地域ごとにばらばらであった日本中世の貨幣流通が江戸・寛永期に統合されるまでのプロセスとは？ この日本貨幣史上最大の問題点の一つに第一線の研究者たちが挑む、近年めざましく進展をとげた貨幣史研究の成果。

連句をまく楽しみと詠んだ句の得点の高下を競う点取俳諧は、都会的な遊戯として、圧倒的支持を受け続けた。高得点を獲得した句を集めた句集は、よい点をとるための参考書、虎の巻。その代表的な点取作品7篇を収録。

「半七捕物帳」 の登場人物、事件、地名、江戸言葉や当時の風俗など、あらゆる事項を網羅した初めての事典。付録・「『半七捕物帳』 年表」 「岡本綺堂が語る 『半七捕物帳』」 「地図で見る半七親分の足跡」 他...

徳川幕府が江戸時代を通して、全国諸大名に何度も作成・提出を命じた、巨大な極秘地図・国絵図。その最新の研究成果を網羅し、情報の宝庫である国絵図の幅広い活用を可能にする、初めてのエンサイクロペディア。各都道...

江戸時代ビジュアル百科の決定版 江戸時代のビジュアル百科として高い評価を得ている『ビジュアル・ワイド 江戸時代館』に、現在地名の変更をはじめ必要な修正を加えた第2版。江戸ブームが定着し、江戸に学ぼ...

幕末の豪農は、多くの政治情報や重要な機密情報まで入手していた。広範な情報伝達の構造を解明し、幕末社会に与えた影響を考察する。

伝統的な歌合の形式で142人の職人が職種にちなんだ歌を詠み競う趣向の『七十一番職人歌合』、初期狂歌の清新な息吹を伝え後代に強い影響を及ぼした『新撰狂歌集』と『古今夷曲集』。いずれも本邦初の注解である。

大奥・奥女中の研究は、新史料の発掘や女性史・ジェンダー研究による刺激を受け新たな展開を見せている。 江戸城大奥、大名家の奥向、奥女中制度の相互連関に着目、幕藩制システムの中の奥向の役割を総合的に論じる...

将軍と家族が生活を営み、幕閣や諸役人が勤務する巨大な政庁・江戸城御殿。将軍宣下や年頭・月次の御礼など、数々の儀式はどの場所で、いかに行われたのか。絵図や日記などの記録を駆使し、本丸御殿の空間構造と機能を...

幕藩体制下に京都・越後・近江など各地で商売を起こして江戸店を構えた呉服問屋は、いかなる経営を行い、今日に至るまで継続して商売を続ける礎を築いていったのか。大丸・美濃屋・加賀屋・柏屋・森屋・西川家などの江...

館内での展示すら禁じられている「幻の至宝」、ボストン美術館秘蔵浮世絵コレクションの神髄を示す、名品中の名品を集めた国内外唯一の決定版画集。ほかでは見られない江戸の色彩が鮮やかによみがえる。 書...

家康から慶喜まで15代の治世で読み解く。 最新の研究成果で、将軍の家族・大名・旗本・学者、政策・事件など約1,000項目を収録。 近世国家権力の中枢に位置する徳川15代将軍について、その治世ごと...

元禄3年（1690年）時点の全国243の大名について、家族、系譜、略歴、領地、藩主の行跡・批評などを列挙した大名評判記。 誰が何のために作成したのか、書誌的な情報がほとんど不明ながら、藩政史料の少ない...

伊能図研究の画期をなす文理融合型研究図説 すでに正本（江戸幕府上呈本）が失われた伊能図には、その原図や写本、あるいは大名家献呈図など、多くの類似複製図や関連図が存在していた。本書は、それら伊能図を所蔵...