけた行動を描き出す。食料を輸入に依存する現代日本に警鐘を鳴らす。

ドイツの一般大衆は当時、ナチ恐怖支配についてどこまで知っていたのか。実権力掌握から1945年の敗戦までの「同意と強制」の真相を明らかにする。

ヨーロッパ近代ナショナリズムの元となる国家の「民族的起源」とは何か？ 古代末期から中世末期までさかのぼり、「神話」の実像を明らかにする。

19世紀の小説に登場するパリの風俗・世相を膨大な資料を駆使して描いた傑作。図版・レイアウトを一新し、新原稿を加えた新版。

終戦から60年代までを軸に多様な主体が交錯する社会的運動として都市計画と建築建設を描き、そこから浮かび上がる戦後「都市」の可能性に迫る。

破防法、公安調査庁を要とする戦後の治安体制はいかに形成されたのか。戦後初期の膨大な資料を駆使して、謎に包まれた権力の全体像に迫る労作。

明治以降近代日本のセクシュアリティはいかに形成されどのように変容したか。膨大な資料を渉猟・分析、言説形成過程を検証した名著、待望の復刊！

我々をとりまく世界はどのような論理的仕組みで成り立っているのか。時間・空間、音、色彩、儀礼行為などを題材に、構造分析と記号論の手法と思想を平易に説く。

天照大神が皇祖神として伊勢の地に祀られた背景にはある政治的意図があった。伊勢神宮の創立の歴史を解明し、その本質を問い直す。

『正義論』によって現代の政治哲学に深甚な影響を与えたロールズ教授の、30年におよぶハーバード大学での道徳哲学をめぐる名講義をまとめた大冊。

『正義論』によって現代の政治哲学に深甚な影響を与えたロールズ教授の、30年におよぶハーバード大学での道徳哲学をめぐる名講義をまとめた大冊。

スピノザ哲学における〈表現〉の概念の重要性を徹底的に究明、スピノザを静的と捉える従来の解釈を逆転させその力動的性格を全面的に考察した、研究の革新的指標。

デリダの政治哲学。法・権利を越えた正義の視点からナチス「最終解決」に極まる法暴力を批判。またハイデガー、ベンヤミンの「破壊」と脱構築との差異を明確に論究。

知的巨人が全霊を傾けた主著『キリスト教辨証論』の草稿。二つの無限の間にある人間の悲惨を、人間の示しうる最高の情熱にあふれた文章につづる。

国家理性、都市計画、病と衛生、人口、確率・統計、エコノミー--- キーワードと共に「統治」概念の抗争史を描き、講義の核心に迫る。

プラグマティズム、記号論等、広大なパース哲学の全体像を明快に解き明かす。没後百年を経過してようやくあらわれた入門書の決定版。

虚構とは何か、というテーマを可能世界論と呼ばれる概念枠組を使って説明。テキストの同一性の基準、虚構世界と確実世界の関係など。