ベストセラー『朗読者』を彷彿とさせるノンフィクション小説。1960年代の「アウシュヴィッツ裁判」で裁かれたナチス戦犯の中に父母を発見した女性主人公。崩壊する絶望の家庭と希望。 ▼著者プロフィール ...

自分にとって「灯台のような存在」と言い、「ユダヤ人が教会のそとにあるかぎり、じぶんはカトリック教徒にはならない」という言葉に「息もできないほど感動」した須賀。不滅の輝きを放つ名作。 ▼著者プロフィ...

2024年でデビュー35周年を迎えるバンド「人間椅子」。その人間椅子の多くの楽曲の作詞を担う和嶋慎治の自選詩集。 デビュー前から最新アルバム『色即是空』にいたる諸作品から選ばれた108編の詩と、自作解...

その日から10年が過ぎた。人類は激減し、通信、水道、電気、ガスなどのインフラは機能停止。都市は廃墟と化し、植物の楽園となった。生き残った者たちが知恵を寄せ合って作った小さなコミュニティには、さまざまな人...

その日。サンディエゴの検視官補と助手は、目の前の遺体が動き出すのを目撃し、国勢調査局の統計学者の元には、身元不明遺体に関する異状なデータが届き始める。ミズーリ州のトレーラー・ハウスに住む女子高校生は、外...

「砂の女」「箱男」などで人間の危うさを問い続けた作家、安部公房。没後30年を迎えてもなお、未完の絶筆文庫の発売（「飛ぶ男」）や、「箱男」の映画化など、現代でも読者をひきつける。 10月からは神奈川近代...

〈別役ワールド〉入門書！ 別役実 初期評論集の増補復刊！ 安部公房の戯曲「友達」を批評した「演劇における言語機能について」（『季刊評論』）を中軸にすえ、〈不条理劇〉を展開した劇作家の1970年前後の...

『愛と希望の街』から『御法度』まで、21作品を監督みずからが、非情なまでに存分に論評し批判する。 ▼目次 『日本の夜と霧』虐殺に抗議する 太陽の墓場 疑問に答える 明後日の作家への手紙 ...

吉田拓郎、南こうせつら数々のアーティストに詞を提供し、多くのヒット曲を世に送り出した放浪の作詞家・岡本おさみ。 70年代の旅で書きとめた「ことば」を紡ぎながら名曲の誕生秘話を綴った伝説のエッセイ「旅に...

【状態】S：目立つ傷みや汚れなし

惑星連邦の伝説的人物、その人生--- 宇宙艦隊きっての傑出した士官にして、最も高名なる惑星連邦市民ミスター・スポックが、これまでの人生を振り返る。 マイケル・バーナムとともにバルカンで送った少年...

【状態】B：傷みや汚れあり（長期保管による経年の汚れ等があります。中身のコンディションは良好です）

ウルフの多様な側面が浮かびあがる、エッセイ14篇＋短編2篇。 インフルエンザに罹ったときの心理、『源氏物語』の書評、父の思い出、伝記論、書評論…。新装で復刊。

〈私〉という旅人は、破壊の爪痕を徒歩でめぐり、荒涼とした風景に思索をよびさまされ、つぎつぎに連想の糸をたぐる。 ▼著者プロフィール W・G・ゼーバルト 著 1944年、ドイツ・アルゴイ地方ヴェ...

ニューヨークが育てた知性と感性、その代表作。 シオラン、ベルイマン、ゴダールの各論のほか、「アメリカで起こっていること」「ハノイへの旅」を含む完全版。瑞々しい新訳で現代に甦る。

これは長い一通の手紙であり、知的創造にかられ、なんらかの形で数学に関心をもつあなたに送られる。 グロタンディークは1983年の春、なにかの力に推されるようにして数学に「回帰」した。それは思いがけな...

『江戸川乱歩全集』は昭和三十六年十月十日〜昭和三十八年七月二十日発行の桃源社版全集全十八巻を、外函と外カバーを付して限定覆刻したものです。

探偵作家・渡辺啓助が昭和20年代・30年代に執筆された、著者としては初の子供向け作品集。 探偵小説のみではなく、冒険小説・怪奇小説・SFなど、渡辺啓助の多彩さも味わえる一冊。 ▼目次 探偵小説...

【永遠のアイドル・ひし美ゆり子 × 2024年生誕77周年（喜寿）記念企画】 ウルトラセブン・アンヌ隊員後の日常を、赤裸々に、正直に綴ったエッセイが、新たな装丁・造本、新規コンテンツを加えリニューアル...

日本を代表するグラフィックデザイナー・イラストレーター、そして映画監督としても活躍した和田誠。 その生涯を通して創造の泉であり、人生の友であった「映画」にまつわる、知った・描いた・語った・集めた・撮っ...