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著者 | アンリ・レオン・ルベーグ 著 / 柴垣和三雄 訳 |
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出版社 | みすず書房 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784622025375 9784622085904 |
登録日 | 2007/01/06 |
リクエストNo. | 37380 |
リクエスト内容
判型:A5 発行年月:1976年
価格:2,730円(税込) (後、価格:3,150円に値上げしたもよう。)
数学の本です。リーマン積分不可能な関数でも
積分できるという、ルベーグ積分を構築した人の書いた本です。
数、量、測るということの基礎から、理論的な
展開まで、ルベーグが数学教師としても第一級の評価を
得ていることがよくわかる本です。
例えば、「数学は経験的な学問である。論理的というわけではない。ただ、他の学問より、あいまいな部分が少ないというだけである。」
などです。とても率直に、現実的に書いてあります。
これって大学数学で躓く多くの学生の助けになると思います。
「数とは何か?」その永遠のなぞに対していろいろ理屈を
述べるのではなく、子供がお菓子を分けることを例にとり、「経験的」と断定しています。
日本の数学者がどうしてこのような「分かりやすい、現実的な」
発言ができないのか不思議でなりません。
ただ、公理系から出発するということを否定しているのではなく、
公理は経験的なもの、と思えば、数学の世界がより広く見えるようになり、
面白くなると思います。
投票コメント
全11件
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図書館で借りて読みましたが、随所に感動的な言葉がGOOD!1
出てきます。
大学の数学科に入学したら、2年生になったぐらいには、
是非読んでいただきたい本です。
数学科でなくても、解析学に興味を持つ全ての人に勧めたい本です。
また、現代の社会科学系では測度論の必要となる学問は多いですから、
商、経、社などの院に進んだ人にもお勧めです。 (2007/01/06) -
読んでみたい。 (2011/05/18)GOOD!0
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この本は復刊してください。 (2011/02/14)GOOD!0
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ルベーグ自信の本は読んでおきたい (2011/01/29)GOOD!0
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歴史的な著作。復刊してください。 (2011/01/26)GOOD!0
読後レビュー
タイトル | 価格 | サイト |
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量の測度 新装版 | 4,180円 | アマゾン |
NEWS
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2016/10/27
『量の測度 新装版』復刊決定! -
2011/01/26
『量の測度』が10票に到達しました。 -
2007/01/06
『量の測度』(アンリ・レオン・ルベーグ 著 / 柴垣和三雄 訳)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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