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模型航空機の基礎




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得票数 8

著者 木村秀政
出版社 東京日日新聞社・大阪毎日新聞社
ジャンル 専門書
登録日 2005/08/28
リクエストNo. 30503

リクエスト内容

かのYS-11の生みの親である日本航空機界の偉人、東京帝国大学(現東大)航空研究所所長の木村秀政氏による、航空力学の見地から模型飛行機の設計について詳細に解説した古典的名著です。昭和16年出版。日本紙飛行機協会会長の二宮康明さんも本書をバイブルとされているそうです。
オーナー評価★★★★★★★★☆☆

著者の序文
模型航空機は、形こそあんなに小さいが、飛ぶ原理に於ては、實物と何等の違ひはない。従つて模型航空機の基礎は、まづ、飛ぶ原理を十分に理解するところに築かれる。この基礎がなくて作つても、決して性能のよいものは出來ないし、また、さうして無暗に作つてみたところで、興味の湧く筈がない。
飛ぶ原理が十分に解つてくると、模型航空機の飛び方のちよつとした現象にも、一つ一つ興味を感ずるやうになる。折角作つた模型がうまく飛ばなくても、その原因をつきとめて、つひには癖を直すことも出來る。
このやうなところに興味を感じ始めると、模型航空機に對する愛着は次第に根強いものとなり、模型を愛することが、知らず知らずのうちに「科學する心」を培ふことになると思ふ。
最近漸く勃興の機運にある我國模型飛行界の進路を、このやうな方向に向けたいといふ願ひから、飛行の原理を、特に模型觀點から、ごく平易に書いたのが本書である。筆者の拙い文章にも拘らず、本書が、少しでもその使命を果してくれるやうに、祈ってやまない。(原文のまま)

【目次】
第1章 模型航空機の分類と定義
航空機の分類 模型飛行機各部の名称 種々の分類 所要目の定義

第2章 模型航空機は何故飛ぶか
揚力 抗力 揚抗比 揚力及び抗力の計算式 水平飛行の力の釣合 上昇飛行 滑空飛行 模型航空機の風洞実験結果と性能実験実例

第3章 釣合と安定
運動の分解 縦の釣合 主翼の取付位置と重心位置との関係 主翼固定の場合の調整法 縦釣合に対するプロペラの影響 縦の安定 水平尾翼面積の決定法 横の釣合 方向の釣合 横安定 方向の安定

第4章 プロペラとゴム動力
プロペラの働きと翼の働き プロペラの捩れている理由 ピッチの意義 ピッチ・直径比と進行率との関係 推力とトルクの計算式 動力ゴムの実用最大巻き数 ゴム動力のトルク ゴム動力の設計方針 馬力の概念

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投票コメント

全8件

  • 小学生のときに「飛行少年」という雑誌でこの種の記事を見ながら模型を作っていた。戦時中で模型用の資材も極めて少なく、その上に「翼面荷重」とか「対地効果」とか難しい言葉が多い文章を見ながら勉強そっちのけで夜更かしして製作にいそしんだ。今は技術の水準も機材も格段に進歩しているが、昔の水準で今製作したらどうなるか確かめてみたい。 (2007/11/05)
    GOOD!1
  • ペーパーグライダーの設計をするためにぜひ読みたい。
    二宮康明先生も読まれているということ知ったら、手
    に入れない訳にはいかない。 (2012/02/13)
    GOOD!0
  • 偉大なる木村先生の著書を拝読したいと思います。 (2009/03/25)
    GOOD!0
  • 子供の頃、模型飛行機が大好きでした。今でも憧れがあり、是非読んでみたいです。 (2008/10/21)
    GOOD!0
  • 是非おねがいします。ゴム動力とトルク、推力と揚力のあたりの理論的な説明が期待されます (2008/03/17)
    GOOD!0

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読後レビュー

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NEWS

  • 2005/08/28
    『模型航空機の基礎』(木村秀政)の復刊リクエスト受付を開始しました。

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