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著者 | ロジャー・ゼラズニイ |
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出版社 | サンリオ |
ジャンル | 文芸書 |
登録日 | 2002/04/08 |
リクエストNo. | 8945 |
リクエスト内容
三話からなる連作。ミステリとハードボイルドを足して割ったような、ゼラズニイらしいスタイリッシュなSFです。
すべての個人的記録がコンピュータで統一管理されている社会――だが、その男は自分のカードを火中に投じ、一切の記録を消して社会の外に存在していた。そのうえ中央データ・バンクに偽の情報を入れ、思い通りに多くの名をもつ男に生れ変っては、私設探偵情報局の仕事をしていた。「〈ルモコ〉前夜」では核爆弾で地震を誘発し、新しく火山島をつくる計画に対する妨害工作を、「クウェルクェッククータイルクェック」ではイルカによる殺人とダイヤの密輸を、そして76年度ヒューゴー、ネピュラ両賞に輝く「ハングマンの帰還」では、探険令令を拒否したあと音信不通となっていた宇宙探査ロボットが、自分を4人の異なったパターンで精神分裂症的に創った4人の設計者に徹底した憎悪を抱き、復讐によってカタルシスを得ようと帰還してくる事件を調査する。ハメットの名なしの探偵オプを思わせるハードボイルド・ミステリとSFを融合させた緊迫の連作長篇。
投票コメント
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読後レビュー
NEWS
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2002/04/08
『わが名はレジオン』(ロジャー・ゼラズニイ)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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asao