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著者 | シャーンティデーヴァ(寂天) 著 / 佐々木一憲 訳 |
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出版社 | 起心書房 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784500001620 9784907022266 |
登録日 | 2024/06/02 |
リクエストNo. | 76228 |
リクエスト内容
名著『入菩提行論』で知られるシャーンティデーヴァ(7〜8世紀)が、各種の大乗経典からの引用によって、菩薩道の精髄を示したもう一つの主著を、サンスクリット原典から全訳。チベット仏教の「道次第(ラムリム)」にも大きな影響を与えた古典の全貌を、最新の研究成果を踏まえて提示する、待望の一冊!
【目 次】
はじめに
解題
シャーンティデーヴァ 学処集成
本頌27偈の梵和対訳
全19章の訳注
あとがき
引用経典一覧
(以上、起心書房ホームページより)
『大乗集菩薩学論』とも呼ばれるシャーンティデーヴァの主著です。『入菩提(菩薩)行論』は要約版となります。
密教の百科事典ともいうべき内容で、アティシャの『菩提道灯論』(こちらもリクエストされています)ともにチベット密教の原点となりました。
大東出版社より国訳(訓み下し文)、起心書房より現代語訳が刊行されていますが、どちらも一般には手に入りにくい状態です(ISBNコード欄には両方記入してあります)。
読後レビュー
全1件
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菩薩行の教則本
起心書房ハードカバー版のレビューです。
著者シャーンティデーヴァ(寂天)の主著は何といっても『入菩提(菩薩)行論』(以下BCA)でしょう。一般に『学処集成』(以下SS)の要約であるBCAが用いられますが(この点、親鸞の『教行信証』と『歎異抄』の受容に似ています)、寂天自身BCAの中で「詳しくはSSを読むように」と勧めています。
さてSSの内容は菩薩行の教則本と言っていいでしょう。多くの経典を引用しつつ菩薩の心構え・修行法を説いています。凡夫には難しい部分が多々ありますが、読み進めていくうちに心が浄化されるようです。
さてチベット仏教への関心からBCAそしてSSが注目されるようになりましたが、日中では漢訳である『大乗集菩薩学論』の出来の悪さもあってかあまり注目されることはありませんでした。サンスクリット語原典からの直訳である本作を通し大乗仏教(とくに中観派)の精神・行を学びましょう。 (2024/07/08)
NEWS
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2024/06/02
『『学処集成』文庫化リクエスト』(シャーンティデーヴァ(寂天) 著 佐々木一憲 訳)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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