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人間性の破産と超克(筑摩叢書126)

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得票数 2

著者 グートキント 著 / 深瀬基寛 訳
出版社 筑摩書房
ジャンル 専門書
ISBNコード 9784480011268
登録日 2013/12/31
リクエストNo. 59036

リクエスト内容

ナチス政権登場の前夜に、あらゆる擬制の虚妄を深い哲学的直観から痛烈に裁断した本書は、破産した人間性の状況を克明にえぐりだす。ヘンリー・ミラー解説。(筑摩書房ホームページより)

著者はドイツのユダヤ系の哲学者で、何とヴァルター・ベンヤミンの友人(晶文社版、書簡集I、135頁)で、しかもかなり親しかった仲。訳者は英文学者の深瀬基寛で、もちろん、そうとは知らず深瀬が面白いと思って訳したもので、偶然とはいえ深瀬の眼力にも思わず脱帽してしまう。1937年の出版で、ナチの脅威を目前に書かれたせいか、黙示録的な色彩の強いもので、西洋の伝統的な合理主義哲学とはずいぶん異なる、特異な哲学。一読して、強烈というか、少し混乱した印象を受けるかもしれない。ベンヤミンとの関連で今後、再評価されるかも。

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投票コメント

全2件

  • ヘンリー・ミラーの「わが読書」(新潮社)、「回想するヘンリー・ミラー」(水声社)に言及され、ヘンリー・ミラーの特別な思い入れのある本として探し求めています。ヘンリー・ミラーの両書はともに愛読書です。読書についてはもちろんのこと、この世の神羅万象への正鵠を得た言葉には「魂を鷲づかみにされる」ような力を感じます。 (2014/06/08)
    GOOD!1
  • 何と表現していいかわからないけど、ともかく印象に残る本だから。この時代の哲学者は、ハイデッガーはもとより、ローゼンクランツ、ルカーチ、エrンスト・ブロッホ、みな特異な風貌と文体を併せ持つことで有名だ。グートキントも歴史に残るような哲学者ではないにせよ、この本を読むと、その特異な文体はある程度、その時代の哲学者に共有されていたことが分かる。 (2013/12/31)
    GOOD!1

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NEWS

  • 2013/12/31
    『人間性の破産と超克(筑摩叢書126)』(グートキント 著 / 深瀬基寛 訳)の復刊リクエスト受付を開始しました。

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