4 票
著者 | 梅田晴夫 |
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出版社 | 青土社 |
ジャンル | 実用書 |
登録日 | 2006/02/12 |
リクエストNo. | 32616 |
リクエスト内容
人間の歴史とともに歩んだ優美繊細な工芸品・万年筆。その発達の歴史、種類、製法、選び方、保存法など、本邦随一のコレクターを自負する著者が、豊富なエピソードをまじえて語る万年筆のエンサイクロペディア。
万年筆コレクターとして有名だった作家、梅田晴夫氏(1920-1980)の万年筆論。読売新聞社刊行の著書「The万年筆」を底本に、雑誌「月刊・事務用品」に連載された「筆記具と人間のかかわりの歴史」に、書き下ろしを加えてまとめられた、梅田晴夫氏の万年筆論の決定版です。口絵には著者旧蔵の名品46本がカラー写真で紹介されているほか、本文中にもモノクロ図版を32点収録。
また、理想の万年筆を求めて、万年筆メーカーと試行錯誤の末に1978年に完成された、ご自身のデザインによる万年筆「プラチナ#3776」についても詳しく解説されています。装幀は奥野玲子、275頁でA5判ハードカバー、箱付きで1979年7月出版。当時の価格は1900円。
登録者の評価★★★★★★★★★★
【目次】
◇カラー版8頁:万年筆ギャラリー
■万年筆の前史
完全なる筆記具 万年筆とインク 書き味について 筆記という動作 鵞ペンの発展史 万年筆とタイプライター 毛筆と万年筆 ペンの可能性 鉄ペンの時代 万年筆の時代
■万年筆の黄金時代
黄金の1930年代 世界の万年筆メーカー
■日本の万年筆
日本の万年筆 万年筆産業の歩み ペン芯と吸入機構の変遷 日本のメーカー
■ペンの雑学
万年筆の元祖争い 矢立て型万年筆 テコ式と刻印 ミニサイズ万年筆 多目的ペン 万年筆の普及 インク漏れなし 自家製インク 万年筆と福沢諭吉 象徴としてのペン 証言者としてのペン ピロという名の万年筆 悪筆のすすめ 万年筆の流行 万年筆の選び方
■万年筆エトセトラ
万年筆雑学あれこれ
あとがき:私の「理想の万年筆」について
投票コメント
全4件
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わたしは、梅田晴夫の博物蒐集館シリーズのなかで、本書が一番好きです。万年筆入門には、平凡社の「万年筆」が、図版が多く収録されており、一番にお薦めしますが、より深く万年筆について知りたい方には、本書をお薦めします。二冊とも現在入手が非常に困難で、復刊が待たれます。 (2006/02/12)GOOD!1
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梅田晴夫さんといえば万年筆。私も愛好家の一人として、この本は読みたい。復刊を切に願います! (2011/06/12)GOOD!0
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万年筆の蘊蓄を綴った好文献で、貴重な資料でもあると知り、是非読んでみたくなりました。何卒復刻お願い致します。 (2008/02/08)GOOD!0
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梅田晴夫氏の著作は魅力的なものが多いですな。 (2006/04/27)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2006/02/12
『博物蒐集館 万年筆』(梅田晴夫)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
箱崎 津郎