43 票
著者 | 辻邦生 |
---|---|
出版社 | 中央公論社 (中公文庫) |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784122018761 |
登録日 | 2001/12/18 |
リクエストNo. | 6965 |
リクエスト内容
沢山の短編が集まって一枚のタペストリーを織り成す壮大な小説.
一人の人間の人生が,決して単線の物語ではないように
ひとつひとつの出来事が多角的に描かれます.
懸命な一人一人の人間がこの世界を構成していること,
それぞれの立場があること,
誰もが脇役ではないこと.
投票コメント
全43件
-
辻邦生のみずみずしく豊穣な物語世界に浸ることは、社会の中で束の間の慰藉になるような、それは稀有な体験です。作品に触れることで、どこまでもわたしたちに生きることを肯定してくれるのです。だからこそ、現在もなお読まれる必要があります。近年重要な代表作は復刊されていますが、この作品は古本でない限り読むことができません。全8巻という大冊ではありますが、しかし今こそ辻邦生の小説にはアクチュアリティが詰まっているように思えてなりません。復刊を希望します。 (2023/07/07)GOOD!1
-
辻邦生最大の功績であるこのシリーズの復刊を強く望みます。GOOD!1
日本の文学史に残るべき珠玉の大長編小説。
もっと若い方にも読まれるべきです。 (2017/12/16) -
精密なモザイクのように各短編が関連し合っているので、全部を一度に入手して読み直したい。刊行されたときは、数ヶ月ずつ間が空いてしまったので、短編同士の関連を読み直すのが大変でした。今度は是非一気に読みたい。 (2016/02/07)GOOD!1
-
あの青い箱に白い表紙の単行本は、本の持つ魅力を総合的に表していたと思います。あのようにシンプルで美しい本に最近は出会いません。辻邦生という作家の作品を知ったのが、もう亡くなられた後だったので、古書店で一部しか購入できませんでした。この作品は、最初から読むのはもちろん、どこから読んでも、本当に芸術的な織物のように素晴らしいので、復刊していただければ、ファンが増えると思います。 (2007/11/27)GOOD!1
-
初期発行のハードカバー版を古本屋で1~3巻まで見つけ読んだところ、凝ったストーリー展開と主人公の心理、情景の繊細な描写がとてもおもしろく続きが読みたくなり探していました。ところが残り4~8巻が全然見つけられずにいます。本当はハードカバー版を揃えたいところですが、とりあえずストーリーの続きを読みたいので復刊する事を望みます。 (2004/05/16)GOOD!1
読後レビュー
NEWS
-
2001/12/18
『ある生涯の七つの場所 全8巻 (文庫では全7巻)』(辻邦生)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
さー