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著者 | 粕三平/長谷川龍生 |
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出版社 | 平凡社 |
ジャンル | 専門書 |
登録日 | 2005/08/01 |
リクエストNo. | 30037 |
リクエスト内容
現代社会を永続的な戦争状況ととらえる著者達が、人が戦いあうことについての古典的名著、クラウゼヴィッツ『戦争論』を、個人個人が生きのびる為のマニュアルとして読み直した名著。ネット社会を迎えた現在、ますます重要性が増している傑作。
投票コメント
全1件
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「はじめに」より引用する。GOOD!1
わたしたちは(略)、打ち砕くべき悪しき現代の特徴を、つぎのようにいくつかの要素に腑分けしてみた。
まず流動性と変化を悪用しての無責任な捏造(ねつぞう)のたれ流し。
つぎには、はっきりとした筋書きが消えうせたノンイヴェント(無力な非パフォーマンスの氾濫)。すべてのモノや、あらゆるコトがいともたやすくイヴェント(パフォーマンス)になることができるために、かえってイヴェント(パフォーマンス)の衝撃力を失ってしまうあり方。
そして断片化。丸ごとの存在の消失のゆえの、意味のない単なる事実のつらなり。
仲間ばなれや、場所ばなれの放置。
おしつけを感じさせない巧妙なおしつけ。
非連想化の語呂合わせゲーム。
類型化した空想の単純な外化(つじつまあわせ)
…これらに明らかに当てはまる出来事に、ネット上、現実を問わずで遭遇した覚えが。誰しもあるのではなかろうか。これらに対処する最良のツールとして、『戦争論』が読み解かれる。
明確な左派である著者の政治的立場は脇に置き、この本は誰もが読まねばならない。必読の一著である。 (2005/08/01)
読後レビュー
NEWS
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2005/08/01
『戦争入門-クラウゼヴィッツ「戦争論」の読み方』(粕三平/長谷川龍生)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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herga