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オフ・センター 日米摩擦の権力・文化構造

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著者 ミヨシ・マサオ
出版社 平凡社
ジャンル 文芸書
ISBNコード 9784582740134
登録日 2007/06/05
リクエストNo. 38762

リクエスト内容

マサオ・ミヨシ、吉本光宏『抵抗の場所へ――あらゆる境界を越えるために マサオ・ミヨシ自らを語る』(洛北出版、2007)での言及や抜粋を読み、興味を持ったが、新刊書店内市場、古書市場の両方から散逸。

著者マサオ・ミヨシは、アメリカの研究大学で英文学を教えた最初の日本人でもあり(もちろん事柄が事柄なので正確には当人も「初だっただろうと思う」と言っている)、ハリー・ハルトゥーニアンエドワード・サイード、、酒井直樹らとともに『批評空間』編集顧問に参加していた国外の文学研究者・批評家。邦訳されているのは、主著では『我ら見しままに――万延元年遣米使節の旅路』と本書があり、9本の論文やエッセーがある。

未読の印象では、1950年代にアメリカに留学し、その後アメリカの研究大学で教鞭をとった日本人の文学研究者による日本論、日本の言説空間をめぐる論でもあるようです。生年や移住時期は異なるが、幼くしてアメリカで住み、イェール大学のポール・ド・マンに師事した水村美苗の『私小説 from left to right』の記述にも関連する面白さがあるのではないか、と思っています。

●本書の目次は以下の通り
日本語版への序文
序章
第1部 いくつもの見方
第1章 土着民(ネイティヴ)の意に反して:日本の小説と「ポストモダン」の西洋
第2章 「大分割」再び:ノベルの問題機構
第3章 世界におけるバッシャーとバッシング
第2部 作家たち
第4章 誰が決定するのか、誰が語るのか:戦後日本における主体性と西洋
第5章 「西」の誘惑:谷崎潤一郎
第6章 歴史を踏み越える:三島由紀夫
第3部 いくつもの問題
第7章 合意を越えて:天皇とクリスマス
第8章 大きくなる声:日本の女性と女性作家
第9章 座談会と会議:言説の形態
エピローグ
注/謝辞/訳者あとがき/索引

*なお、吉本は『抵抗の場へ』のインタヴューで、主旨に即すならば本書の副題は「日米摩擦」ではなく、「日本とアメリカの力学と文化の関係」とした方が誤解が少ないのではないか、と指摘している。

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投票コメント

全3件

  • 以前読んで感銘を受けた記憶がある。もう一度読みたいです。 (2010/04/19)
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  • 私もインタビュー集『抵抗の場所へ』で興味をもちました。ぜひ読んでみたい。 (2007/12/24)
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  • マサオ・ミヨシ、吉本光宏『抵抗の場所へ――あらゆる境界を越えるために マサオ・ミヨシ自らを語る』(洛北出版、2007)での言及や抜粋を読み、興味を持ったが、新刊書店内市場、古書市場の両方から散逸。 (2007/06/05)
    GOOD!0

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NEWS

  • 2007/06/05
    『オフ・センター 日米摩擦の権力・文化構造』(ミヨシ・マサオ)の復刊リクエスト受付を開始しました。

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