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著者 | ヨアヒム・E・ベーレント(著) 油井正一(訳) |
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出版社 | 誠文堂新光社 |
ジャンル | エンタメ |
登録日 | 2004/07/31 |
リクエストNo. | 25248 |
リクエスト内容
ドイツの世界的なジャズ評論家である著者のヨアヒム・E・ベーレントが日本のジャズ評論家の油井正一氏に直接「日本語に翻訳してほしい」と依頼した結果、油井氏が翻訳の依頼を引き受けて1965年に作成・出版された単行本です。ジャズの1890年からの年代ごとのスタイル、ジャズ史上のミュージシャン、ジャズの要素、ジャズの楽器、ビッグ・バンド、コンボ、ジャズの定義などジャズの歴史や発展などについて非常に詳しく解説されている本です。また360ページ以上の密度の濃い内容ながら、若いビギナーから長いジャズ・ファンまで幅広い年齢層にも理解しやすい充実した内容になっています。また巻末にある1965年末までの来日ミュージシャンの一欄表、油井正一氏による推薦レコード、人名索引なども収録されている非常に丁寧に作られているのも特筆するものがあります。現在ではこの本の存在自体を知る人が殆ど居ないはずなので、もし単行本で復刻出来る余裕が無ければ文庫本でも構わないので復刻して欲しいというのが本音です。
投票コメント
全3件
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ヨアヒム・E・ベーレントの存在は、たまたま中古レコード屋で購入した、ドン・チェリーの『エターナル・リズム』の油井正一氏のライナーで知りました。今の時代、ジャズ評論にどれだけの需要があるかは分かりませんが(決して多くはないことでしょう…)、油井氏が「名著」と評する彼の著書、是非とも読んでみたいです。 (2010/09/05)GOOD!1
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ジャズのスタイル、歴史の変遷を追いながら、一方で本人・知人らの肉声を交えてGOOD!1
ジャズメンの姿も描かれている。厚手の本にもかかわらず楽しく読めてしまう。それ
は、語り口が平易で丁寧なうえ、増補改訂を重ねられただけあって文章構成に工夫が
凝らされていることも大きいのだろう。著された年代は古いけれど、スムーズに読見
下せてしまう。翻訳としても優れているのだろうと思う。
初心者にとって充実した入門書、専門書になるはず。ドイツ本国だけで35万部を
発行し、10カ国以上で訳された名著の復活を望みます。 (2005/10/30) -
私も既にもっている優れた本なので今の若い人達も含めて、もっと数多くの人たちに読んでもらいたいからです。またこのような非常に素晴らしい本がこのまま永久に日の目を見ないでオクラ入りになって、時代の彼方に埋もれて行ってしまうのが勿体無いと同時に悔しいというのも大きな動機の1つです。 (2004/07/31)GOOD!1
読後レビュー
NEWS
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2004/07/31
『ジャズ-その歴史と鑑賞-』(ヨアヒム・E・ベーレント(著) 油井正一(訳))の復刊リクエスト受付を開始しました。
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