6 票
著者 | 池波正太郎 |
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出版社 | 平凡社 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784582810080 |
登録日 | 2006/07/15 |
リクエストNo. | 34573 |
リクエスト内容
東面の海と、清らかな水をたたえたいくつもの河川があり、富士・筑波をはじめ、本郷や日暮里の台地にのぼれば、信濃の浅間山まで見えた。広重の浮世絵に描かれ、音曲にうたわれた江戸の美しさをもとめて、古地図を手にして現代の東京を歩むとき、おもいがけぬ場所に江戸を垣間見ることができる。かすかに、まだ、「江戸」がのこっているのだ。
時代小説家、池波正太郎氏が、江戸の古地図と今日の東京を照合し、現代においてもかすかに見られる江戸の風俗の名残を拾い上げ、その魅力を語る。貴重な江戸時代の古地図を収載、カラー写真は富山治夫氏、挿絵は池波氏とは縁が深い中一弥氏が担当している。江戸情緒の香りが漂う一冊。平凡社カラー新書8として1975年出版。144頁、定価は550円。
現在はコロナ・ブックスとして、本書の続篇「山手懐旧」との合本で出版されているが、テキスト・写真・挿絵が割愛されており、貧弱な体裁となっているのが惜しまれる。元の版での復刊を願う。
登録者の評価★★★★★★★★★★
【目次】
◇カラー版8頁:江戸を見つけた
■いまはむかし、江戸と江戸びと(池波正太郎)
台地と葦原に町ができた 古地図がかもす江戸の香り 江戸びとのくらし
◇カラー版16頁:江戸をたどる・大川~江戸びとのふるさと
■江戸古地図散歩1(池波正太郎)
大川の水 大川の渡し 町の姿 よかちょろ
◇カラー版24頁:名残りの江戸~町・店・家
■江戸古地図散歩2
深川の木の香 江戸前 佃の白魚 芝居と廓 江戸はふるさと
◇カラー版16頁:江戸かたぎ~遊ぶ・祭り・働く
■江戸・町と暮し案内
投票コメント
全6件
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今、様々なテレビ番組などで旅番組や歩いて人と触れ合う番組を見ることが今、自分の中でブームになっている。そのため、著者の池波正太郎氏自身が、どのような思いで江戸の町を思って書いたのか知りたいと思いました。 (2018/08/09)GOOD!1
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街の歴史的な痕跡をめぐることが好きなので、江戸の古地図が収載されている本書に興味があります。元の版での復刊を希望します。 (2021/01/27)GOOD!0
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池波正太郎さんの江戸への思いをもっと知りたい (2012/01/27)GOOD!0
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江戸庶民を文化に興味があるため (2008/09/05)GOOD!0
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池波正太郎氏の監修そのままで見てみたいので、一票入れます。 (2007/07/09)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2006/07/15
『江戸古地図散歩 回想の下町』(池波正太郎)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
バイアラン