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触ることから始めよう

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得票数 13

著者 佐藤忠良
出版社 講談社
ジャンル 専門書
ISBNコード 9784062068390
登録日 2005/11/26
リクエストNo. 31624

リクエスト内容

現在も現役で活躍し、日本を代表する彫刻家佐藤忠良(1912~)氏が著した教育書。
「日本人が始めて日本人を象った」と称される頭像、清楚で現代的な女性像、「小児科開業」と彫刻仲間からも評される子供像など、身近な人々、一井の人々をテーマにした彫刻作品を、そのやさしくも鋭い眼差しでとらえ、コツコツと造り続けている。また、美術教科書の企画や、「おおきなかぶ」をはじめとする絵本の作画、挿絵でも知られる。
半世紀以上におよぶ長い彫刻制作の体験をもとに、現在の子供たちを取りまく教育のあり方を問った名著です。

人間は生まれたとき触覚によりはじめて世界を知るのですから、どのような人生も「触ることから始まる」のです。この触覚という感覚が現代人は衰えてきたところから、いま子供たちが直面しているさまざまな問題につながってきているように思えるのです。――「あとがき」より

著者紹介
1912年宮城県生まれ。1932年上京、川端画学校に通う。1939年東京美術学校(現東京芸術大学)彫刻科卒業。新制作派協会彫刻部創立に参加。1944年召集。満州に配属となり、終戦後1948年までシベリアに抑留される。1960年第3回高村光太郎賞受賞。1966年東京造形大学教授となる。1974年第15回毎日芸術賞、昭和48年度芸術選奨文部大臣賞受賞。1975年第6回中原悌二郎賞受賞。1981年フランス国立ロダン美術館で個展を開催。フランス・アカデミー・デ・ボザール客員会員となる。1984年ローマ・アカデミア・ディ・サンルカ会員となる。1986年東京造形大学名誉教授となる。1989年朝日賞受賞。1990年宮城県美術館に佐藤忠良記念館が開館。
●主な著書
『自選素描集 旅の走り描き』現代美術社1980年/『対談 彫刻家の眼』舟越保武と共著講談社1983年/『佐藤忠良のクロッキー入門』求龍堂1983年/『子どもの美術館』安野光雅と共著現代美術社1985年/『つぶれた帽子』日本経済新聞社1988年/作品集『佐藤忠良』講談社1989年

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投票コメント

全12件

  • 画塾で子どもたちに図画工作を教えているものです。多くの親(子も)は完成させることを目的としているのです。大人の価値観で評価して、子どもの創作活動に優劣を付けたがる。学校も同様に全員の達成を、その課題の目的とする。 
    著者の「意気揚々と入学してきた芸大生に、まずは弟子のごとく土をこねる作業をさせる」くだりに、思わず拍手喝采!
    私の生徒のなかには制作中に「次は何をやるの?」間髪いれずに「自分で考えなさい!考えたらやってみなさい!」こんな子がひとりでもなくなることを願う。 (2014/08/16)
    GOOD!2
  • 先日、世田谷美術館で開催された、佐藤忠良展に行きました。そこに人が息づいているような彫刻の素晴らしさもさることながら、ギャラリーの各所に掲示された忠良さんの言葉に本当に感銘を受けました。デッサンや自然、表現、美術教育。それらの言葉は、端くれながら同じ美術を目指す私にはぐさりぐさりと刺さるようなものばかりでした。

    そのうち宮城県の美術館も訪れようと思っていた矢先に東北の地震、そして不安や恐れが続く中、忠良さんがお亡くなりになったことを知りました。今、必要なのは忠良さんのように対象とまっすぐに向き合う強さではないかと思います。ぜひ、復刊をお願いいたします。 (2011/03/31)
    GOOD!1
  • 初めて手に取ったとき、なんと、強く、思いやりのこもった、読み易い文章だろうと思った。今は手元にないが、自分に子供が出来、もう一度読み返してみたいと思い、復刊を希望。
    彫刻だけではなく、多くの人がその名前を知らずとも読んだであろう「おおきなかぶ」をはじめとする、絵本原画や児童文学の挿絵を手がける氏は、子供にとって何よりも必要なことは「本物に触れること」という。「ゆとりの教育」などと言って授業の統制さえもが出来なることが問題としてニュースに流れてくるような現代の教育現場に、親だけでなく、社会を構成するすべての人々が、ここに書かれた当たり前ではあるが、なかなか認識できない事柄を、長い経験から導かれた文章により、学び、又、再確認させてくれる。

    今年生誕100年を迎え中央公論社より再々発刊された、本郷新「彫刻の美」もしかり、現代彫刻の先駆けであるこの年代の作家たちはなんとも、奢らず、解り易く、物事のエッセンスをとらえた文章を書くのだろうと、感心するばかり。生半可な教育学者や評論家の文章を読むよりも的を得ている。 (2005/11/26)
    GOOD!1
  • この素晴らしい一冊を多くの人に知ってもらいたい。 (2016/07/07)
    GOOD!0
  • 仙台の美術館で、佐藤氏の子ども、特に東北の少女の顔を見て感動しました。氏の子どもたちへの思いを是非、読んでみたいと思います。 (2013/11/14)
    GOOD!0

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読後レビュー

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NEWS

  • 2013/11/10
    『触ることから始めよう』が10票に到達しました。

  • 2005/11/26
    『触ることから始めよう』(佐藤忠良)の復刊リクエスト受付を開始しました。

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