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著者 | ヤコヴ・M.ラブキン |
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出版社 | 平凡社 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784582856439 |
登録日 | 2023/10/22 |
リクエストNo. | 75150 |
リクエスト内容
近代国家主義の権化であるシオニズムによって建国されたイスラエルは、ユダヤ教徒たちの国ではない。欧米主導で国際的に形成された欺瞞の歴史を、〈ディアスポラ〉の歴史学者が明快に説く。 近代国家主義の権化たる
シオニズムによって建国されたイスラエルは、
正統的なユダヤ教徒たちの国ではない。
欧米主導で形成された虚構の歴史を、
〈ディアスポラ〉の歴史学者が明快に説く。
畏れを知らない軍事大国、植民地主義の最前線。
古代イスラエルと今日のイスラエル国は別物である。
第一章 今日のイスラエル
第二章 ヨーロッパのユダヤ教徒とユダヤ人──平等と絶滅のはざまで
第三章 シオニズムのキリスト教的起源
第四章 シオニズムの企図
第五章 シオニスト国家の形成と維持
第六章 ユダヤ教の伝統にとって〈イスラエルの地〉が意味するもの
第七章 ナチスによるジェノサイド、その記憶と教訓
第八章 シオニズムに対するユダヤ世界内部からの抵抗
第九章 変貌するイスラエル社会とユダヤ共同体
第十章 国際的視点から
投票コメント
全6件
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今パレスチナで起こっている虐殺を理解するうえで大事な書籍です。GOOD!2
本の知性は個人個人の内面だけで完結するものではないです。
知性が人の行動に影響を与えます。
今現状行われている虐殺や不公正を正すためのエネルギーになり得ます。
私はこの書籍の力は大きいと確信しております。
よろしくお願いいたします (2024/07/16) -
自身が敬虔なユダヤ教徒であるラヴキン氏が、本来のユダヤ教とシオニズムがどのようにちがうものなのかを、ユダヤ教と歴史の両方に対する深い知識と理解に基づきわかりやすく書いた貴重な資料です。GOOD!2
パレスチナ・ガザで今起きていることが「宗教対立」「ユダヤ対イスラーム」のような対立構造ではなく、近代ヨーロッパの排外的ナショナリズムと植民地主義による民族浄化であることを理解するために、今読まれるべき一冊です。 (2024/07/16) -
パレスチナのことを知ろうと思ったら、イスラエルのことを知らなければいけないということに、恥ずかしながらつい最近まで思いが至らなかった。イスラエルに関する良い入門書はこの20年のうちに多数出版されているにも関わらず、そのほぼ全てが絶版状態。中古で高値がついているということは、いかに多くの人が情報に飢えているかを示している。お願いですから復刊してください。 (2023/10/22)GOOD!2
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反シオニズムでありつつも、「反ユダヤ主義」にならないために、きちんと両者の違いを理解するに越したことはないと思っており、そのために最適な一冊だから (2024/07/16)GOOD!1
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わかりやすいと聞いたので (2024/07/16)GOOD!1
読後レビュー
NEWS
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2023/10/22
『イスラエルとは何か』(ヤコヴ・M.ラブキン)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
tomato