復刊ドットコム

新規会員登録

新規会員登録

V-POINT 貯まる!使える!

5,500円以上で送料無料
9,680円(税込)

国絵図読解事典

小野寺淳 平井松午 編

9,680円(税込)

(本体価格 8,800 円 + 消費税10%)

【送料無料】

配送時期:3~6日後

Vポイント:88ポイント

この商品は現在販売中です

数量: 在庫数:在庫僅少

ご注文のタイミングにより品切れの場合がございます

お気に入りに追加

著者 小野寺淳 平井松午 編
出版社 創元社
判型 B5・上製
頁数 320 頁
ジャンル 専門書
ISBNコード 9784422220093

商品内容

徳川幕府が江戸時代を通して、全国諸大名に何度も作成・提出を命じた、巨大な極秘地図・国絵図。その最新の研究成果を網羅し、情報の宝庫である国絵図の幅広い活用を可能にする、初めてのエンサイクロペディア。各都道府県・市町村史研究の基本レファレンスとしてはもちろん、歴史・地理・土木・建築・都市工学・災害対策など、幅広い分野での活用が可能。国絵図研究会の総力を結集して編集。図版約400点収録のオールカラー版。コラムや付録も充実。

▼目次
【総論篇】
1 江戸幕府による国絵図・日本総図編纂事業(小野寺淳・倉地克直)
2 織豊期の越後国郡絵図 越後国瀬波郡絵図・頸城郡絵図(阿部哲人)
3 江戸幕府撰国絵図の多様な地図仕立て(倉地克直・小野寺淳)
4 江戸幕府撰の日本総図 (川村博忠)
5 国絵図と日本図のはざま“寄絵図” 江戸初期の奥州図・九州図・四国図(小野寺淳・礒永和貴・平井松午)
6 六十余州図 関東を中心にして(白井哲哉)
7 国絵図記載の石高と郷帳(和泉清司)
8 道帳と国絵図(野積正吉)
9 国絵図と料紙(地主智彦)
10 国絵図の方位表記と凡例(兼岡真子)
11 国絵図の彩色 色の質感にみる江戸の美意識(降旗千賀子)
12 国絵図の測量と歪み(出田和久)
13 国絵図と城絵図(上島智史)
14 正保国絵図と元禄国絵図のはざま 寛文期の上野国絵図(干川明子)
15 国絵図作成のための領内図(渡辺理絵)
16 元禄国絵図改訂に関する絵図元の記録 仙台藩の場合(阿部俊夫)
17 毛利家文庫収蔵の防長両国絵図 「加文」要請前後における2様の元禄度国絵図(河村克典)
18 国境縁絵図と海際縁絵図 周防・長門両国を中心に(河村克典)
19 阿蘭陀流町見術と元禄日本図の描法(佐藤賢一)
20 享保日本図と望視方法(種田祐司)
21 天保国絵図改訂事業 弘前藩・盛岡藩を事例に(尾﨑久美子)
22 蝦夷地像の変遷と蝦夷図(米家志乃布)
23 「琉球国絵図」と「琉球国変地改目録」 悪鬼納から沖縄へ(金城善)
24 国絵図研究の歩みを俯瞰する 19世紀から21世紀へ(杉本史子)

【各論篇】
25 江戸幕府撰国絵図以前の国土図(藤田裕嗣)
26 大名家所蔵の国絵図 岡山大学池田家文庫(倉地克直)
27 八ヶ岳扇状地の開発と国境記載(礒永和貴) 
28 国絵図と山論 陸奥国の国境・郡境(阿部俊夫)
29 国絵図にみる街道と古城の表記 近世初期の阿波国絵図にみる領国支配(平井松午)
30 国絵図・日本総図にみる舟路(小野寺淳)
31 国絵図にみる災害 慶長豊後地震の被災地「かみの関」の比定(平井義人)
32 国絵図にみる信仰 特に寺社と霊山の描写について(小田匡保) 
33 国絵図に描かれた被差別「村」(小野田一幸)
34 正保度の領内図にみる植生表現 庄内地域の自然環境(渡辺理絵)
35 国絵図にみる「大坂川口新田」の開発 元禄・天保摂津国絵図の比較分析(小野田一幸)
36 絵図にみる海洋現象「鳴門の渦潮」 海の難所から名所へ(平井松午)
37 写される国絵図 手書き彩色常陸国絵図を事例に(石井智子)
38 刊行された国絵図(上杉和央)
39 国絵図と名所図会 河内国を事例に(山近博義)
40 「改正日本輿地路程全図」と国図(永山未沙希)
41 伊能忠敬と国絵図(紺野浩幸)
42 シーボルト本の手書き彩色国絵図(小野寺淳)
43 「針図」と「琉球国之図」 乾隆大御支配(元文検地)による測量事業(金城善)
44 実測国図・郡図の登場 伊能忠敬と地方測量への波及効果(鳴海邦匡・野積正吉・塚本章宏・平井松午)
45 幕末の絵図に描かれた因伯二国の台場 「因伯両国海岸調査絵図」と「御両国之図」(戸祭由美夫)
46 明治期における国絵図の利用 府県境、国界、郡界を中心に(喜多祐子)
47 明治の城絵図「陸軍省城絵図」(井口琢人)
48 絵図を活用した「地理総合」の授業提案 下総国絵図を事例に(岩間絹世)
49 国絵図の撮影(瀬戸祐介)
50 国絵図の展示(種田祐司)

コラム1 国絵図作成の費用(平井松午) 
コラム2 江戸幕府国絵図・日本総図関連年表(平井松午)
コラム3 飫肥藩領国絵図にみる寛文2年「日向灘地震」(長友禎治)
コラム4 寛文7年土佐浦々国絵図(渡部淳)
コラム5 国絵図のなかの世界遺産(上杉和央)
コラム6 国絵図調査のマナー(小野寺淳)
コラム7 森幸安と国絵図(上杉和央)
コラム8 沿海浅深絵図「淡州灘之図」(平井松午)
コラム9 国絵図研究会の歩みと活動(小野寺淳) 

【付録】
参考文献ならびに国絵図関連文献一覧
国絵図・古地図関連サイト一覧
国絵図関連新聞記事一覧

▼著者プロフィール
小野寺淳(おのでら あつし)
茨城大学教育学部教授。1955年8月、東京都文京区生まれ。筑波大学第一学群人文学類卒業、筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科単位取得満期退学、筑波大学地球科学系講師を経て、1995年4月より茨城大学教育学部助教授、1999年10月より教授。茨城大学図書館長(2010年4月~2014年3月)、歴史地理学会会長(2019年5月~)ほか。文学博士。専門分野は歴史地理学、地図史、文化地理学。

平井松午(ひらい しょうご)
徳島大学名誉教授・非常勤講師。1954年1月、北海道帯広市生まれ。
立命館大学文学部地理学科卒業。同大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得満期退学、1982年4月より徳島大学教養部講師・助教授、同大学総合科学部助教授を経て、1998年4月より教授、2019年3月退職。総合科学部長(2013年4月~2017年3月)。専門分野は歴史地理学・歴史GIS。

もっと見る

関連キーワード

キーワードの編集

読後レビュー

レビュー投稿はこちら

おすすめ商品

V-POINT 貯まる!使える!