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著者 | チャールズ・G・フィニー(中西秀男訳) |
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出版社 | 創樹社 サンリオ 筑摩書房 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784480023445 |
登録日 | 2003/09/28 |
リクエストNo. | 19769 |
リクエスト内容
サンリオSF文庫版 1979年11月30日初版発行 210頁 定価320円
裏表紙から「ある日、アリゾナの小さな町にサーカスがやってきた。といっても火の輪をくぐる虎とか、玉乗りする象、カード占いをするロバといった一行ではない。金属の細い角を生やしたユニコーン、髪は蛇でその目を見たものを石にしてしまうメデューサ、狼に姿を変える人狼、尾はドラゴン、頭は獅子、鷲の羽根をはばたかせながら口から火を吹くキマイラ、灰色のトグロを巻く海蛇、巨鳥ロックの卵、両性具有のスフィンクス、人魚、魔術師アポロニウスといった神話にしか登場しない怪物ども総勢11000を連れて得体の知れない人物ラーオ博士がやってきた。おまけに牧神とニンフのシロクロを演じるビープ・ショーもあるという。さあ、町の人々は半信半疑でやって来たが…
不吉なユーモアと暴力的な詩情、もっともらしいものを蹂躙し、猥せつをさり気なくご開帳に及ぶファンタジーの名作。会心の改訳版。」
ちくま文庫 1989年9月26日初版発行 215頁 定価410円
裏表紙から「世界にこれほど風変わりな小説はあるだろうか。評者はいう、「この小説は滑稽で、ときにわいせつで、読者をかつぐようなところもあるが、要するに、われわれは想像力不足のために人生の現実と人類の過去とを知らずに生きているという事実へのコメントなのだ…」。蛇の髪のメデューサ、火を吹くキマイラ、両性具有のスフィンクスといった怪物とともにくりひろげられる、得体の知れない人物ラーオ博士のサーカス。毒性強烈なユーモアと暴力的な詩情を秘めて、読者をひき込まずにはおかないファンタジーの名作」
投票コメント
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類書のないワン&オンリー的ファンタジー。万華鏡のように読む者の感受性のレベルに合わせて多様な顔を見せる「不思議な物語」。復刊できるなら、イメージの固着しない、挿絵のないサンリオ・バージョンの方が自由に想像できる点で優れていると思われる。もしくはずば抜けて優れた絵師の手になる挿絵つきを希望します。 (2003/09/28)GOOD!1
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読んでみたい。 (2014/12/17)GOOD!0
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図書館で読みました。GOOD!0
とんでもない見世物の数々。怪しすぎる来訪者たち。
ぜひとも復刻してほしい本です。 (2007/01/17) -
SOMEWHERE IN TIME という映画で G.フィニーを知りました。GOOD!0
読んでみたいです。 (2005/09/05) -
できれば映画も併せて。 (2005/03/23)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2003/09/28
『ラーオ博士のサーカス』(チャールズ・G・フィニー(中西秀男訳))の復刊リクエスト受付を開始しました。
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ニャンチ