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弥勒信仰 もう一つの浄土信仰

速水侑

2,420円(税込)

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著者 速水侑
出版社 吉川弘文館
判型 四六判
頁数 224 頁
ジャンル 専門書
ISBNコード 9784642075282

商品内容

かつて阿弥陀信仰とならび浄土信仰の一翼を形成していた弥勒信仰。
インドで成立し中国・朝鮮を経て伝来した日本でいかに展開したのかを、法然・親鸞の浄土教確立までを中心に描き、民衆の心をとらえ続けた歴史に迫る。

▼目次
I 弥勒の救い
--弥勒菩薩
--弥勒の三部経
--兜率天
--竜華三会
--上生信仰と下生信仰
--天上の浄土地上の浄土
--阿弥陀浄土か弥勒浄土か
II 弥勒信仰の成立
--大陸の弥勒信仰
 --弥勒信仰の発生
 --中国への伝来
 --道安と法顕
 --竜門石窟
 --民衆反乱と弥勒下生
 --新羅花郎
 --弥勒信仰展開の傾向
--弥勒信仰の伝来
 --弥勒像の伝来
 --飛鳥時代の弥勒像
 --天寿国のなぞ ほか
--律令社会と弥勒信仰
III 弥勒信仰の発達
--天台・真言宗と弥勒信仰
--浄土教の発達と弥勒信仰
IV 末法思想と弥勒下生
--民間弥勒信仰の変化
--貴族社会上生信仰の存続
V 中世浄土教の成立と弥勒信仰
--旧仏教と弥勒信仰
--民衆の中の弥勒信仰
『弥勒信仰』を読む …小原仁

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読後レビュー

全1件

  • 弥勒の浄土から弥陀の浄土へ

    日本で「浄土」といえば阿弥陀如来の西方浄土を思い浮かべる方がほとんどだろう。しかしかつては弥勒菩薩の上生・下生思想(釈迦入滅後、56億7千万年後に弥勒が下天する)から生まれた弥勒の浄土信仰が存在した。
    本書ではインドで発生し中国・朝鮮から日本に弥勒信仰が伝わったか、いかなる変遷を経て、法然・親鸞の阿弥陀信仰に取って代わられたかが手堅くまとめられている。
    現代の信仰についてはまとめられていないが、その点は著者も述べるように宮田登著『ミロク信仰の研究』などでカバーできる。
    厭離穢土(現世否定)とは異なる現世肯定を説いた弥勒信仰の魅力を堪能してほしい。 (2024/02/26)

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