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著者 | 細川護貞 |
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出版社 | 中央公論新社 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784122020832 |
登録日 | 2004/08/31 |
リクエストNo. | 25731 |
リクエスト内容
室町末期、将軍の側近に侍して活躍、つづいて織田信長、豊臣秀吉に従い、多くの戦功をたてた細川幽斎は、和歌、連歌の道を極め、あらゆる学術芸能に通暁した当時屈指の文化人でもあった。その波瀾に富む生涯を、細川家十七代当主である著者が、家伝の史料を用い、克明に辿る。
初版は求龍堂より1972年出版、1994年に中央公論新社より文庫化。
登録者の評価★★★★★★★☆☆☆
【目次】
■出生
出生 少年時代 将軍義輝と上杉景虎
■将軍足利義昭とともに
藤孝と信長 藤孝の深謀 松井康之 藤孝足下を固める 将軍義昭と信長 細川家の紋章
■将軍との不和
不和の発端 相次ぐ戦闘 米田家のこと 元亀二年忙中閑 上野清信との確執 戦の明け暮れ 古今伝授 信長、将軍を諌む 藤孝の去就と長岡の領地
■幽斎と信長
忠興、明智玉と婚約 萱振の戦闘 長篠合戦 安土城の普請 一揆の掃討 藤孝、忠興父子の出陣 下津権内の武勇 信長自筆の書状
■丹波・丹後攻め
丹波攻め 安土城の茶会 小早川、宇喜多との対陣 有吉立行と七段の松 一色征伐 丹後の所領 禁裡の馬揃え 松井康之の船戦
■本能寺の変
信長、武田を討つ 本能寺の変 秀吉の誓書
■秀吉天下をとる
天正十一年春 島津義久と幽斎 門司の関 有梅有佳色 定家自筆の伊勢物語 島津歳久入道晴蓑 芳野山の花見 薩州検地
■和歌の日々
明使来朝 太閤薨ず 古今伝授 忠興の起請文 能の番付
■田辺篭城
忠興夫人玉の生害 田辺篭城 井門亀右衛門重行 開城 忠興、小野木を討つ
■幽斎の死
豊前国拝領 和歌の会 幽斎の死 遺物 泰勝寺
■幽斎の歌集
■付録:九州道の記 東国陣道記 細川家系図 年譜
投票コメント
全4件
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私は政治のこととかはよくわかりませんが、近衛内閣にはずっと関心があり、特に近衛親子の和平工作実現に向けて行動を起こした際、細川家もそばでずっと和平実現に向けて尽力してくれました。近衛首相の秘書官を務めていた細川護貞さんのことも、私個人的に今の首相や政治にはまったく感じない魅力や関心を持ち、いろいろとネットで検索しているうちに、こちらにたどり着き、GOOD!1
「細川幽斎」のことも知りました。
歴史や社会が不得意な自分ですが、細川家などのことにはすごく興味があります。
細川護貞さんのことをもっといろんな面から知る上で、著作ほど良いものはないでしょう。
是非、読んでみたい一冊です。 (2005/10/05) -
戦乱の世を文武両道で駆け抜けた細川藤孝を知るには最適な本(少し難しいですが)と思ったから復刊を望みます。 (2020/10/10)GOOD!0
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読みたい。 (2005/12/04)GOOD!0
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歴史文学としての氏の代表作ではないでしょうか。 (2004/08/31)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2004/08/31
『細川幽斎』(細川護貞)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
陽